かず【数】
読み方:かず
[名]
2 個々の事物が、全体または一定の範囲で、いくつ(何回)あるかということを表すもの。数量。「参加者の—を数える」「—多い候補者から選ぶ」「—が合わない」「はしたの—」
3 数量や回数が多いこと。多数。「—ある作品の中から選ばれる」「—をこなさないと間に合わない」「—で押し切る」「—を頼む」
4 価値あるものとして取り立てて認められる範囲。また、その範囲に入るものとして価値を認められるもの。「こんな苦労は物の—に入らない」
5 同類として数えたてられる範囲。仲間。「亡き—に入る」「正選手の—に加える」「子供は—に入らない」
[接頭]名詞に付いて、粗末な、ありふれた、安価な、などの意を表す。「—扇」「—雪駄」
[下接語] 頭数・稲(いな)数・忌み数・色数・御(お)数・数々・句数・口数・鞍(くら)数・言葉数・字数・品数・手数・亡き数・場数・番数・日数・人数・間(ま)数・物数・物の数・矢数・家(や)数
す【数】
読み方:す
⇒すう
すう【数〔數〕】
読み方:すう
[音]スウ(慣) ス(漢) シュ(呉) [訓]かず かぞえる しばしば
〈スウ〉
1 かず。「数学・数字・数量/回数・偶数・計数・件数・算数・指数・小数・少数・整数・総数・多数・代数・点数・同数・人数(にんずう)・複数・分数」
2 かぞえること。計算。「無数」
〈ス〉かず。「人数(にんず)」
[名のり]のり・ひら・や
すう【数】
かず 【数】
すう 【数】
少「量、数」
多「量、数」
数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/01 01:50 UTC 版)
数(かず、すう、英: number)とは、
ITなど特定の分野においては「数値(すうち)」ともいう。
数の概念
数の体系
- 数概念の拡張の歴史
数の概念は人類の歴史とともに、非常に長い年月をかけて、ゆっくりと、徐々に、拡張されてきた。
もっとも素朴な数は、ものの順番や個数としての自然数である。つまり「1, 2, 3, ....」などという数である。
その自然数に加えて、古代バビロニアや古代インドにおいて、現代で言う「ゼロ」に似たような概念を使おうとする人が現れた。なお、「1, 2, 3, 4, 5...」という概念しか知らなかったところに加えて、「ゼロ」という概念を発明し 数を拡張したことは、数学の長い歴史の中でも特に大きな跳躍だった、とされることがある。「無い」ということを「ひとつの概念」として扱おうとしたこと、つまり、(最初は引き算などの中で)自然数では表記できない事例に遭遇した時に、単に文章の中で「(何かが)無い」「...をすると、(ちょうど、それが)無くなる」などの表現をして終わらせるのでなく、その状態を「ひとつの概念」として意識を向けてそれを扱おうとしたことや、特定の記号でその概念を表現しようとしたことや、その状態まで含めて(大胆にも)「『数』の一種」だと位置付けようとしたこと、などが行われたことによってはじめて、(ゼロを発明した当時、発明した人も、そんな展開になるとは夢にも思っていなかったであろうが)現代の広大な数の体系へと続く長い道のりが始まった。そもそも先例も無く、思考の足掛かりらしい足掛かりも無いのに、「ゼロ」という概念の萌芽のようなものを最初に思いつく、ということ自体が人類にとって非常に大変なことであった。また、「無い」ことを概念として本当に扱ってよいのか?思考の対象として良いのか?良くないのか? ということすら良く判らず、非常に長い間、得体の知れない、不気味な概念だった。また、(現在の「ゼロ」に比べれば不完全な形ながらも)やっとなんとか「ゼロ」に近いものを思いつき、扱ってみようと試みる人が現れた後も、そのアイディアを口にしたり文章に書いたりすると、「そんな妙なアイディアは認めるべきでない」や「危険なアイディアだ」などと否定する人のほうがはるかに多く、結局、古代ギリシア文明のように「ゼロ」概念を(文明全体として)否定(や禁止)してしまったものもあったなど、古代のさまざまな文明で「ゼロ」という概念を巡り人々は迷い、争い、葛藤した[2]。
長い時代を経て、自然数にゼロ(零)、およびひとつひとつの自然数と一対になっている「負の数」という概念(今で言う「負の整数」という概念)を加えることで、「整数」(英: integer)というまとまりが考えだされた。なお、この段階では「自然数」「ゼロ」および「負の数」で、「全ての数」と考えられていた(信じられていた)ので「integer」と呼ばれていたのである(もともとintegerとは「全体」や「欠けの無い」という意味を持つ)。
さらに整数の商を考えて有理数と拡張され、四則演算が自由に行える体系を得る。有理数から実数への拡張はこのような演算とは異なるギャップを埋めることで得られ、代数方程式の解法を通じて虚数を含む複素数へと拡張された。

フランスの数学者、アンリ・ポアンカレは「数」の定義は難しく、0、1などを厳密に定義するのは難しいと説明している[3]。
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数
出典:『Wiktionary』 (2021/11/11 14:07 UTC 版)
発音(?)
名詞
- (スウ)個数。人数。数量。
- (スウ)個数や量を抽象化した概念。自然数、整数、有理数、実数、複素数などの総称。
- (スウ)人や物の数に由来する文法範疇で、名詞・代名詞、動詞などの語形変化によって表されるもの。単数、複数、双数、三数、四数などの総称。
- (かず)「かず」を参照のこと。
用法
接頭辞
熟語
- 数勘定
- 数学
- 数式
- 数理
- 数量
- 数列
- 数月
- 数日
- 数年
- 数奇
- 数個
- 数字
- 数段
- 数多
- 数値
- 数人
- 数度
- 数倍
- 数万
- 数百
- 数論
- 数独
- 数表
- 数直線
- 数ベクトル
- 手数
- 基数
- 奇数
- 偶数
- 計数
- 桁数
- 算数
- 年数
- 公倍数
- 公約数
- 指数
- 坪数
- 小数
- 素数
- 代数
- 超越数
- 定数
- 倍数
- フィボナッチ数
- 複素数
- 分数
- 変数
- 約数
- 亡数
- 命数
- 関数
- 羃数
- 人数
- 半数
- 全数
- 有数
- 名数
- 大数
- 対数
- 台数
- 加数
- 価数
- 音数
- 単数
- 複数
- 番数
- 無数
- 回数
- 度数
- 序数
- 日数
- 月数
- 乱数
- 総数
- 打数
- 暦数
- 巻数
- 並数
- 工数
- 虚数
- 実数
- 頻数
- 負数
- 正数
- 端数
- 枚数
- 歩数
- 母数
- 本数
- 減数
- 増数
- 冊数
- 戸数
- 個数
- 根数
- 除数
- 恒数
- 号数
- 係数
- 暗数
- 概数
- 員数
- 因数
- 仮数
- 多数
- 少数
- 色数
- 内数
- 外数
- 寡数
- 双数
- 整数
- 次数
- 機数
- 語数
- 真数
- 点数
- 同数
- 満数
- 里数
- 逆数
- 波数
- 件数
- 現数
- 乗数
- 常数
- 術数
- 級数
- 丁数
- 聖数
- 引数
- 類数
- 過剰数
- 完全数
- 既知数
- 質量数
- 自然数
- 三角数
- 酸化数
- 魔法数
- 振動数
- 合成数
- 無理数
- 有理数
- 無名数
- 平方数
- 打席数
- 絶対数
- 順序数
- 文字数
- 二進数
- 分位数
- 友愛数
- 画素数
- 社交数
- 巨大数
- マッハ数
- 無量大数
- ネイピア数
- ダンバー数
- ステップ数
- フルード数
數
数
数 |
數
數 |
數
「数」の例文・使い方・用例・文例
- 五番街のデビッド・クーパーという人の電話番号を数えてください
- 私の点数は平均よりちょっといいぐらいだ
- その数学の問題は私にはお手上げだ
- 欠席した学生の数
- 数字の13が不運をもたらすと信じるのはばかげている
- 数字を合計する
- これらの数字を合計すると50になる
- ロマンス語では形容詞は性と数が修飾する名詞と一致する
- 彼女は数学でクラスの誰よりもずっと抜きんでている
- アレンは数千本も映画を見てるんだ.それにまた本の虫だからね
- それは20世紀で最も影響力のある理論に数えられる
- 「今日,数学の試験があったんだ」「それで?」「うん,かなりできたと思うよ」
- おおよその数は1,200である
- このかばんには本が数冊入っている
- 彼は数学の試験勉強をしていなかった.そのことは彼の得点から明らかだ
- 数学の宿題
- 彼女は数学が得意だ
- 賛成者多数により可決
- 数世紀過去にさかのぼって
- その数学の問題にはまったく途方に暮れた
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