王室関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 02:41 UTC 版)
ヴィクトリア 声 - 瀬田ひろ美 英国女王。英国史上もっとも輝かしい歴史を築いた女王であり、世界中に植民地を広げ、英国を「太陽の沈まない国」と称されるまでに発展させた。政治的手腕と服や行事・ダンスに至るまでさまざまな流行を発信し、国民から絶大な支持を得ている。『暴れん坊伯爵』のモデルという噂もある。 劉いわく「結構キャラが濃い」人であり、亡き夫・アルバートをいまだ愛する余り、彼との思い出がよみがえるたびに所構わず泣き崩れることもしばしば。シエルを「ぼうや」と呼び、シエルの父・ヴィンセントのことも高く買っている。シエルが唯一頭が上がらない人物である。 シエルいわく「世界を変える蝶の羽ばたき(=バタフライエフェクトの発端)が見える」とのこと。また、自身の要求を満たせない者への処罰は厳格であり、ノアの方舟サーカスの事件の顛末に疑問を持ち、シエルの「女王の番犬」としての資質を再度試している。テレビアニメ版 声 - 川澄綾子 原作とはまったく異なる人物となっており、素顔は常に黒いレースで覆われ、会話はすべて従者のアッシュに代弁させている。カリー審査会場へ馬で乗り入れるような大胆さもない。その素顔は少女の姿で、亡き夫の身体に自身を接いだ不老不死。シエルが探し求めた黒幕の正体で、浄化のためにシエルの両親を始末し、それまでの忠義に対するせめてもの弔として両親を結合させたと語った。身体が腐りかけたときにアッシュによる浄化を女王が拒んだことから彼に見限られ、そのまま死亡した。 ジョン・ブラウン ヴィクトリア女王の馬丁を務める男性。凄腕の鞭使い。常にゴーグルを着けており、素顔は不明。ヴィクトリアの馬に踏みつけられても平然と起き上がったり、シエルのポケットに気づかれぬままヴィクトリアの手紙を忍ばせたりと、身体能力は非常に高い。アルバートを思い出したヴィクトリアが泣き崩れるたびに、彼を模したパペットの腹話術で彼女を慰めている。 テレビアニメ版には第1期・第2期ともに登場せず、役割は後述するアッシュに取って代わられている。 チャールズ・グレイ 声 - 木村良平 女王守護を執り行う秘書武官兼執事。フィップスとコンビで「Wチャールズ」と呼ばれている。一人称は「ボク」。ウェストン校翡翠の獅子寮OB。白を基調とした燕尾服をまとっており、髪も白い。 グレイ伯爵の爵位を持つが、当主となって日が浅いという。「紅茶に名がつくほどの名家」出身といわれていることや、祖父が首相を務めていたということから、実在する貴族グレイ伯爵家の当主という設定であると思われるが、彼自身は架空の人物であり、史実の「首相の孫のグレイ伯爵」は第4代グレイ伯爵アルバート・グレイである。 剣術を得意としており、バルドとメイリンを一蹴するほどの実力を持つ。また、誰に対しても不遜と言えるほどの態度を示すが、大食漢で幽霊や蛇などが苦手。影でシエルを「クソガキ」と蔑んでいる。 ヴィクトリア女王の命を受け、ファントムハイヴ家で行われた正餐会でジーメンスを騙して殺害し、事件を調査していたセバスチャンをも殺害してその罪をシエルになすりつけようとするが、シエルたちの策略によって失敗する。その後真犯人の濡れ衣を着せられたウッドリーを連行中に殺害する。 テレビアニメ版では第3期に登場。ケルヴィン男爵、彼が監禁していた子供たち、そしてノアの方舟サーカス主要団員たちの終焉を見届けた。 チャールズ・フィップス 声 - 前野智昭 女王守護を執り行う秘書武官兼執事。グレイとコンビで「Wチャールズ」と呼ばれている。一人称は「俺」。ウェストン校の翡翠の獅子寮OB。 寡黙であり、「女王の命令は絶対」という揺るがぬ信念を持っている。「~が出来てこそ一流の執事」が口癖で、ほぼすべての事柄を完璧にこなす万能人。可愛いものが好きで、刺繍のセンスに関してエリザベスと気が合う。 テレビアニメ版では第3期に登場。グレイとともにケルヴィン男爵らの終焉を見届けた。
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