王宮の一覧とは? わかりやすく解説

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王宮の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/25 10:24 UTC 版)

王宮の一覧(おうきゅうのいちらん)は、君主の居城・拠点である宮殿をまとめたものである。

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アジア

アジアは群雄割拠による動乱の歴史である。日本インド中国の各時代各地域の指導者が自らを「王」と名乗り、独自兵力を率い、自らの領地に拠点を置き、主流であった指導者を排して自らが主流となる下剋上が行われた。[要出典]

そのため、王宮に該当する建物は数多く存在する。この項目においては主流となった勢力の建物だけを扱う。

  • 禹王城中国語版 - 中国最古の王朝の初代であるが住んでいたことから名づけられた。
  • 偃師商城遺跡 - 殷(商)代の城。洛陽市の遺跡
  • 鄭州商城遺跡中国語版- 殷(商)代の城。鄭州市の遺跡で、商の政権安定後初の都「亳都(ハクト)」の遺跡とされる
  • 洹北商城遺跡中国語版 - 殷代(商代)の城。河南省安陽市殷墟で発掘された。
  • 豊京と鎬京中国語版 - 周の都城。長安近郊にあたる。後に洛陽へ遷都。
  • 阿房宮 - 秦の始皇帝が建てた宮殿(長安)。
  • 甘泉宮 - 始皇帝が造営し、漢の武帝が増築した離宮。現在[いつ?]は、甘泉宮遺址
  • 長楽宮 - 前漢の皇帝の宮殿
  • 未央宮 - 前漢の皇帝の宮殿。中国史上最大規模の城で紫禁城の6.7倍の敷地を持つ[1]
  • 漢魏洛陽城中国語版 - 洛陽の宮殿、南宮(zh:南宮 (東漢))と北宮(zh:北宮 (東漢))がある。ともに漢王朝の王宮、住居は北宮で、南宮は議会などの施設とされた。南宮は魏に廃れ、北宮は北魏の滅亡まで使用された
  • 台城 (建康宮城)中国語版 - 建業(後に建康、現在の南京)にあった六朝時代の宮殿跡
  • 太極宮 - 隋・唐
  • 大明宮 - 唐の皇帝の宮殿で政治の中心地。現在[いつ?]は、大明宮遺跡公園
  • 華清宮 - 唐の皇帝の離宮。現在の西安市近郊
  • 東京大内皇宮 - 北宋
  • 臨安大内禁宮 - 南宋
  • 中南海 - 金から清にかけて離宮として使用された。現在、中華人民共和国政府中国共産党の本部
  • 北海公園 - 元の初代皇帝クビライの宮廷庭園
  • 明故宮 - 明の宮殿
  • 南京城 - 明の首都南京に建てられた城
  • 紫禁城(故宮) - 明・清の皇宮
  • 瀋陽故宮 - 清の離宮。盛京皇宮とも呼ばれる。
  • 円明園 - 清の離宮
  • 太平天国天王府 - 南京を首都とした天王洪秀全の宮殿
有力人物の居所
  • ポタラ宮 - チベット仏教の指導者ダライ・ラマの宮殿

王宮をクラトン英語版 (ジャワ語: ꦏꦿꦠꦺꦴꦤ꧀もしくはꦏꦼꦫꦠꦺꦴꦤ꧀)と呼ぶ。

バリ島
  • ティルタ・ガンガ
  • スマラプラ宮殿
  • ウブド王宮
  • ウジュン ウォーターパレス
  • タンパクシリン宮殿

天皇が一時的な外出を行う行楽や政変時には、行宮に住むこともあった。古代の宮は、柱が腐りやすい、火事など、一代で数回遷り住むこともあった。遣隋使などによって中国の文化が入ると本格的な都城を整備するようになっていった[2]

離宮など
天皇以外の政権中枢人物の居所
  • ラガダン宮殿
  • イスタナ・ネガラ (クアラルンプール)英語版 - マレーシアの国王の旧住居。2011年に閉鎖、2013年に旧王宮という名で王立博物館に改装
  • イスタナ・ネガラ (ジャランドゥタ)英語版 - 2011年からマレーシアの国王の住居となった。
  • Istana、Arau
  • Istana、Kota Bharu
  • Istana Abu Bakar、Pekan
  • Istana Alam Shah、Klang
  • Istana Anak Bukit
  • Istana Besar、Johor Bahru
  • Istana Besar Seri Menanti、Seri Menanti
  • Istana Iskandariah、Kuala Kangsar
  • Istana Maziah、Kuala Terengganu
  • Tumen Amgalan Ord(中国語:萬安宮、日本語:万安宮)- モンゴル帝国の第2代皇帝オゴデイが首都カラコルムに建てた宮殿。第5代皇帝クビライになると大都(現在[いつ?]の北京)に遷都した。
  • アラム王宮
  • ラホール城 - 現地では「王の要塞」と呼ばれる。ムガル帝国の首都であった城塞都市ラホールに建てられた。ムガル帝国を打破したシク王国の王宮としても使われた。
  • カセル・アル・バーシャ英語版 - 13世紀半ばに建てられたガザ旧市街にある城。1階部分はマムルーク朝第5代スルターンのバイバルスの居城として建てられた。オスマン帝国時代に2階部分が増築され、パシャ(高官・貴族)のレッドワン一族の居城となったことから、レッドワン城とも呼ばれる。またナポレオンがエジプトなどの遠征の際に短期宿泊したことから、ナポレオンの要塞とも呼ばれる。
  • Royal Palace of Mari
  • Royal Palace of Ugarit
  • 皇宮(Imperial City)、フエ

アフリカ

  • クレオパトラの宮殿 - アレキサンドリア港の沖、アンティロドス島英語版にあったが、地震により島ごと水没した。
  • アブディーン宮殿英語版 - 1874年、副王イスマーイール・パシャによって建てられた。現在[いつ?]は、エジプト大統領
  • サラーフッディーン城 (カイロ)英語版 - 12世紀に建てられた要塞で、アブディーン宮殿完成まで政治の中心地であった。単にシタデル(要塞)とも
  • ジュビリー宮殿英語版 - 1960年のクーデター時に使用された。エチオピア大統領官邸。
  • メネリク宮殿英語版 - 皇帝の宮殿。エチオピア首相官邸
  • Royal Palace、Lesotho
  • Olowo's Palace、Owo
  • SulTZA's Palace, Zanzibar
  • バルド宮殿 - 現在[いつ?]博物館

南北アメリカ

第二次世界大戦中、イギリス中部まで侵攻された場合、王族はリバプールからカナダに逃れ事前購入したハトレー城英語版に逃避する計画だった。

ナワトル語で宮殿は Tecpan と呼び、石(tetl)と旗(pantli)から来ている。tecpancalli は、宮殿+家である。

マヤ文明
アステカ時代
近代
  • Hatunrumiyoc Palace - インカ時代。現在[いつ?]石垣スペイン語版が残る程度である。

オセアニア

  • イオラニ宮殿 - ハワイ州、オアフ島。
  • フリヘエ宮殿 - ハワイ州、ハワイ島。
  • ハーナイ・アカマラマ英語版 - ハワイ州、オアフ島。王妃エマの夏の離宮。
  • アリイオラニ・ハレ英語版 - ハワイ州、オアフ島。ハワイ州最高裁判所。

ヨーロッパ

王族が王権神授説によって宗教的に保護され、王族同士が血縁を結び安定して血族の王位継承を行ってきた。[要出典]

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ウィーン シェーンブルン宮殿 ハプスブルク家の夏の離宮 [1]
ホーフブルク宮殿 1918年までハプスブルク家の政治中枢、冬の皇居であった。共和制移行後は、オーストリア大統領府、美術館、コンベンション・センター [2]
ベルヴェデーレ宮殿 オイゲン・フォン・ザヴォイエンの私宮であったが、その後、皇后マリア・テレジアの居所となった。
ヘルメスヴィラ 皇后エリーザベトの私宮 [3]
ツィスライタニエン ホーフブルク宮殿 チロル州。1918年まではチロル伯とハプスブルク家の住居であった。1848年革命時にウィーンから避難したハプスブルク家によって臨時の政治中枢として利用された。共和制移行後は、美術館 [4]
カイザーヴィラ ザルツカンマーグートフランツ・ヨーゼフ1世の秘密の隠れ家、狩猟用ロッジ
ラクセンブルク宮殿 ニーダーエスターライヒ州。シェーンブルン宮殿と共にハプスブルク家の夏の邸宅 [5]
City Photo Residence Function Link
ブリュッセル ブリュッセル王宮 ベルギー王フィリップの公宮 アーカイブ 2004年9月10日 - ウェイバックマシン
ラーケン王宮 ベルギー王フィリップの私宮
ラーケン王宮温室 公式訪問、レセプション会場 アーカイブ 2004年9月10日 - ウェイバックマシン
ベルヴデール城フランス語版 第6代ベルギー王アルベール2世の私宮
スタイフェンベルク宮殿 王女アストリッドの私宮
シエルニョン

シエルニョン城 夏の離宮
ヴィレ=シュル=レス Château du Villers-sur-Lesse 夏の離宮

 ブルガリア

  • Royal Palace(現在はブルガリア国立美術館英語版
  • エフクシヌグラート英語版

 チェコ

 エストニア

  • 旧王宮(Παλαιά Ανάκτορα)- 1843年、アテネに王宮として建てられた新古典主義の建物。1929年以降は国会議事堂となっている。
  • New Royal Palace - 1897年に建てられ王太子の居所とされていた。1974年以降は大統領官邸英語版
  • Royal Mansion of Psychiko, only Crown Prince Paul and Crown Princess Frederica residence, today private property, Athens
  • Tatoi Palace, or the "Royal Palace of Dekeleia" was the summer estate of the former Greek royal family, Athens
  • Queen's Tower, former royal estate held only by Queen Amalia, now private property, Athens
  • Palace of St. Michael and St. George originally the house of the British Lord High Commissioner of the Ionian Islands, now the seat of the Sino-Japanese Museum, Corfu
  • Mon Repos, a summer residence of the former Greek royal family. It is now an archaeological museum. Corfu
  • Achilleion, Royal Palace of the Empress Elizabeth of Austria, never held by the Greek Royal Family, Corfu
  • Palace of the Grand Master of the Knights of Rhodes, medieval palace renovated during Italian Occupation to constitute the summer estate of the King of Italy, never held by the Greek Royal Family
  • Thessaloniki Government House, a royal mansion in Salonica situated in the suburb of Kalamaria

 ハンガリー

アイルランド

カゼルタ宮殿

リヒテンシュタイン

 リトアニア

  • Royal Palace of Lithuania、Vilnius

ルクセンブルク

  • Grand Ducal Palace, Luxembourg

モナコ

  • The Prince's Palace
  • King Nikola's Palace
  • Podgorica Royal Palace
  • Blue Palace
  • Nikšić Royal Palace
  • Bar Royal Palace
  • Biljarda

 ノルウェー

  • Royal Palace, Oslo
  • Stiftsgården
  • アジュダ宮殿、リスボン、1828年と1862年から1889年まで王宮であった。
  • ケルス宮殿、Queluz、1794年に Royal Barrack を建て替えた.
  • シントラ宮殿シントラ
  • ベレン宮殿、リスボン、1912年以降、ポルトガルの官邸
  • ネセシダーデス宮殿英語版、リスボン、1821年から1822年まで、1828年から1861年まで、1889年から1910年まで王宮であった. 現在[いつ?]はポルトガル外務省の省舎。
  • ペーナ宮殿、シントラ
  • Citadel Palace、カスカイス
  • マフラ国立宮殿マフラ
  • Palace of the Carrancas、ポルト、現在[いつ?]は「ソアレス ドス レイス国立美術館」。
  • Dom Manuel Palace、Evora、宮殿の一部のみ現存.
  • Ducal Palace、Vila Viçosa、Alentejo、ブラガンサ公爵英語版の所有だが、王家が使用している.
  • リベイラ宮殿、リスボン、1503年から1755年の震災まで存在した。
  • Royal Barrack、リスボン、1755年の震災後に残った木造の建物を王宮とし、1794年にケルス宮殿を建てるため破壊された.
  • サン・ジョルジェ城内のAlcaçova Palace、リスボン. 1255年から1755年の震災まで存在した。
  • Salvaterra Palace、サルヴァテーラ・デ・マゴス、廃墟。
  • Almeirim Palace、アルメイリン、現存していない。
  • Pinheiro Palace、リスボン近郊. 以前は王室が所有していたが、現在[いつ?]は個人所有.
  • Guimaraes Castle、ギマランイス、1095年から1131年までポルトゥカーレ伯領の邸宅.
  • Paço das Escolas、コインブラ、1131年から1255年まで王宮として使用され、1537年からはコインブラ大学が使用している.
  • Palacio Corte Real、リスボン、元は貴族コルテ・レアル家が所有していた邸宅を王家が購入した。1751年の大火後、残った部分も1755年の震災で破壊された。
  • Bemposta Palace、リスボン、元イングランド王妃カタリナが戻ってきた時に建てた。1822年から1826年の間は王宮として使用された. 現在[いつ?]はポルトガル軍学校の一部.
  • Palacio Real de Alcantara、リスボン 1755年に殆ど壊され、一部のみ現存
  • Santos Royal Palace、リスボン、現在[いつ?]フランス大使館
  • Quinta Real de Caxias、カシアス、1861年から1862年まで王宮であった.
  • Royal Palace (Bucharest)
  • Cotroceni Palace
  • ペレシュ城
  • Săvârșin Castle
  • Elisabeta Palace
  • Old Palace、Belgrade
  • New Palace、Belgrade
  • Royal Palace、Belgrade
  • White Palace、Belgrade

スペイン

 スウェーデン

スロバキア

東ローマ帝国時代
オスマン帝国時代

 ウクライナ

  • Royal Palace, Lviv

イギリス

出典

  1. ^ Spilsbury, Louise (2019). Ancient China. p. 20. ISBN 9781515725596. https://books.google.com/books?id=Zc9-DwAAQBAJ&dq=largest+palace+ever+built+weiyang+palace&pg=PA20 
  2. ^ 字通,デジタル大辞泉,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,百科事典マイペディア,精選版 日本国語大辞典,世界大百科事典 第2版,普及版. “皇居とは”. コトバンク. 2022年3月28日閲覧。
  3. ^ 吉野町役場 文化観光交流課 観光交流室 (2013年8月5日). “吉野朝皇居跡(よしのちょうこうきょあと)”. 公式ウェブサイト. 吉野町. 2021年2月16日閲覧。

関連項目

  • 官邸
  • 教皇宮殿
  • 帝国城塞 - 神聖ローマ帝国の皇帝たちが滞在したりした城砦の一覧(ドイツ・フランス・スイスなどに広がる)



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