フエとは? わかりやすく解説

フエ【Hue】

読み方:ふえ

ベトナム中部トゥアティエンフエ省都市。同省の省都首都ハノイホーチミンのほぼ中間位置し、フォンザン川が流れる。1806年阮朝首都1883年安南首府となった城壁囲まれ旧市街には王宮寺院霊廟(れいびょう)などの史跡多く1993年に「フエの建造物群」の名称で同国初の世界遺産文化遺産)に登録された。ユエ

[補説] 「ユエ」はフランス語読みよる。順化」とも書く。

フエの画像
阮朝王宮の門/撮影・fran001@yahoo.com http://goo.gl/J436L

ふ‐え〔‐ヱ〕【不壊】

読み方:ふえ

堅固で、こわれないこと。

「—不動境地到る」〈中島敦悟浄出世


ふえ【笛】

読み方:ふえ

管楽器のうち、らっぱ類を除いたものの一般的呼称フルート篠笛(しのぶえ)などの横笛と、リコーダー尺八篳篥(ひちりき)などの縦笛分けられるまた、口笛草笛など。

特に、横笛のこと。

呼び子ホイッスルなど、合図吹き鳴らすもの。「集合の—が鳴る」

汽笛

(「吭」とも書く)のどぶえ

「横に—を切ったが、それでは死に切れなかったので」〈鴎外高瀬舟

[下接語] 竽(う)の笛・笙(しょう)の笛・早笛(ぶえ)葦(あし)笛・(うぐいす)笛・神楽(かぐら)笛・烏(からす)笛・雉(きじ)笛・草笛口笛・駒(こま)笛・高麗(こま)笛・鹿(しか)笛・篠(しの)笛・(しば)笛・(せみ)笛・竹笛・縦笛調子笛・角(つの)笛・唐人笛鳥笛・喉(のど)笛・(はと)笛・鼻笛雲雀(ひばり)笛・牧(まき)笛・麦笛虫笛虎落(もがり)笛・指笛横笛

笛の画像

ふえ【×鰾】

読み方:ふえ

うきぶくろ。〈和名抄


不壊

読み方:フエ(fue

こわれないこと


読み方:フエ

笛は、能楽師の中で、唯一、声を出さないパートです。
それでいて、最も大きな音が出る楽器でもあります

リコーダーフルートなどの笛は、先端に近い方から指を離していくことで、ドレミファソラシドという音階沿って音を出すことができます
しかし、能管は、そのように指だけで音階表現することができない作りになってます。

その代わり能管は「ひしぎ」という大音量の音を出す為に、他の笛とは全く異なった内部構造持ってます。

幽かさ通ず音階のゆらぎ。激しさ生み出すひしぎ。
こうした工夫によって、能の笛の音奏でられるのです。

囃子方はやしかた)のひとつ。

関連用語
囃子小鼓大鼓太鼓能管/能


フエ

名前 Hue

フエ

読み方:ふえ

  1. 手ニ入ラサルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・山形県

分類 山形県


フエ

読み方:ふえ,ふえー

  1. カフエーを云ふ。言はずもがなフエなごとは女給の事。
  2. カフエーを云ふ。
  3. カフヱーの略。

分類 不良青少年硬派

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フエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 05:05 UTC 版)

フエ
Thành phố Huế
城庯化
地理
省都 トゥアンホア区
地方 北中部
面積 4,947.11 km²
下位区分 2区3市社4県
統計
人口
人口密度
1,236,393 人(2023年)
250 人/km²
民族 キン族, タオイ族英語版, コツ族英語版, ブル族英語版, ホア族
その他
市外局番 234 (2017年6月まで 54)
郵便番号 47
ナンバープレート 75
ISO 3166-2 VN-26
公式Webサイト 公式ウェブサイト
テンプレートを表示

フエ(フエ、ベトナム語Thành phố Huế / 城庯化?  発音)は、ベトナム中央直轄市地方自治体)。2024年まではトゥアティエン=フエ省ベトナム語Tỉnh Thừa Thiên-Huế / 省承天-化?)であった。フランス語ではhを発音せず「ユエ」と呼称される[1]

同市は128kmの海岸線、22,000ha、さらに200,000ha以上の森林を持ち北中部の南端に位置している[2]

同市には世界遺産に登録されている寺院王宮等多くの文化的構造物が存在し、壮大な景観の順化皇城や堀及び石垣などがある[3]

2025年1月1日をもって、省全域は中央直轄市フエ市に改編された[4]

地理

北中部に位置し、東はバクボ湾に、北はクアンチ省に、南はクアンナム省およびダナン市に、西はラオスサーラワン県セーコーン県)に接している。世界遺産でもある故都フエ(フエの建造物群)を抱えている(故都は中国故宮を意識してベトナム人がフエを呼ぶ際の枕詞であり、古都という意味ではない)。

歴史

7世紀頃からチャム族チャンパ王国の中心地の一つウリク州英語版(里州:現クアンビン省クアンチ省、フエ市)として栄え、1306年にチャンパと大越の政略結婚の花嫁代償として大越陳朝の領土に編入されてホア州(化州)が置かれた。フエという地名はこの「ホア」の訛りといわれる(チャム語起源説もあるが、20世紀中葉までチャム族はフエをウリクと呼んでいた)。17世紀に地方領主の広南阮氏によりトゥアンホア(順化)都城が築かれ、19世紀初頭に最後の王朝となった越南阮朝(広南阮氏の後裔がベトナムを統一して樹立)の都フースアン(富春)京が置かれた。

インドシナ戦争

多くの宮殿が1947年 - 1948年フランス再征服軍との戦いで傷つき、1954年以後トゥーズー皇后やベトナム共和国考古院、トゥアティエン省建設司による修復が行われた

ベトナム戦争

南北ベトナムに分断されていた時は、南ベトナムの北端近くに位置する大学都市として知識人が集った(現在でもフエ大学は7つの単科大学及び高等専門学校からなるマンモス大学である)。フエ旧市内は1968年テト攻勢の際には激しい戦闘の場所となり、南ベトナム解放民族戦線(主力は北ベトナムの人民軍兵士)による占領中に、多くの保守派知識人僧侶がここで虐殺され、解放軍の逃走後は逆に容共派知識人や学生活動家が虐殺された。解放軍逃走の際に虐殺を免れて一緒に北ベトナムに逃亡した学生活動家の中から、グエン・ヴァン・メーベトナム語版ら今日のフエの有力政治家が輩出した。ベトナム戦争中は多くの宮殿が基本的にずっと半壊状態のまま放棄されていた。

近年修復が目覚しい建造物群の他、宮廷音楽、宮廷料理など無形の文化物が多く存在する。

隣接行政区画

行政区画

フエ市は、以下の行政単位に区分される。

区(Quận / 郡

  1. フースアン区Phú Xuân / 富春
  2. トゥアンホア区Thuận Hóa / 順化

市社(Thị xã / 市社

  1. フオントゥイ市社(Hương Thủy / 香水
  2. フオンチャー市社(Hương Trà / 香茶
  3. フォンディエン市社(Phong Điền / 豊田

県(Huyện / 縣

  1. フーヴァン県Phú Vang / 富榮
  2. クアンディエン県Quảng Điền / 廣田
  3. アルオイ県A Lưới / 阿䋥
  4. フーロック県Phú Lộc / 富祿

住民

民族

キン族タオイ族英語版コツ族英語版ブル族英語版ホア族

言語

フエ方言の発音は、ダナン方言と同様に声調が極めて曖昧・不明瞭であることで知られ、声調が苦手な外国人にとっては比較的まねしやすいが、一般のベトナム人には異質でわかりにくい方言とされている。

宗教

交通

脚注

  1. ^ フエ”. www.y-history.net. 2025年1月25日閲覧。
  2. ^ Routes, Opulent (2021年4月12日). “Thua Thien Hue” (英語). Opulent Routes. 2025年1月25日閲覧。
  3. ^ Centre, UNESCO World Heritage. “Complex of Hué Monuments” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2025年1月25日閲覧。
  4. ^ Quốc hội biểu quyết thông qua Nghị quyết thành lập thành phố Huế trực thuộc Trung ương” (ベトナム語). quochoi.vn (2024年11月30日). 2024年11月30日閲覧。

関連項目



フエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 15:24 UTC 版)

ベトナムの日本語教育」の記事における「フエ」の解説

中学校:ファンサオナム中学校、チュー・ヴァン・アン中学校、グエンチーフーン中学校高等学校クォック・ホック国学高校ハイ・バー・チュン(𠄩婆徵)高校グエン・フエ(阮化)高校

※この「フエ」の解説は、「ベトナムの日本語教育」の解説の一部です。
「フエ」を含む「ベトナムの日本語教育」の記事については、「ベトナムの日本語教育」の概要を参照ください。

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