アンジーとは? わかりやすく解説

アンジー

作者エド・ゴーマン

収載図書999聖金曜日
出版社東京創元社
刊行年月2000.2
シリーズ名創元推理文庫


アンジー

名前 Angie

アンジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/04 22:54 UTC 版)

アンジーは、かつて存在した日本のロックバンド

メンバー

第一期(結成 - 1983年)

第二期(1983年 - 1986年)

  • 水戸華之介 (Vo.)
  • 中谷のブースカ (B.)
  • 嶋尾ジョージ(G. / 1963年 - 2000年6月9日) - 1986年3月に脱退
  • 藤井がちゃ彦 (Dr.)

第三期(1986年 - 解散)

  • 三戸華之介 (Vo.)
  • 中谷ブースカ (G.)
  • 岡本様ひこ(B. / 1963年9月9日 - ) - 後に「岡本有史」と改名
  • 藤井がちゃ彦 (Dr.)

略歴

1980年に山口県長門市で結成。1981年に、福岡県福岡市に活動拠点を移し、本格的に活動開始。

1983年に植中が脱退。長門時代に同級生だった嶋尾が加入する。この頃、福岡市内にあるステーキハウスのCMに出演していた。1984年から1985年にかけて、ホールでのソロコンサートの開催や自主制作レコードの発売などを行う。

1986年3月に嶋尾が病気(1型糖尿病)を理由に脱退。上京目前の1986年10月25日、地元福岡の都久志会館で「博多さよならライブ」を敢行。観客が盛り上がりすぎて、ホール下のコンクリート天井に亀裂が入り今も[いつ?]痕が残っている。上京後、キャプテンレコードからミニアルバム3枚を発売。

1988年にシングル「天井裏から愛を込めて」(メルダック)でメジャー・デビュー。このシングルでは、ライブ観客にバナナを1本ずつ配り観客に振りかざさせるパフォーマンスを見せた(ミュージック・ビデオでバナナに関する情報提供を呼びかけていた)。

1992年に活動停止(事実上の解散)。1999年から2002年にかけて、一時的に再結成。アルバムを発売し、数回再結成ライブを行った。

現在

  • 三戸は活動名義をインディーズ時代の水戸華之介に戻す。いくつかのバンドの結成・解散を経て、2000年に内田雄一郎筋肉少女帯)や中山加奈子らと、新バンド、水戸華之介&3-10chainを結成する(その後メンバーの入れ替えがあり、一時は森若香織も参加していた)[1]。一時闘病生活を余儀なくされるが現在も様々なバンドで活動中。
  • 中谷は本名の中谷信行の名義で、水戸華之介&3-10chain向けの楽曲を提供するなどの活動を行っている他、「ラップ・クリエイティブ」に所属し多数のアイドルグループ等へ楽曲提供を行っている[2]。現在は福岡市に在住。
  • 岡本は三戸らと一時『水戸華之介&エレカマニア』を結成するも、解散。音楽活動は本名の岡本雅彦名義で継続中。現在はG.D.FLICKERS、WILD CHILLUNなどに在籍している。
  • 藤井は故郷の長門に帰り、音楽活動は行っていない。1999年の再結成以降はライブに参加しておらず、21世紀に入って完全なアンジーは組まれていない。
  • 植中はぼんじ名義で中国地方〜九州を中心に音楽活動を継続中。
  • 嶋尾は自らの病気を理由に脱退後、故郷の長門に戻り闘病生活を続けていたが2000年6月9日に永眠。その後、2000年9月23日に彼の追悼ライヴとして、故郷の長門市にあるホール「ルネッサながと」で再結成ライブを行った(ただし藤井は仕事で参加できず、サポートドラマーを迎えて公演を行った)。

ディスコグラフィー

カセットマガジン

  1. 木偶の坊(1984.4.12)
  2. 罪と罰(1985.3)
  3. ガセネタ(1985.8)

シングル

発売日 規格 規格品番 タイトル
バンビ・レーベル(自主制作)
1987年7月 EP BM-001-A A ロックンローラー[注釈 1]
B すべての若き糞溜野郎ども ALL THE YOUNG KUSODAME GUYS
メルダック
1988年5月21日 EP 7MEA-23 A 天井裏から愛を込めて
8cmCD 10MD-9 B 幽霊
1988年12月16日 10MD-17 A 素晴らしい僕ら
B でくのぼう
1989年4月21日 10MD-19 A 銀の腕時計
B 奈々
1989年9月21日 10MD-23 A 蠅の王様
B サムライSKA
1992年3月21日 MEDR-10019 1 しあわせのしずく
2 サラバ列車で行こう
1999年7月7日 MEDR-11123 1 Lesson
2 エデン
3 Lesson(Lesson)

アルバム

オリジナル・アルバム

発売日 規格 規格品番 アルバム
Juke Records
1986年 LP SIN-1 嘆きのばんび
No. タイトル 時間
A 1 祈り
2 花火
3 幸運(ラッキー)
4 腹々時計
5 でくのぼう
6 パンを一切れ
B 1 バンビはどこだ
2 バンビの死
3 かくれんぼ
4 ミミズ
5 銀の腕時計
6 庄屋の倉
1987年 LP CHOP-1203
1989年4月21日 CD MED-2001
キャプテンレコード
1987年1月 LP 砂漠のマドンナ
No. タイトル 時間
A 1 ラクダの君は砂漠のマドンナ
2 一億
B 1 サイレン
2 シアワセ岬


1987年5月 LP トモダチ
No. タイトル 時間
A 1 風のブンガ(トモダチ)
2 特急キノコ列車
3 情熱
B 1 ヴィヲロン
2 シャ・ラ・ラ
3 屋根の上のマリコ
1987年12月31日 LP CAP-0069-M 髑髏(ゴルゴダ)の丘
No. タイトル 時間
A 1 芋虫ロック
2 I Need You
3 S子, 赤いスカート
B 1 分解マニア
2 ゴルゴダ


1988年5月21日 LP MEL-35 溢れる人々
No. タイトル 時間
A 1 天井裏から愛を込めて
2 アストロボーイ・アストロガール
3 サーカス
4 カナリア
5 わいわいわい
B 1 夜の行進
2 霧の中
3 ジュージュー
4 笑い者
5 おやすみ
1988年 CD MEL-35
1988年12月16日 LP MEL-48 新しいメルヘン
No. タイトル 時間
A 1 掃き溜めの街で歌い始めたチンピラ達の新しいメルヘン 3:51
2 愛のパロディ 3:59
3 ひとりぼっちの半ちゃん 3:10
4 孤独の叫び 3:32
5 へくそかずら 4:07
B 1 たむけのかもじ 4:24
2 極楽トンボ 2:29
3 ムードは最低 4:07
4 青空を見たとき 4:47
5 素晴らしい僕ら 3:50
1988年 CD MEL-48
1989年10月4日 LP YKL-062 黄金時代
No. タイトル 時間
A 1 バラノシュラバ
2 蠅の王様
3 遠くまで
4 アネモネの奇跡
5 情熱の空手チョップ
6 サムライSka
B 1 サカナ
2 ¥10
3 ひまつぶし
4 天国ロック
5 心臓の囚人
6 観覧車
1989年 CD MED-60
1990年5月21日 LP MECR-20001 ヒソカ
No. タイトル 時間
1 雨が降る日もちむちむりい
2 ナイタラダメヨ
3 種まき姉ちゃん
4 黒いスーツケース
5 星を数えて
6 幻想の世界
7 バイキンロック
8 マグマの人よ
1990年11月7日 CD MECR-28010 窓の口笛吹き
No. タイトル 時間
1 マグマの人よ
2 すべての若き糞溜野郎ども
3 しおしおのぱあ
4 生きてるうちが花なのよ
5 月に想う歌
6 灰色の恋は溜息
7 徘徊(ライオンのうた)
8 壺から抜け出せ
9 猿とラッキョウ
10 ゆきてかえらず
11 風船
12 窓の口笛吹き
13 見事な夜
1992年3月21日 CD MECR-30027
No. タイトル 時間
1 猛き風にのせて
2 誰だ
3 毒々新聞
4 不幸の手紙
5 涙愚かに
6 眺めの良い場所
7 欲望
8 花畑
9 砂のシナリオ
10 のるかそるか
11 ぐりぐらのラッパ
12 しあわせのしずく
13 夜中の3時のロマンチック
1993年 CD PS-4649 ●▲■ +"α"
No. タイトル 時間
1 瑠璃色の瓶の中
2 現実の天使
3 バンザイロック
4 くらげ
5 腹が減った
6 愛と欲望の恋人達
7 車輪が回る
8 淋しい絵
9 踊りたい
10 あんまり晴れてる素敵な日には
11 ポリバケツの純情
12 猫 (雨の日の光景)
13 愛は生ゴミ
14 おしえてあげる
1999年8月8日 CD MECR-30117 @
No. タイトル 時間
1 センチメンタルストリート 3:58
2 東京コンフィデンシャル 3:37
3 カンナの庭 3:52
4 ガード下の情景 4:55
5 太陽も知らんぷり 2:59
6 夜と男と運命の魔の手 3:35
7 心の迷路 4:14
8 おとぎばなしの世界 3:46
9 言っちゃいけない事がある 1:35
10 雨のドライヴ、3つの言葉 3:30
11 めぐり逢えたら 3:08
12 ひまわりの道 4:13
13 ママ 4:46
14 Lesson 3:59

ベスト・アルバム

発売日 規格 規格品番 アルバム 備考
LP 1987

※1987年に発売したミニアルバム3枚に、「平和の煮込み」を追加したベスト・アルバム。

No. タイトル 時間
1 ラクダの君は砂漠のマドンナ
2 一億
3 サイレン
4 シアワセ岬
5 風のブンガ (トモダチ)
6 特急キノコ列車
7 情熱
8 ヴィヲロン
9 シャ・ラ・ラ
10 屋根の上のマリコ
11 芋虫ロック
12 I Need You
13 S子, 赤いスカート
14 分解マニア
15 ゴルゴダ
16 平和の煮込み


1989年 CD CAP-1020-CD
1998年11月21日 CD 「キャプテン・イヤーズ」に改題。
1992年4月23日 CD CD SINGLE MEMORIAL COLLECTION

※ メジャーでの全シングルをセットにしたCD-BOX。

1992年5月21日 CD MECR-38001/2 雲をつかんだ日
1992年8月21日 CD MECR-30030 RARE TRACKS

※ 解散ライブ(1992.5.2)や、配布ソノシート、未発表曲、インディーズ時代の曲の新録など。

1999年5月2日 CD XAT-1245376452 Angie's Life
2006年8月23日 CD ANGIE SUPER BEST
2008年9月20日 CD CDSOL-1245 1987DX キャプテン・コレクション
No. タイトル 時間
1 ラクダの君は砂漠のマドンナ
2 一億
3 サイレン
4 シアワセ岬
5 風のブンガ (トモダチ)
6 特急キノコ列車
7 情熱
8 ヴィヲロン
9 シャ・ラ・ラ
10 屋根の上のマリコ
11 芋虫ロック
12 I Need You
13 S子, 赤いスカート
14 分解マニア
15 ゴルゴダ
16 祈り
17 花火
18 ミミズ
19 アストロボーイ、アストロガール

ビデオ

  1. ヘルプ!四人はでくのぼう(1985年3月)
  2. バナナの恩返し(1988年9月15日)
  3. 太陽の季節(1989年5月21日)(LD:1989年6月21日)
  4. 終りなき終わり - アンジーラストライブ(1992年5月2日、日比谷屋外音楽堂、MEVR-38003)を収めたもの
  5. 転居先不明 - アンジー復活ライブ(1999年5月2日、ブリッツ)を収めたもの

その他

  • 和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の登場人物である悠久山安慈(ゆうきゅうざん あんじ)は、アンジーのバンド名が名前の、三戸華之介が外見のモデルとなっている。また、同漫画において、「マグマの人よ」の歌詞が書かれていた。
  • お笑いコンビ、 ダウンタウン松本人志が、自身のラジオ番組などでしばしば「夢で逢えたら」のコーナーのひとつ「バッハスタジオII」に出演したバンドの中で一番印象に残っているバンドとして彼らの名前を挙げることがある[いつ?]。特に「天井裏から愛を込めて」が好きだったとのこと。因みに、彼らとの思い出を語る際、「ボーカルの人(三戸華之介)は風貌こそ怖そうに見えるが、すごく腰の低い良い人だった」と必ず付け加える。しかし、そこまで好きだったと言っておきながら、一度、自身のラジオ番組である「放送室」第319回の中で「アンジー」のことを、ディレクターから指摘されるまで「ガンジー」と発言し続けていたこともあった。

脚注

注釈

出典

外部リンク


アンジー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/30 07:16 UTC 版)

ビオトープ (漫画)」の記事における「アンジー」の解説

人間少女の姿をした上級天使で、1200歳。白いワンピース着ている。マイナスに満ちた日本助けるために天国から派遣されていて、100人助けなければならない携帯電話ツイッター最初驚きはしたもののすぐに使いこなせていて、下界の生活への適応力がすごい。

※この「アンジー」の解説は、「ビオトープ (漫画)」の解説の一部です。
「アンジー」を含む「ビオトープ (漫画)」の記事については、「ビオトープ (漫画)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アンジー」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アンジー」の関連用語

アンジーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アンジーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアンジー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのビオトープ (漫画) (改訂履歴)、RED (村枝賢一) (改訂履歴)、ニード・フォー・スピード カーボン (改訂履歴)、MOTHER3 (改訂履歴)、RED STONE (改訂履歴)、ロボコップ2 (改訂履歴)、幻想水滸伝 (改訂履歴)、フルアヘッド!ココ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS