からす

デジタル大辞泉

カラス【Maria Callas】

読み方：からす

［1923〜1977］米国生まれのギリシャ系ソプラノ歌手。イタリアオペラを中心に活躍し、多彩な声質と深い演技力で世紀のプリマドンナと称された。

から・す【^×嗄らす】

読み方：からす

［動サ五（四）］《「涸らす」と同語源》声をかすれさせる。「声を—・して叫ぶ」

から・す【枯らす】

読み方：からす

［動サ五（四）］《「涸らす」と同語源》草木を枯れさせる。「丹精した植木を—・す」

から・す【^×涸らす】

読み方：からす

［動サ五（四）］

１ 水のかれた状態にする。「井戸を—・す」

２ 乾燥させる。水分をなくする。

「鰹節でも—・しておくようなことを言って」〈紅葉・二人女房〉

３ 持っている物などを出しつくす。「泣きすぎて涙を—・す」「才能を—・す」

からす【^×烏／^×鴉】

読み方：からす

１ スズメ目カラス科カラス属の鳥の総称。全長33〜61センチ。全体に黒色か、黒に灰色や白色の部分をもつ。くちばしが大きく、雑食性。南アメリカとニュージーランドを除く世界中に約40種が分布。日本では、ハシブトガラスとハシボソガラスが全国に生息する。

２ 《1が黒いところから》くろうと。

３ 《1の性質から》

㋐口うるさい人。

㋑よく物忘れをする人。

㋒意地のきたない人。

㋓その辺りをうろつく人。「旅—」

４ 物の名などに付けて、色の黒いことを表す。「—猫」「—蛇」「—石」

烏を模した紋所

カラス(1)の一種ハシブトガラス

から‐す【^▽皆素】

読み方：からす

花札の勝負で、初めに配られた7枚の札が、すべて点にならない素札(すふだ)であること。

日本語活用形辞書

上らす、借らす

読み方：からす

ラ行四段活用の動詞「上る」「借る」の未然形である「上ら」「借ら」に、使役の助動詞「す」が付いた形。

終止形

上る  » 「上る」の意味を調べる
借る  » 「借る」の意味を調べる

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世界宗教用語大事典

からす 【烏・鴉】

スズメ目カラス科の鳥。全身黒色で鳴声が大きいから、人間は種々な考えを巡らし、神の使いと見たり、人の死を知らせる凶鳥と見たりするのは、東西同じである。中国では太陽に三本足の烏がいるとする。西洋では烏の心臓を食うと予言能力が出てくるともした。これらは烏に霊力を感じて生まれた話である。北欧では戦士が烏に出会うと縁起がよいともする。

短編小説作品名辞典

からす

作者多岐川恭

収載図書恐怖小説コレクション 2 魅
出版社新芸術社
刊行年月1989.8

収載図書ミステリー傑作選 特別編 3 真夏の夜の悪夢
出版社講談社
刊行年月1991.7
シリーズ名講談社文庫

からす

作者日影丈吉

収載図書恐怖博物誌
出版社出版芸術社
刊行年月1994.8
シリーズ名ふしぎ文学館

収載図書日影丈吉全集 5
出版社国書刊行会
刊行年月2003.5

からす

作者野上志乃

収載図書昼の月 春のうた
出版社龍書房
刊行年月2003.6

からす

作者延江ローレン

収載図書7カラーズ
出版社水曜社
刊行年月2005.3

からす

収載図書ラング世界童話全集 6 ちゃいろの童話集 改訂版
出版社偕成社
刊行年月2008.12
シリーズ名偕成社文庫

隠語大辞典

からす

1. 看守ノコトヲ云フ。〔第五類　官吏及官舎之部・京都府〕
2. 看護者ノコトヲ云フ。〔第五類　官吏及官舎之部・大阪府〕
3. 押丁ノコトヲ云フ。〔第五類　官吏及官舎之部・長崎県〕
4. 典獄ノコトヲ云フ。〔第五類　官吏及官舎之部・鳥取県〕
5. 押丁ノコトヲ云フ。〔第五類　官吏及官舎之部・島根県〕

分類 京都府、大阪府、島根県、長崎県、鳥取県

からす

1. 神官。〔第二類　人物風俗〕

からす

1. 同上（※「かはん」参照）－〔京阪地方〕。〔第三類　犯罪行為〕
2. 贓物牙保犯を云ふ。〔京阪〕

分類 京阪、京阪地方

カラス

読み方：からす

1. 鉛筆ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・大阪府〕
2. 筆ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・愛知県〕

分類 大阪府、愛知県

カラス

読み方：からす

1. 火口ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・神奈川県〕

分類 神奈川県

烏

読み方：からす

1. １　口のわろき人、口さがなき人をいふ。声喧しき烏に譬へたるなり。２　又物忘れの早きをいふ。３　黒い色のものをいふ。４　冬服巡査のこと、盗賊の用ふる隠語。
2. ①烏は主として暁に鳴く所より払暁を意味する。又その羽の色の黒いところよりして闇夜のことをいふ事もある。②〔隠〕黒靴のこと。その形が烏を連想さすところよりいふ。③炭、炭は烏の様に真黒いからである。
3. からすは黒きより「黒」を意味する。転じて夜明、闇夜、墨、炭、黒靴（転じて一般靴の総称）等を云ひ又「墨染の袖云々」より僧侶及神官を云ふ。又冬服（黒服）着用の警官を云ふ。
4. 〔犯〕⑴闇夜のこと。⑵黒靴のこと。⑶炭のこと。
5. 暗夜、冬服の巡査、黒靴。〔一般犯罪〕
6. 詐欺、黒服の警官、炭、黒靴。〔香具師・不良〕
7. ①墨を売る露店商。色彩連想。〔香〕　②木炭。色彩連想。〔闇〕　③詐欺罪。鷺を烏の喩から。〔香〕　④制服巡査。旧制服の色彩から。〔盗〕
8. ①一般的詐欺行為。②贓物牙保犯。〔京阪〕

分類 京阪、犯罪、犯罪者、盗賊、香具師／不良、香／闇／香／盗／犯罪

烏（カラス）

読み方：からす

1. （一）何烏といふは、其事に馴れ、其地に馴れたるものをいふ。旅烏、芸烏、阿波座烏などいふ類これなり。（二）物忘れの早き人をいふ。

鴉

読み方：からす

1. 炭ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・三重県〕
2. 炭ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・福島県〕
3. 炭ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・鳥取県〕
4. 炭ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・大分県〕
5. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・茨城県〕
6. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・福島県〕
7. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・宮城県〕
8. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・石川県〕
9. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・富山県〕
10. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・岡山県〕
11. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・山口県〕
12. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・和歌山県〕
13. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・徳島県〕
14. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・大分県〕
15. 墨ノコトヲ云フ。〔第二類　金銭器具物品之部・滋賀県〕
16. 墨－炭。〔第七類　雑纂〕
17. 的屋仲間にて墨を売る路店商人のことをいふ。墨は黒いから烏といつたのである。〔的屋〕
18. 炭。炭は烏のやうに真黒いから。〔縁日商人〕
19. 墨炭。
20. 墨（すみ）。烏の連想語。
21. 炭のことをいふ。
22. 炭又は墨を云ふ。
23. 墨、炭。中津　博徒、不良、虞犯仲間。

分類 三重県、博徒、不良、虞犯仲間、和歌山県、大分県、宮城県、富山県、山口県、岡山県、徳島県、滋賀県、犯罪者／露天商人、的屋、的屋、縁日商人語、石川県、福島県、縁日商人、茨城県、露店商、鳥取県

鴉

読み方：からす

1. 払暁又ハ闇夜。〔第一類　天文事変〕
2. 払暁又は闇夜のこと。烏は主に暁に鳴くから。又烏の羽の色が真黒なるため闇夜のことをいふのである。〔犯罪語〕
3. 払暁又は闇夜のこと。烏は主に暁に鳴くから。又烏の羽の色が真黒なるため闇夜のことをいふ。
4. 暗夜。〔掏摸〕

分類 掏摸、犯罪語

鴉

読み方：からす

1. 冬服着用巡査。〔第二類　人物風俗〕
2. 冬服を着た巡査のことをいふ。白狐を参照せよ。〔犯罪語〕
3. 〔犯〕冬服巡査のこと。黒色のことからいふ隠語。
4. 黒服の警察官。中津　不良博徒虞犯仲間。

分類 不良博徒虞犯仲間、犯、犯罪語

鴉

読み方：からす

1. 一般詐欺的行為者。〔第二類　人物風俗〕
2. 一般詐欺的行為。〔第三類　犯罪行為〕
3. 詐欺をすること。烏が鵜のまねをするのは恰も詐欺的行為に似て居るから名づけたのであらう。風雅集に「大井川ゐぜきに来たる山烏うのまねすとも魚はとらじな」とある。〔犯罪語〕
4. 〔犯〕詐欺のこと。鳥の鷺を反対に云つたもの、又詐欺のことを「白鷺」ともいふ。
5. 一般的詐欺行為を云ふ。
6. 詐欺。萩　不良仲間。

分類 不良仲間、犯、犯罪語

鴉

読み方：からす

1. 靴。〔第二類　人物風俗〕
2. 黒靴のことをいふ。赤靴のことを「赤烏」といふ。〔犯罪語〕
3. 黒靴のこと。その形が一寸烏を連想さすところから起つた名。〔刑事〕
4. 靴。
5. 黒靴のことをいふ。
6. 黒靴のこと。前橋。

分類 ルンペン／大阪、刑事、犯罪語

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

JMnedict

唐須

姓	読み方
唐須	からす

ウィキペディア

カラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/09/11 06:13 UTC 版)

カラス（烏、鴉、鵶、雅）は、鳥類カラス科の1グループ。カラス属 Corvusまたは近縁な数属を含む。

ウィキペディア小見出し辞書

からす

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/02/02 02:44 UTC 版)

「にゃんことカイザー」の記事における「からす」の解説

ブリードスクールの生徒。カイザーの呼称は「からすさん」。終始クールで、カイザーの下ネタの意味もりんごの恋心も理解しているが、冷静なツッコミが主である。お金が大好きで、りんごの資産を狙ったり、医師時代のカイザーと結婚しようと目論むも後に反故にしている。

からす

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/05 07:01 UTC 版)

「伝染るんです。」の記事における「からす」の解説

すずめの変装と思しきバリエーション。体が黒くなって「カァ」というだけの違い。作中でも「お前ら、すずめだろう！」と言われている。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

からす

出典:『Wiktionary』 (2021/10/27 17:20 UTC 版)

名詞

からす【鴉・烏】

1. (鳥) (Corvus) カラス科カラス属の鳥類の総称。大型で黒色の種が多い。雑食。
2. (魚) フグ目フグ科トラフグ属に属する魚の一種。学名:Takifugu chinensis。別名、からすふぐ、なめらふぐ。

発音

• (東京) か​らす [káꜜràsù] (頭高型 – [1])
• IPA^(?): [ka̠ɾa̠sɨᵝ]
• (京阪) からす (平板型)

成句

• 鵜の真似をする烏
• 烏に反哺の孝あり
• 烏の行水

翻訳

• アイスランド語: kráka
• アイルランド語: caróg dubh
• アフリカーンス語: kraai
• アルバニア語: sorrë 女性
• イタリア語: cornacchia
• インドネシア語: burung gagak
• ウェールズ語: brân 女性
• ウクライナ語: ворона (vorona), гава (gava)
• 英語: crow
• エストニア語: vares
• エスペラント: korniko
• 沖縄語: がらさー, がらし
• オック語: gralha
• オランダ語: kraai 男性
• カタルーニャ語: cornella 女性
• ガリシア語: corvo viaraz
• 北サーミ語: vuoražas, vuorččis
• ギリシア語: κουρούνα 女性 (kurúna)
• サルデーニャ語: carroga, corrancra, corronca, giacu
• スウェーデン語: kråka
• スコットランド・ゲール語: starrag
• スペイン語: cuervo 男性, corneja 女性
• スロヴァキア語: vrana 女性
• スロヴェニア語: vrana 女性
• セルビア・クロアチア語

  キリル文字: врана 女性

  ラテン文字: vrana 女性

• タイ語: อีกา, นกอีกา, นกกา
• タミル語: காகம் (kāham)
• チェコ語: vrána 女性
• チベット語: ཀ་ཀ (ka-ka)
• 中国語: 烏鴉/乌鸦 (wūyā)
• 朝鮮語: 까마귀
• 低地ドイツ語: Kreih 女性
• テルグ語: కాకి (kaaki)
• デンマーク語: krage
• ドイツ語: Krähe 女性
• トルコ語: karga
• 西フリジア語: krie
• ノルウェー語: kråke 女性
• バスク語: bele
• ハンガリー語: varjú
• フィンランド語: varis
• フェロー語: kráka
• フランス語: corneille 女性
• フリウリ語: çore, corvat piçul, cornile
• ブルガリア語: врана (vrana) 女性
• ブルトン語: frao 女性
• ベラルーシ語: варона
• ポーランド語: wrona 女性
• ポルトガル語: gralha 女性 cinzenta
• マケドニア語: врана (vrana) 女性
• モンゴル語: хэрээ (kheree)
• ラトヴィア語: vārna
• リトアニア語: varna
• ルーマニア語: cioară 女性
• ロシア語: ворона (voróna) 女性
• ロマ語: korung 男性
• ロマンシュ語: corv nair

動詞：枯らす

からす【枯らす】

1. 枯れさせる。

活用

発音

• (東京) からす [kàrású] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ka̠ɾa̠sɨᵝ]
• (京阪) からす (平板型)

動詞：涸らす

からす【涸らす】

1. 水を汲みつくす。

活用

発音

• (東京) からす [kàrású] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ka̠ɾa̠sɨᵝ]
• (京阪) からす (平板型)

動詞：嗄らす

からす【嗄らす】

1. 声を出しすぎたり、のどを痛めたりして、声がしゃがれる。

活用

発音

• (東京) からす [kàrású] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [ka̠ɾa̠sɨᵝ]
• (京阪) からす (平板型)

漢字辞典

烏

烏	画数：10 学習年：人名に使える漢字 音読み：ウ、 オ 訓読み：からす、 いずくんそ、 いずくんぞ、 なんぞ ピンイン：wu1 / wu4 ハングル：오 対応する英語：crow, raven

鴉

鴉	画数：16 音読み：ア 訓読み：からす ピンイン：ya1 ハングル：아 対応する英語：crow, raven

鵶

鵶	画数：19 音読み：ア 訓読み：からす ピンイン：ya1

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Weblio日本語例文用例辞書

「 からす」の例文・使い方・用例・文例

• ここからすぐのところにその野球場がある
• ここからすぐに出て行け．さもないとひどい目にあうぞ
• 先週のテストからすると僕はこの科目は通ると思う
• ジョンとメアリーは互いを初めて見た瞬間からすぐに気が合った
• 空模様からすると，明日は雨だろう
• 駅はここからすぐのところにあります
• 彼の本は一般読者からすばらしい賛辞を受けた
• ウナギは手からするりと逃げた
• そのことが起きてからすぐ彼は家を売った
• 状況からすると，聞いた感じでは
• 私が全国からすでに１０００件以上の相談を受けました
• 印刷データ表現オブジェクトからすべての印刷データを取得する
• 彼のこのことばからすでに１１年が、いま、経過している
• 出発時間からすでに４５分が経つ
• 心からすべての方々に感謝しています
• 薬理学的な見解からすると
• 週足チャートからすると火曜日が大底だった可能性がある。
• それではこれからすることを決めなさい。
• 私からするとそれでいい。
• もし（彼女が）（彼を）本当に愛していたのなら、最初からすべきではなかった。