王室領
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ナビゲーションに移動 検索に移動王室領
- イギリスの王室属領
- スペインの王室領:ヌエバ・エスパーニャ
- フランスの王室領:ヌーベルフランス
- ベルギーの王室領:コンゴ自由国
- ドイツ、ポツダムに存在するポツダムとベルリンの宮殿群と公園群の一部、ボルンシュテット王領地
王室領
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キングズランディングの周辺の土地は〈鉄の玉座〉の王権によって直接統治される。王室領には、ウェスタロス最大の都市であるキングズランディングのほかに、ロズビー、ストークワースとダスケンデールの街などが含まれる。王室領はアリンの谷間の南、リヴァーランドの南東、西部の東、そして河間平野およびストームランドの北に位置する。〈征服戦争〉後、ターガリエン家の王たちは、周辺の王国から人口希薄な土地を少しずつ集めて王室領を設定した。この領域はブラックウォーター湾を見下ろすところにある。征服以前からのターガリエン家の領地であり、〈狭い海〉がブラックウェーター湾に入るところにあるドラゴンストーン島の土地も、王室領の一部だと考えられる。ここで生まれた高貴な私生児は“ウォーターズ”姓を与えられる。 ドラゴンストーン この項目では、同ドラマシリーズおよびジョージ・R・R・マーティンの小説シリーズ『氷と炎の歌』に出て来る架空の場所について説明しています。ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のエピソードについては「ドラゴンストーン (ゲーム・オブ・スローンズ)」をご覧ください。 かつては古代ヴァリリア永世領(古代ヴァリリア自由保有地)の最西端の前哨地であった。〈破滅〉と呼ばれる謎の災厄の一世紀前、ターガリエン家がこの地を統治するために送りこまれた。〈破滅〉がヴァリリアを襲ったとき、ターガリエン家はヴァリリアのドラゴンの最後の生き残りと共にこの島で生き延びた。一世紀後、エイゴン・ターガリエンとその姉かつ妻であるヴィセーニア(ヴァイセニア)と妹かつ妻であるレイニス(レーニス)は島から大規模な征服作戦を開始し、最終的にはドーンと〈壁〉の北を除く全ウェスタロスを征服した。その後、エイゴンの子孫は3世紀にわたって七王国に君臨した。 ドラゴンストーンは同名の島の大部分を占拠する、巨大な恐るべき砦である。この城の珍しいところは、ヴァリリアの石工がドラゴンの形に刻んだ塔と、恐ろしいガーゴイルの像で覆われた城壁である。城の地下深くにいくばくかの火山活動が残っているために、城の低層階は意外に暖かい。城の外には小さな港と街がある。 〈簒奪者の戦争〉の間、キングズランディングの略奪以前に、妊娠していたターガリエンの王妃レイラ(レーラ)と息子のヴィセーリス( ヴァイセリス)はターガリエン艦隊の一部と忠実な兵士たちの守備隊と共にドラゴンストーンに送られた。だが、キングズランディングの陥落の後、ロバート・バラシオンはこの島の砦を落とすために弟のスタニスを送りこんだ。王に忠実な艦隊が嵐で全滅した後、ターガリエンの守備隊はヴィセーリスと生まれたばかりの妹デナーリス( デーナリス)を裏切ってスタニスに引き渡そうとした(王妃は産褥の床で死んでいた)。しかし、サー・ウィレム・ダリーに率いられた忠実な家来たちは王の子らを連れ出した。スタニスはやすやすとドラゴンストーンを攻略し、ロバート王は城をスタニスに与えたが、バラシオン家古来の本拠地であるストームズエンドを末弟のレンリーが相続したために、スタニスは冷遇されたと考えた。 ロバートの死後、スタニスは、王妃サーセイの子供たちが近親相姦による私生児であると非難し、自らが王であると宣言する。ドラゴンストーンは彼の本拠地になる。〈キングズランディングの戦い〉で壊滅的な敗北をした後も、スタニスは当地に戻る。スタニスの助言者である女祭司、アッシャイのメリサンドルは、血の魔法によって城の〈石のドラゴン〉を甦らせるようにスタニスの説得を試みるが、ダヴォス・シーワース公が、北の〈壁〉に赴き〈野人〉と〈異形〉に対する戦いを助けるようスタニスを説いたために、メリサンドルの説得は失敗する。スタニスがドラゴンストーンを去ったあと、摂政太后サーセイ・ラニスターは島を封鎖するために艦隊を送り、城を包囲するよう命じる。だが、サー・ロラス・タイレルは故郷のハイガーデン城を守るために艦隊を包囲戦から解放しようと急ぎ、ドラゴンストーンを正面攻撃する。ロラスは城を手に入れるが、何千人もの兵士を失い、報告によれば彼自身も重傷を負う。その後ドラゴンストーンは再び〈鉄の玉座〉に属する。 キングズランディング .mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}} ドラマシリーズでは、マルタのイムディーナ(左絵)とクロアチアのドゥブロヴニク(右絵)でキングズランディングのシーンが撮影された ウェスタロスおよび七王国の首都。ブラックウォーター川河口の、エイゴン征服王と姉妹妻がその征服を始めるためにウェスタロスに上陸した地点に位置している。市は城壁に囲まれ、〈金マント〉として知られる〈王都の守人〉(都市警備隊)によって守られている。城壁の内側に目立つ自然景観は3つの丘であり、エイゴンとその二人の姉妹妻にちなんで名づけられている。貧しい庶民は城壁の外側の掘立小屋に住む。キングズランディングは極めて人口が多いが、醜く汚い。市の廃棄物の悪臭ははるか城壁の外にも届く。 王城は〈赤の王城〉(〈赤い城〉)と呼ばれ、エイゴンの丘に建ち、王の宮廷がある。城には七王国の玉座である〈鉄の玉座〉がある。エイゴン征服王は、破った敵の剣から玉座を作ることを命じた。伝説によれば、統治者たるものは決して玉座に快適に座っているべきでないと信じて、刃を鋭いままにさせたと言われている。数世紀たっても、いまだに玉座に座って体に傷を負う王もいる。玉座で傷を負ったものは、玉座に“拒否”されたことを意味し、統治者にはふさわしくないと幅広く信じられている。 キングズランディングにはまた、聖王ベイラーの建設したベイラー大聖堂があり、〈篤信卿〉が総司祭のもとに集まる。もっとも神聖なる七神正教の聖堂である。キングズランディングの貧民街は〈蚤の溜まり場〉と呼ばれ、住民はあまりに貧乏であるため、子犬や殺された人間の肉が入っていると噂される、〈茶色がゆ〉と呼ばれる謎のシチューで生き延びている。 オベリン・マーテルの来訪時に出迎えたティリオンの言によると、キングズランディングは、50万を超える人口があると推測されている。
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