牧師館とは? わかりやすく解説

牧師館

作者日野啓三

収載図書文学 1992
出版社講談社
刊行年月1992.4

収載図書日野啓三短篇選集
出版社読売新聞社
刊行年月1996.12

収載図書あの夕陽・牧師館―日野啓三短篇小説
出版社講談社
刊行年月2002.10
シリーズ名講談社文芸文庫


牧師館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/26 14:28 UTC 版)

ケント州カンタベリーにある牧師館 後ろに見える尖塔はカンタベリー大聖堂

牧師館(ぼくしかん)とはキリスト教の聖職者が居住し、または以前に居住していた家屋。聖職者は教会の管理のためこの家に常駐して信徒を導き、あるいは自身の修行を行う[1]。宗派や地域によって異なる名称で呼ばれ、司祭司教など居住する聖職者の階級によっても司教館司祭館と呼び分けることがある[2]

宗派ごとの呼称

カトリック教会

カトリック教会では聖職者の家英語: clergy house)と呼ぶが、アイルランドでは教区住宅英語: parochial house)、スコットランドではチャペルハウス英語: chapel house)、マサチューセッツ州では教区司祭館英語: presbytery)やレクトリー英語: rectory )と呼ぶ[3]

聖公会

イングランド国教会を中心とした聖公会では牧師館(レクトリー、英語: rectory)と呼ばれる。今日においてはも各教区に牧師館をおく意義が失われた訳ではないが、実際には多くの牧師館が教会によって売却されている。こうした建物はレクトリーという名称を残すことが多い。

スコットランドのプロテスタント

スコットランド長老派教会メソジスト合同教会聖職者が居住する住居は(マンス英語: manse)と呼ばれる。

日本における呼称

日本語ではカトリックの司祭を神父プロテスタントの聖職者を牧師と呼び[4]、住居も牧師館、司教館、司祭館などと呼び分けられる[1]。建築史では宗派による用語の違いを区分せず宣教師館と呼ぶことが多く、宗教法人に関する法令では教職舎と呼ばれる[1]

歴史

日本では明治の開国以降、キリスト教伝道のため教会堂とともに外国人宣教師が居住する宣教師館が建てられた[5]開港場外国人居留地内に設けられる洋館とは異なり全国に分布し、洋風住宅の普及に一定の役割を果たした。暗く湿った既存の日本の住宅とは全く違い、ペンキ塗りによる鮮やかな色彩と、ガラス窓を用いて採光と通気を確保した住宅は驚きとともに受け止められた[6]

宣教師たちは伝道のためにミッションスクールを開設すると、学校の付属施設として宣教師館を建設した[7]。これらの宣教師館の多くは著名な外国人建築家の手に依らず、宣教師たち自身が間取りを考え、施工には日本の大工棟梁や建設業者が携わった。本国から送られる建設資金を有効に使うため、商館主の住宅と比べると全体的に質素で華美を避け、流行の先端ではなく本国の都市近郊に建つ普通の住宅がモデルとされた[8]

明治初頭に函館に建てられた宣教師館は擬洋風の趣を残すが[9]明治20年代から30年代にかけてアメリカの宣教師が横浜などに建てた宣教師館は下見板張の外壁に縦長窓、ベイウインドゥ(張り出し窓)を備えたものが多く見られる[10]

宣教師館を手掛けた建築家のジェームズ・ガーディナー[11]ウィリアム・メレル・ヴォーリズ[12]などは、自身もアメリカの宣教師であった。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 坂本勝比古『明治の異人館』朝日新聞社、1965年。NDLJP:2506797 
  • 横浜市教育委員会 編『横浜山手 : 横浜山手洋館群保存対策調査報告書』横浜市教育委員会、1987年3月。NDLJP:13323749/30 
  • 増田彰久「1 外国人居留地の洋風住宅」『西洋館再見』岩波書店〈岩波グラフィックス ; 33〉、1985年12月。NDLJP:12421453/4 
  • 渡部蓊『逐条解説宗教法人法』(改訂版)ぎょうせい〈岩波グラフィックス ; 33〉、1992年1月。NDLJP:12722398/33 

牧師館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/10 00:37 UTC 版)

聖アンネン教会 (ダーレム)」の記事における「牧師館」の解説

建築家ハインリヒ・シュトラウマーの設計によるこの牧師館は1910年建てられた。この建物今日マルティン=ニーメラーハウス知られており、会議等の開催場として使われている。2007年7月1日マルティン・ニーメラー牧師記念する旧牧師館として開館した

※この「牧師館」の解説は、「聖アンネン教会 (ダーレム)」の解説の一部です。
「牧師館」を含む「聖アンネン教会 (ダーレム)」の記事については、「聖アンネン教会 (ダーレム)」の概要を参照ください。

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