参院選の公選法違反で有罪とは? わかりやすく解説

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参院選の公選法違反で有罪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 13:26 UTC 版)

河井案里」の記事における「参院選の公選法違反で有罪」の解説

詳細は「河井夫妻選挙違反事件」を参照 2019年 10月30日同年7月参院選河井陣営車上運動員いわゆるウグイス嬢13人に公職選挙法法定上限超える報酬支払った疑いがあると、週刊文春電子版報じた同日、克行と案里の事務所それぞれ明日31日発売週刊文春記事拝見する」とコメント出した10月31日週刊文春2019年11月7日号が発売前日配信され記事掲載される同日午前8時すぎに夫の克行が首相官邸安倍晋三首相に法務大臣辞表提出し受理され辞任事実上の更迭であると報じられた。首相官邸ぶら下がり応じた克行は疑惑について「私も妻も全くあずかり知らない」「今後しっかり調査して説明責任果たしいきたい」とコメント同日、案里は姿を見せないまま議員会館事務所通じてお詫び事実関係把握努めたうえで説明責任果たしたいとのコメント発表同日安倍首相は、克行の辞任について「任命したのは私だ。こうした結果となった責任痛感している。国民深く心からおわびしたい」と陳謝した。 同日以降、案里と夫の克行は国会欠席し続け、かつ公の場から姿を消した11月、案里は参院で4回あった本会議全て欠席。5回あった経済産業委員会と4回の議院運営委、2回の災害対策特別委にも姿を見せておらず、自民党二階派28日例会にも現れなかった。議員会館の案里の事務所は「院の手続き取った上で欠席をしております事実関係調査した上で説明をしたいと思います」とのコメント出した11月衆院本会議を7回全て欠席した克行の事務所一言一句同じ談話出した広島県選挙管理委員会によると、参院選で、案里の選挙運動かかった費用収支報告書は、法令定められている期限8月5日にいったん提出されたが、現在(2019年11月29日報道当時)、修正中で、広島選挙区立候補した7人のうち、最終的なものが提出されていないのは案里だけである。夫妻国会欠席続けている間も、それぞれに給与である歳費月額129万円あまりと、文書通信交通滞在費月額100万円は支払われている。 11月6日安倍首相衆議院予算委員会で、克行の法相辞任菅原一秀経済産業辞任について「任命した者として責任痛感している」と陳謝した。 11月8日安倍首相参議院予算委員会で、克行の法相辞任菅原一秀経済産業辞任について「国民皆さまに大変申し訳なく責任痛感している」と陳謝した。 12月6日、案里は事務所秘書通じて適応障害1カ月自宅療養が必要とする診断書を、世耕弘成自民党参院幹事長に提出した世耕弘成自民党参院幹事長6日記者会見をし、案里が診断書とは別に提出した書類では、週刊誌の報道について「第三者にも入ってもらい、調査進めているところで、適切な時期報告したい」などとしているということ明らかにした。案里の事務所によると、12月5日東京都内病院診断受けたという。また、案里の事務所は「(2019年12月9日までの国会会期中の説明難しい。今の段階では説明がいつになるか見通すのは難しい。当面治療専念する」と、公職選挙法違反の疑い刑事告発されたことについては「当局から協力求められれば、真摯に対応し説明する」としている。 12月28日広島地方検察庁捜査着手した報じられた。広島地方検察庁は、告発状受理したかどうか含めノーコメント」としている。 12月29日新たに河井陣営一員として2019年7月参院選選挙運動をした男性運動員に、克行から直接支払い申し込みがあり、案里が支部長務め自民党支部が約86万円支払っていたことが明らかになった。約86万円受け取った男性運動員が証言した自民党側が調査始めたことも明らかになった。 2020年 1月15日広島地検河井夫妻事務所家宅捜索した。 1月20日通常国会開会日に国会登庁公の場数ヶ月ぶりに姿を見せ区切り付いた説明したい」と報道陣述べた1月23日前年7月参院選公示前、自民党本部から、案里が支部長務める「広島県参議院選挙区第七支部」に対し7,500万円、克行が支部長務める「広島県第三選挙区支部」に対し7,500万円あわせて1億5千万円の入金があったことが明らかとなった落選した溝手顕正支部長務める「広島県参議院選挙区第二支部に対しては、党本部からの入金は1,500万円とどまり10倍の開きがあった。党本部が案里陣営肩入れした実態浮き彫りになった 。案里は記者団質問対し、「(1億5千万円は)もらいましたが、違法ではありません」と答えたその後調べで、1億5千万円のうち1億2千万円は税金原資とする政党交付金であることが判明入金先と入金時期以下のとおり自民党本部から提供され資金(★は政党交付金原資広島県参議院選挙区第七支部支部長河井案里広島県第三選挙区支部支部長河井克行4月15日 1,500万円5月20日 3,000万円6月10日 3,000万円★ 4,500万円6月27日 3,000万円 計 7,500万円 7,500万円 1月27日安倍首相は、克行の法相辞任菅原一秀経済産業辞任について「私が任命した大臣辞任したことは、大変申しわけなく責任痛感している」と陳謝した。 1月31日河井夫妻への強制捜査自民党本部からの1億5千万円の入金発覚きっかけ一つとなり、政府2月7日定年迎え黒川弘務東京高検検事長8月7日までの勤務延長閣議決定した。安倍晋三首相自身司直の手が及ぶことを防ぐために行った奇策と言われその後検察庁法改正案大きな問題となった3月3日、案里が初当選した2019年7月参院選巡り車上運動員違法報酬支払ったとして広島地検は案里の公設秘書ら3人を公職選挙法違反買収)の疑い逮捕した。案里は複数党幹部電話しご迷惑お掛けしている」と陳謝した。東京永田町議員会館でも河井夫妻事務所家宅捜索6時間半わたって行われた3月18日、案里の陣営活用していたグループLINE内容全国紙報道された。克行が広報用の車の走行ルート集会状況まで細かく陣営指示した問い合わせたりしていたことが新たに判明。克行のLINEアカウント名は「あらいぐま」、案里のアカウント名は「アンジー」であることが明らかとされた。「アンジー」はアンジェリーナ・ジョリーに対して日本芸能誌が主に用い愛称であるが、案里は自身プロフィール写真ジョリー写真をあてていた。 3月24日広島地検河井案里公設秘書2人同法違反の罪で起訴した。案里の秘書連座制対象にあたるとして、同日広島地検百日裁判広島地方裁判所申し立てた自民党県連副会長務め県議会議長中本隆志は党本部対し離党勧告即刻してもらいたい従わない場合除名してほしい」と注文付けた。そして「議員辞職すべきだ」と案里を批判した3月28日衆院議員宿舎飲酒しながら多量に服用し救急搬送された。 3月29日、克行が広島市議会議員現金数十万円入った封筒手渡していたことが明らかとなった時期2019年5~6月頃)。 3月31日、克行が三原市長の天満祥典大竹市長の入山欣郎現金入った封筒配り歩いていたことが発覚した4月1日、克行が安芸太田町長の小坂眞治に現金20万円入り封筒渡していたことが小坂証言から明らかとなった4月3日、元廿日市市長の眞野勝弘市長在任中現金受け取った可能性があるとして広島地検から任意聴取受けていたことが明らかとなった4月7日安芸太田町長の小坂眞治は町議会議長宛て辞職願提出9日町議会臨時会開き同日付で辞職した4月9日広島地検檜山俊宏県議買収事件浮上した渡辺典子県議事務所や自宅公職選挙法違反の疑い家宅捜索した。 4月14日、克行が参院選前に案里の後援会幹部に「案里をよろしく頼みます」と選挙戦での電話作戦依頼し10万円入りの封筒手渡していたことが明らかとなった4月21日広島地検広島市議会平野博昭議長事務所自宅公職選挙法違反の疑い家宅捜索した。 4月23日広島地検広島市議の沖宗正明の自宅公職選挙法違反の疑い家宅捜索した。 4月24日廿日市市議会の元議長仁井田和之が、克行から「案里をよろしくお願いしますと言われ現金20万円受け取っていたことが明らかとなった仁井田数日後、克行の事務所現金返し参院選では溝手を支援したという。 4月25日広島地検は前安芸高田市長浜田一義自宅家宅捜索し、任意聴取行った4月28日広島地検広島県議3人の議員控室家宅捜索した。 5月13日広島地検が克行を公選法違反容疑立件する方針固めたことが明らかとなった6月6日、克行だけでなく、案里も地元有権者らに現金配った疑いのあることが明らかとなった6月13日検察当局により、河井夫妻自宅からは現金配布先とみられる合わせて100人以上の名前記載され2種類リスト押収されていることが報じられた。1つには地方議員市長などの名前が、もう1つには後援会幹部事務所関係者などの名前が、金額とともに記載されていた。検察当局は夫の河井克行法務大臣が、2000万円超える現金地方議員らに配り、案里議員自身一部現金配っていた疑いがあるとみている。 6月16日広島地裁は、安里公設秘書に対して公職選挙法違反買収)の罪で懲役1年6ヶ月執行猶予5年判決言い渡した。また同日判決では、報酬額について「夫の河井克行議員意向確認したうえで決まった」と指摘した6月17日押収されている2種類リストは、事務所にある河井大臣パソコンでも管理されていたと報じられた。検察当局リスト記載されていた地元議員などから事情聴いた結果現金配られ疑いがある100人近く大半が、河井大臣や案里議員から現金受け取ったことを認めている。 6月18日広島県内地方議員首長94人に投票や票の取りまとめ依頼し計約2,570万円報酬渡したとして、夫の克行と共に東京地検特捜部によって逮捕された。 同日安倍首相は、案里と克行が逮捕されたことについて「任命した者として責任痛感しており、国民深くおわび申し上げる」と陳謝した。 6月19日検察当局押収した克行のパソコンから現金配布先の名前や金額記載したリストデータ削除されていたことがわかった。しかし検察は、電子データ解析するデジタル・フォレンジック」を実施し削除されていたリスト復元した6月23日三原市長の天満祥典2019年3月6月、克行から2回にわたり現金150万円受け取っていたことが明らかとなった同日二階俊博幹事長夫妻提供した1億5000万円について、「どうなったかは細かく追求していない」との認識示した6月24日、元県議会議長奥原信也県議呉市)が計200万円受け取っていたことが明らかになった。克行から2019年4月50万円6月100万円を提供され、案里からは同年5月50万円渡されたという。うち50万円使い残り150万円政治資金規正法に基づく寄付として処理した奥原述べている。 同日安芸高田市長児玉浩が、県議時代2019年に2回にわたって60万円受け取ったことを認めた同日、案里の後援会長で、府中町議会議員の繁政秀子が、克行から2019年5月現金30万円受け取ったことを認めた。繁政は最初断ったが、「安倍さんから」と言われ押し問答の末に受け取ったという。 同日三原市長の天満祥典市議会議長仁ノ岡範之に6月30日付で辞職する意向電話伝えた6月25日広島市議会議員石橋竜史が、克行から2019年5月下旬現金30万円受け取ったことを明かした。「収支報告する必要はない。2人だけの秘密だよと言われたという。 6月26日広島市議会議員谷口修と沖宗正明が、克行からそれぞれ現金50万円受け取ったことがが明らかとなった。沖宗は克行から2019年4月30万円6月20万円受け取った述べており、計50万円日常生活使い参院選では「案里候補推薦している」とのはがきを約3千枚書いて支援したという。 同日広島県議(安佐北区)の渡辺典子が、克行から2019年5月下旬10万円を受け取っていたことが明らかとなった同県議(江田島市)の沖井純は克行から2019年4月中旬50万円受け取った明かした同日安芸高田市議会の先川和議長水戸真悟副議長青原敏治市議の3人は記者会見し、克行から現金受け取った明らかにした。3人のうち先川は議長室で20万円水戸副議長室で10万円を受け取ったという。 同日廿日市市議会においては仁井田和之に続いて藤田俊雄市議が克行から10万円を受け取ったことが明らかとなった同日呉市議会議員土井正純が克行から2019年7月後半30万円受け取っていたことが明らかとなった同日江田島市議会議員の胡子雅信が克行から2019年6月中旬10万円を受け取っていたことが明らかとなった政治資金収支報告書には記載せず自身口座入れた同日北広島町議会においては宮本裕之議長20万円受け取ったことが明らかとなった6月29日河井案里後援会会長であり府中町議会議員の繁政秀子の辞職願が町議会本会議全会一致可決され辞職同日北広島町議会議員宮本裕之が議長職を退く考え示した同日広島市議会議員木戸経康が克行から2019年4月30万円受け取った証言。同市議児玉光禎は克行から2019年3月30万円受け取った数日後現金書留送り返した証言同日愛知県稲沢市議会議員野々部尚昭と元石川県議会議員大口英夫が陣営スタッフとして参加し計約155万円受け取っていたことが明らかになった。2人逮捕容疑となった配布先94人に含まれており、受け取った155万円参院選収支報告書には記載されていない野々部は選対事務局長務めた同日安芸高田市長児玉浩市議会議長辞表提出7月3日安芸高田市議会児玉浩辞職同意した。先川和議長水戸真悟副議長議長副議長辞した7月8日公職選挙法違反買収)の罪で夫の克行と共に起訴された。 同日保釈請求(克行は9日請求)。 同日安倍首相は、案里と克行が起訴されたことについて「かつて法務大臣任命したものとして、その責任痛感するとともに国民皆さん改めておわび申し上げたい」と陳謝した。安倍首相河井夫妻関連不祥事責任痛感するのはこれで6回目7月10日亀井静香元秘書が克行から300万円受け取っていたことが明らかとなった2019年5月末に100万円を、7月3日200万円受け取ったとされる7月15日東京地裁は案里と克行の保釈請求却下同日、案里の弁護人は、決定不服として地裁準抗告したが、棄却された。 7月17日保釈請求退けた東京地裁決定不服として、最高裁特別抗告した。 同日安芸高田市議会議員の先川和幸、水戸真悟青原敏治が現金受領した責任をとり辞職青原はのちに「10万円をもらえてラッキーだ思った大好きなパチンコ使った」と証言した7月20日最高裁判所は案里の特別抗告棄却した。 8月7日2回目保釈請求をしたが、13日、再び却下される8月25日初公判開かれ河井夫妻無罪主張3回目保釈請求が行われたが、26日却下9月15日、克行が自身担当弁護士全員解任し、公判分離される事態となる。 10月7日4回目保釈請求が行われたが、12日却下10月16日、案里の弁護士5回目となる保釈請求行った27日東京地裁保釈認め決定出した保釈保証金1200万円で、即日納付された。検察側は決定不服として抗告したが、東京高裁棄却。案里は同日夜、東京拘置所から保釈された。 11月25日最高裁公設秘書の上告の棄却決定12月15日東京地裁論告求刑公判が行われ、検察側は懲役1年6か月求刑した2021年 1月21日東京地裁求刑1年6か月に対して懲役1年4か月執行猶予5年判決言い渡した2月1日、前三原市長の天満祥典東京地裁で、克行から受け取った150万円を「不法な金だった」と証言また、現金背広ネクタイ財布購入充てた」と述べた2月3日秘書通じて山東昭子参院議長宛て議員辞職願を提出同日午後参院本会議許可された。また同日東京地裁有罪判決受け入れ控訴しないとするコメント発表検察側も控訴しなかったため、5日有罪判決確定した2月9日東京地裁で案里の選挙事務所会計担当者の供述調書読み上げられる調書によれば会計担当者は克行の指示で、党本部からの資金1億5千万円を管理する専用口座開設。そこから資金引き出し稲沢市議の野々部尚昭、元石川県議の大口英夫、男性会社員ら3人の陣営スタッフに「給与」として計約220万円振り込んだという。男性会社員受け取った現金違法性認め、この日証人尋問出頭した2月17日東京地裁野々部尚昭受け取った現金違法性認め、「2019年12月6日に克行に東京都内議員宿舎呼び出され、『取り調べ受けたりマスコミ追いかけ回されたりしても、何も話さないでくれ』と頼まれた。案里も同席していた」と証言した

※この「参院選の公選法違反で有罪」の解説は、「河井案里」の解説の一部です。
「参院選の公選法違反で有罪」を含む「河井案里」の記事については、「河井案里」の概要を参照ください。

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