フエ【Hue】
読み方:ふえ
ベトナム中部、トゥアティエンフエ省の都市。同省の省都。首都ハノイとホーチミンのほぼ中間に位置し、フォンザン川が流れる。1806年に阮朝の首都、1883年に安南の首府となった。城壁に囲まれた旧市街には王宮、寺院、霊廟(れいびょう)などの史跡が多く、1993年に「フエの建造物群」の名称で同国初の世界遺産(文化遺産)に登録された。ユエ。
ふ‐え〔‐ヱ〕【不▽壊】
ふえ【笛】
読み方:ふえ
1 管楽器のうち、らっぱ類を除いたものの一般的呼称。フルート・篠笛(しのぶえ)などの横笛と、リコーダー・尺八・篳篥(ひちりき)などの縦笛に分けられる。また、口笛・草笛など。
2 特に、横笛のこと。
3 呼び子・ホイッスルなど、合図に吹き鳴らすもの。「集合の—が鳴る」
4 汽笛。
5 (「吭」とも書く)のどぶえ。
「横に—を切ったが、それでは死に切れなかったので」〈鴎外・高瀬舟〉
[下接語] 竽(う)の笛・笙(しょう)の笛・早笛(ぶえ)葦(あし)笛・鶯(うぐいす)笛・神楽(かぐら)笛・烏(からす)笛・雉(きじ)笛・草笛・口笛・駒(こま)笛・高麗(こま)笛・鹿(しか)笛・篠(しの)笛・柴(しば)笛・蝉(せみ)笛・竹笛・縦笛・調子笛・角(つの)笛・唐人笛・鳥笛・喉(のど)笛・鳩(はと)笛・鼻笛・雲雀(ひばり)笛・牧(まき)笛・麦笛・虫笛・虎落(もがり)笛・指笛・横笛

ふえ【×鰾】
フエ(ベトナム)
笛
フエ
フエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/13 05:05 UTC 版)
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地理 | |
---|---|
省都 | トゥアンホア区 |
地方 | 北中部 |
面積 | 4,947.11 km² |
下位区分 | 2区3市社4県 |
統計 | |
人口 人口密度 |
1,236,393 人(2023年) 250 人/km² |
民族 | キン族, タオイ族, コツ族, ブル族, ホア族 |
その他 | |
市外局番 | 234 (2017年6月まで 54) |
郵便番号 | 47 |
ナンバープレート | 75 |
ISO 3166-2 | VN-26 |
公式Webサイト | 公式ウェブサイト |
フエ(フエ、ベトナム語:Thành phố Huế / 城庯化? 発音)は、ベトナムの中央直轄市(地方自治体)。2024年まではトゥアティエン=フエ省(ベトナム語:Tỉnh Thừa Thiên-Huế / 省承天-化?)であった。フランス語ではhを発音せず「ユエ」と呼称される[1]。
同市は128kmの海岸線、22,000haの湖、さらに200,000ha以上の森林を持ち北中部の南端に位置している[2]。
同市には世界遺産に登録されている廟・寺院・王宮等多くの文化的構造物が存在し、壮大な景観の順化皇城や堀及び石垣などがある[3]。
2025年1月1日をもって、省全域は中央直轄市のフエ市に改編された[4]。
地理
北中部に位置し、東はバクボ湾に、北はクアンチ省に、南はクアンナム省およびダナン市に、西はラオス(サーラワン県、セーコーン県)に接している。世界遺産でもある故都フエ(フエの建造物群)を抱えている(故都は中国の故宮を意識してベトナム人がフエを呼ぶ際の枕詞であり、古都という意味ではない)。
歴史
7世紀頃からチャム族のチャンパ王国の中心地の一つウリク州(里州:現クアンビン省、クアンチ省、フエ市)として栄え、1306年にチャンパと大越の政略結婚の花嫁代償として大越陳朝の領土に編入されてホア州(化州)が置かれた。フエという地名はこの「ホア」の訛りといわれる(チャム語起源説もあるが、20世紀中葉までチャム族はフエをウリクと呼んでいた)。17世紀に地方領主の広南阮氏によりトゥアンホア(順化)都城が築かれ、19世紀初頭に最後の王朝となった越南阮朝(広南阮氏の後裔がベトナムを統一して樹立)の都フースアン(富春)京が置かれた。
インドシナ戦争
多くの宮殿が1947年 - 1948年のフランス再征服軍との戦いで傷つき、1954年以後トゥーズー皇后やベトナム共和国考古院、トゥアティエン省建設司による修復が行われた
ベトナム戦争
南北ベトナムに分断されていた時は、南ベトナムの北端近くに位置する大学都市として知識人が集った(現在でもフエ大学は7つの単科大学及び高等専門学校からなるマンモス大学である)。フエ旧市内は1968年のテト攻勢の際には激しい戦闘の場所となり、南ベトナム解放民族戦線(主力は北ベトナムの人民軍兵士)による占領中に、多くの保守派知識人、僧侶がここで虐殺され、解放軍の逃走後は逆に容共派知識人や学生活動家が虐殺された。解放軍逃走の際に虐殺を免れて一緒に北ベトナムに逃亡した学生活動家の中から、グエン・ヴァン・メーら今日のフエの有力政治家が輩出した。ベトナム戦争中は多くの宮殿が基本的にずっと半壊状態のまま放棄されていた。
近年修復が目覚しい建造物群の他、宮廷音楽、宮廷料理など無形の文化物が多く存在する。
隣接行政区画
行政区画
フエ市は、以下の行政単位に区分される。
区(Quận / 郡)
市社(Thị xã / 市社)
県(Huyện / 縣)
住民
民族
言語
フエ方言の発音は、ダナン方言と同様に声調が極めて曖昧・不明瞭であることで知られ、声調が苦手な外国人にとっては比較的まねしやすいが、一般のベトナム人には異質でわかりにくい方言とされている。
宗教
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交通
脚注
- ^ “フエ”. www.y-history.net. 2025年1月25日閲覧。
- ^ Routes, Opulent (2021年4月12日). “Thua Thien Hue” (英語). Opulent Routes. 2025年1月25日閲覧。
- ^ Centre, UNESCO World Heritage. “Complex of Hué Monuments” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2025年1月25日閲覧。
- ^ “Quốc hội biểu quyết thông qua Nghị quyết thành lập thành phố Huế trực thuộc Trung ương” (ベトナム語). quochoi.vn (2024年11月30日). 2024年11月30日閲覧。
関連項目
フエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 15:24 UTC 版)
「ベトナムの日本語教育」の記事における「フエ」の解説
中学校:ファンサオナム中学校、チュー・ヴァン・アン中学校、グエンチーフーン中学校。 高等学校:クォック・ホック(国学)高校、ハイ・バー・チュン(𠄩婆徵)高校、グエン・フエ(阮化)高校。
※この「フエ」の解説は、「ベトナムの日本語教育」の解説の一部です。
「フエ」を含む「ベトナムの日本語教育」の記事については、「ベトナムの日本語教育」の概要を参照ください。
「フエ」の例文・使い方・用例・文例
- サギフエ
- フエガラス科の標準属:オーストラリア産モズガラス類
- フエガラス類
- ある分類法では、モズ科に分類される:オーストラリア産カササギフエガラス
- フエダイ
- 多くの熱帯沿岸海域のフエダイ科のいくつかの大きな鋭い歯をもった海洋食用とスポーツ用の魚のどれか
- スズキ目フエダイ科の標準属:フエダイ類
- フエダイ属の魚で、フロリダの沿岸海域の浅瀬で見つかる
- フエダイに似ている魚で、しばしばフエダイとして市場に出る
- オーストラリアのフエダイ
- 南アメリカ(ティエラ・デル・フエゴの南)の最南端にあるチリに属する岩石の多い岬
- 南アメリカをティエラデルフエゴやアメリカ大陸南の他の島から分ける海峡
- ナイフエッジという形態の尾根
- 秤りのナイフエッジという部分
- フエというベトナムの都市
- 8回,1アウト満塁の場面で龍谷大平安のリリーフエース中(なか)田(だ)竜(りゅう)次(じ)投手がマウンドに上がった。
フエと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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