アリンの谷間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 10:08 UTC 版)
ほぼ完全に月の山脈(月の山)によって囲まれた肥沃な谷。西はリヴァーランドに隣接する。アンダル人貴族の中でも最古の血統であり、エイゴン征服王以前には〈山と谷間の王〉であったアリン家に統治されている。その本拠地高巣城(アイリー)は、山の上にあり、小さくとも難攻不落である。谷間への道は、がけ崩れと〈暗闇猫〉と〈山の民〉によって危険な峠道である。峠道は四人の騎手しか通れない細い道となり、谷間の唯一の入り口であり、二つの監視塔に挟まれた〈血みどろの門〉につながる。山に囲まれているため、谷の気候は穏やかであり、肥沃な平地と森を有する。山の雪解け水は凍ることのない急流〈アリッサの涙〉となり、豊かな水を谷間にもたらす。肥沃な黒土と、緩やかな流れの川と、数百の小さな池がある。最高峰は5600mにもなる〈巨人の槍〉である。谷間で生まれた高貴な私生児は“ストーン”姓を与えられる。 主な城としてガルタウン、ストロングソングなどがある。 高巣城 アリン家の古からの本拠。ノイシュヴァンシュタイン城に着想を得ている。 城は〈巨人の槍〉として知られる山の上にあり、ラバのための細い道でしか行くことが出来ず、〈月の門〉と3つの小さな関門-石城砦、雪城砦、空城砦-で守られている。 高巣城は巨城と呼ばれる城の中では最小であり、7つの細い塔からなっている。あらゆる食料は下の谷間から運んで来られる。最も上にある関門である空城砦からは巨大なリフトが備えられている。ライサ・アリン(リサ・アリン)など多くの者が、山に囲まれた高巣城は難攻不落だと主張するが、冬は雪で城への補給が不可能になるため、永久に難攻不落であるわけではない。高巣城の牢は〈天空房〉(〈空の独房〉)として知られ、極めて悪名高い。冷たい空に向かって開け、床は外に向かって傾き、囚人たちは寝ている間に滑って端から落ちてしまうことを恐れる。多くの囚人たちが、囚われの身でいるよりも自殺することを選んだ場所である。高巣城での処刑は、広間の〈月の扉〉から山の岩までの身もよだつような600フィート(180メートル)の落下である。〈神々の森〉がないことも高巣城の特徴である。 ジョン・アリンの居城であったが、ジョンは〈簒奪者の戦争〉の前に、エダード・スタークとロバート・バラシオンを里子として育てた。ジョンはターガリエン家に対抗して旗を上げた最初の者であった。戦争の後、ジョンはロバート・バラシオン一世王の〈王の手〉として仕えた。ジョンが暗殺された後、その妻ライサは病気がちの息子ロバート(ドラマシリーズではロビン・アリン)を連れて再び高巣城に逃げこむ。〈五王の戦い〉の間、ライサはどの王位宣言者とも同盟しないが、ピーター・ベイリッシュが彼女と結婚することを承知したために、ラニスター家と同盟することに合意する。ピーターの私生児の娘を装っていたサンサ・スタークをライサが殺そうとした時、ピーターはライサを殺し、病気がちで発育が遅れたロバートの守護代および摂政として高巣城を治める。
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