参院選をめぐる現金買収事件とは? わかりやすく解説

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参院選をめぐる現金買収事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 08:29 UTC 版)

野々部尚昭」の記事における「参院選をめぐる現金買収事件」の解説

詳細は「河井夫妻選挙違反事件」を参照 2019年3月13日参院選向けて広島県議の河井案里自由民主党公認候補選ばれた。ところが陣営には選挙精通したスタッフ少なかったことから、案里の夫の河井克行秘書当時浪人中だった野々部に応援求めた野々部は選対事務局長務め20年来の付き合いがある元石川県議会議員大口英夫を呼び寄せた同年7月21日第25回参議院議員通常選挙執行され広島県選挙区においては無所属現職森本真治と案里が当選果たした野々部も9月22日行われた市議選当選し市議返り咲いた2020年6月18日東京地検特捜部は、前年参院選をめぐり河井克行河井案里夫妻広島県内地方議員首長94人に投票や票の取りまとめ依頼し計約2,570万円報酬渡したとして、両者逮捕した同年6月29日野々部と大口陣営から計約155万円受け取っていたことが明らかになった。2人前述配布先94人に含まれており、受け取った155万円参院選収支報告書には記載されていないその後野々に関する部分詳細がより明らかとなった2019年6月中旬8月上旬、克行から4回にわたり、銀行口座への振り込み手渡し計約97万円受け取ったとされる野々部は取材対し、「自民党支部職員として雇用契約結んだ報酬ではなく労働対価として2カ月分の給与もらった運動員でもない」と述べ違法性はないとの見解示した。 だが河井案里2021年1月21日東京地裁から懲役1年4か月執行猶予5年判決言い渡されると、控訴諦め2月3日付で参議院議員辞職した。克行の公判では検察野々部と大口をなおも買収罪の対象としており、2月9日両人が克行から受け取った現金は、自民党本部から振り込まれ1億5千万円が原資であるとの供述調書東京地裁読み上げた同年2月17日東京地裁公判出頭。「2019年12月6日に克行に東京都内議員宿舎呼び出され、『取り調べ受けたりマスコミ追いかけ回されたりしても、何も話さないでくれ』と頼まれた。案里も同席していた」「広島県参議院選挙区第七支部から給与振り込まれ源泉徴収されたことは違法だ思った違法だ認識していたが、ばれても処罰まではされない思い参院選のあとに行われた市議選立候補した」と証言した2022年1月28日大規模買収事件公職選挙法違反(被買収)の疑い告発され東京地検不起訴にした広島県地方議員100人のうち、35人が検察審査会に「起訴相当」と議決されたことが公表された。35人の中には河井案里選対事務局長務めた野々部も対象含まれていた。 同年3月2日稲沢市議会辞職願提出し同日受理された。 同年3月14日広島地検は、起訴相当議決され35人のうち、9人を在宅起訴25人を略式起訴した。野々部は略式起訴された。

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参院選をめぐる現金買収事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 05:56 UTC 版)

天満祥典」の記事における「参院選をめぐる現金買収事件」の解説

河井夫妻選挙違反事件」も参照 2019年 7月4日第25回参議院議員通常選挙公示広島県選挙区改選数2)においては無所属現職森本真治自民党現職溝手顕正自民党新人河井案里ら7人が立候補。案里は天満県議時代同期(ともに2003年初当選)。天満は溝手を支援した語っているが、実際は案里側で活動街頭演説マイクを握るなど、案里支持呼び掛けた7月21日参院選投開票森本と案里が当選。溝手は次点落選した10月30日参院選河井陣営車上運動員13人に公職選挙法法定上限超える報酬支払った疑いがあると、週刊文春電子版報じた2020年 3月27日28日広島地検は、前年参院選広島県選挙区をめぐり河井克行河井案里夫妻が票の取りまとめを頼む趣旨天満現金渡した可能性があるなどとして、天満任意聴取行い携帯電話手帳押収した3月28日天満は、河井陣営金銭渡してきたことを認めたものの、金銭受け取ったのは後援会であって自分ではないと述べた3月31日記者会見金銭授受否定。「後援会もらっていないと思う」と発言一転させた。 4月6日報道機関取材に「断言します。一点曇りもないということはね」と語った6月18日東京地検特捜部は、河井克行と案里が広島県内地方議員首長94人に投票や票の取りまとめ依頼し計約2,570万円報酬渡したとして、両夫妻を逮捕した。克行は証拠品押収される前にパソコンから現金配布先の名前や金額記載したリストデータ削除していたが、検察電子データ解析するデジタル・フォレンジック」を実施し削除されリスト復元。これが逮捕決め手となった6月22日現金提供先94人の中に天満含まれていることが明らかとなった6月23日天満2019年3月6月河井克行から2回にわたり現金150万円受け取っていたことが明らかとなった同日市議会定例会閉会挨拶で「現金授受はない」と身の潔白改め強調した6月24日市議会議長仁ノ岡範之に6月30日付で辞職する意向電話伝えた6月25日三原市役所記者会見し、河井克行から計150万円受け取ったことを認め辞職する意向表明した首長現金受領認めたのは天満3人目となった天満は、これまでの取材一貫して身に覚えがない」と受領否定していたが、一転して認めた理由について「(克行との)約束2人秘密守ろうとした。しかし、市民いつまで受け取っていないと言い続けることはできない」と説明三原市議会の手続き経て6月30日にも辞職する見通し広島県内で克行から2019年3月50万円2019年6月100万円を渡されとされる当初拒んだが「預かってほしい」と言われ50万円受け取った際は、直前まで同席していた案里に「よろしく頼む」というような意味のことを言われた、と証言した現金趣旨について「預かりのつもりだった。(案里の)選挙応援のための買収という認識はなかった」と釈明150万円保管しており「時期来れば返却したい」と述べた6月30日市議会辞職申出同意し天満辞職した現金受領認めた広島県内首長辞職小坂真治(安芸太田町長)に続き2人となった2021年 2月1日東京地裁行われた河井克行公判で、克行から受け取った150万円は「不法な金」だと認め授受詳細証言した証言内容以下のとおり年月日所 内2019年3月27日 三原市内のビル一室 克行・案里と面会し参院選での支援頼まれ帰り際に克行から50万円入り封筒内ポケット入れられた。 2019年6月2日 広島市リーガロイヤルホテル広島 案里の政治資金パーティー河井あんり 飛翔のつどい」に出席後、克行らと会食し帰り際に克行から、シャツズボンの間に100万円が入った封筒差し込まれた。 前年記者会見で「150万円保管してある」と述べた天満であったが、この日の公判で「現金背広ネクタイ財布購入充てた」と証言し発言覆した2022年 1月28日東京地検不起訴にした広島地元議員100人のうち、35人が検察審査会に「起訴相当」と議決されたことが公表された。天満もその中に含まれた。 3月14日広島地検は、起訴相当議決され35人のうち、9人を在宅起訴25人を略式起訴した。天満略式起訴された。

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参院選をめぐる現金買収事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 05:52 UTC 版)

児玉浩」の記事における「参院選をめぐる現金買収事件」の解説

河井夫妻選挙違反事件」も参照 2019年 3月29日広島県議会議員選挙告示児玉無投票6期目の当選を果たす。 7月21日第25回参議院議員通常選挙執行広島県選挙区改選数2)においては無所属現職森本真治自民党新人河井案里当選果たした自民党現職溝手顕正次点落選2020年 4月5日安芸高田市長選挙告示される児玉無投票初当選6月18日東京地検特捜部は、前年参院選広島県選挙区をめぐり河井克行河井案里夫妻広島県内地方議員首長94人に投票や票の取りまとめ依頼し計約2,570万円報酬渡したとして、両者逮捕した。克行は証拠品押収される前にパソコンから現金配布先の名前や金額記載したリストデータ削除していたが、検察電子データ解析するデジタル・フォレンジック」を実施し削除されリスト復元。これが逮捕決め手となった6月24日児玉安芸高田市役所取材応じ河井克行から2回にわたって現金60万円受け取ったことを認めた広島県内首長現金受領認めたのは、克行から20万円受け取ったとして同年4月安芸太田町長を辞職した小坂真治に続き2人となった6月26日、もともと短めだった頭髪丸刈りにし、市長続投する意向表明した記者会見で「今できること考え、『反省を示さなくちゃ』とこういうヘアスタイルにした」と説明した同日安芸高田市議会の先川和議長水戸真悟副議長青原敏治市議児玉とは別に記者会見し、克行から現金受け取った明らかにした。3人のうち先川は議長室で20万円水戸副議長室で10万円を受け取ったという。 6月27日児玉は、自身正副議長らに対す抗議電話メールが市に殺到していると述べたメールのほとんどは辞職求め意見で、電話半分抗議だった。「安芸太田町長や三原市長のようにあなたも辞めるべきだ」といった厳し意見多く寄せられたという。 6月28日児玉後援会役員会開いて対応を協議した。約20人が集まった役員会児玉出席役員から、現金受け取り後援会説明しないまま4月市長選立候補した責任問い辞職するべきだとの声が上がった同日識者からは「丸刈り謝罪というのは、その人にとって『大切なもの』が『毛』で、『反省度合い』が『3ヶ月くらいで元に戻る』ものなのかもしれない」という声が上がった6月29日市議会議長辞表提出6月30日児玉現金受け取った時期明かされた。1回目県議だった2019年3月末で、自身事務所30万円入った封筒を克行から受け取り2回目市長当選後同年5月末で、車の中で30万円入り封筒受け取った証言した7月3日市議会臨時会開き同日付の辞職同意し児玉辞職した現金受領認めた広島県内首長辞職したのは小坂真治(安芸太田町長)、天満祥典三原市長)に続き3人目となった議長・先川和幸と副議長水戸真悟議長副議長辞した(先川と水戸7月17日青原敏治とともに現金受領した責任をとり市議辞職した)。 12月21日河井克行公判東京地裁であり、児玉検察側の証人として出廷現金受け取り詳細証言した証言内容以下のとおり年月日所 内2019年3月29日 安芸高田市 児玉県議選無投票当選決めたこの日、克行は市内事務所来て30万円入った封筒児玉渡した2019年5月26日 安芸高田市 市内駐車中の乗用車内で30万円入った封筒児玉渡した児玉会計処理尋ねると、克行は「これは表に出ないお金と言ったという。 2022年 1月28日東京地検不起訴にした広島地元議員100人のうち、35人が検察審査会に「起訴相当」と議決されたことが公表された。児玉もその中に含まれた。 3月14日広島地検は、起訴相当議決され35人のうち、9人を在宅起訴25人を略式起訴した。児玉略式起訴された。

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参院選をめぐる現金買収事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 19:22 UTC 版)

石橋竜史」の記事における「参院選をめぐる現金買収事件」の解説

河井夫妻選挙違反事件」も参照 3選から3か月後の2019年7月21日第25回参議院議員通常選挙執行され、元自民党県議河井案里初当選した。 2020年6月18日東京地検特捜部は、衆議院議員河井克行参議院議員河井案里参院選をめぐり、広島県内地方議員首長94人に投票や票の取りまとめ依頼し計約2,570万円報酬渡したとして、両夫妻を逮捕した。克行は証拠品押収される前にパソコンから現金配布先の名前や金額記載したリストデータ削除していたが、検察電子データ解析するデジタル・フォレンジック」を実施し削除されリスト復元。これが逮捕決め手となった同年6月25日石橋広島市役所記者会見行い2019年4月市議選当選祝いとして同年5月河井克行事務所応接室で(胸元に)封筒をねじ込まれ30万円受領した告白したその際河井克行は『収支報告する必要はない』『これは2人だけの秘密だからね。わかっているね』と発言したという。石橋は、買収意図認識しなかったとしている。過去にも河井克行から「(収支報告書に)記載する義務はないから」と、10万円をカバンにねじ込まれたこともあったと証言し、「(克行に)コントロールされていく、手足縛られていくような感覚があった」とふり返った。翌6月26日には、同じ安佐南区選挙区広島市議の谷口修も克行から現金50万円受け取ったことが明らかとなった同日広島市議の沖宗正明も克行から現金50万円受け取った明かした2022年1月28日東京地検不起訴にした広島地元議員100人のうち、35人が検察審査会に「起訴相当」と議決されたことが公表された。その中に含まれていた石橋自身ブログで、「私は国民方々から選出され11人の民意による決議に対して当然ながら、間違っても異を唱えるつもりはなく厳粛に受け止めています」と述べた同年3月14日広島地検は、起訴相当議決され35人のうち、9人を在宅起訴25人を略式起訴した。病気療養中の広島市議の児玉光禎については不起訴とした。石橋在宅起訴された。石橋は「買収意図は全く感じていなかった。(疑いを)晴らして次に進みたい」とコメントした同年3月17日市議会は、石橋を含む在宅起訴された6人の市議対す辞職勧告決議案を賛成多数可決したその場石橋は「あらためて私は絶対に買収には手を染めていないとの激し感情覚えた次第です。あらゆる事象公にしていきながら今回大規模にわたる一件必ずや未来政治社会生かしたい。まずは引き続き負託頂戴した任期謹んで全身全霊注ぎ全うしたい」「絶対に買収手を染めていない。私には無罪証明する機会残されている」と弁明した

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