冪数とは? わかりやすく解説

べき‐すう【×冪数】

読み方:べきすう

⇒冪(べき)


冪乗

(冪数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/30 08:54 UTC 版)

数学における冪乗(べきじょう、べき乗、: : : exponentiation)または冪演算(べきえんざん)とは、 (てい、: base) および冪指数 (べきしすう、: exponent) と呼ばれる二つのに対して定まる数学算法のことである。

その結果は (べき、: power) と呼ばれる。表現の揺れにより同じ概念は日本語で「累乗(るいじょう)」とも表現されており、初等教育ではこちらの表現のほうが多くなっている(本文参照)。

概要

英語版 b および冪指数 n をもつ冪は、底の右肩に冪指数を乗せて bn のように書かれる。

『冪』の字義は「覆う、覆うもの」であって、『』と同音同義である。江戸時代和算家は「冪」の略字として「巾」を用いていた[14]

第二次世界大戦後の漢字制限政策のもと、これらの字は常用漢字当用漢字に含まれず、1950年代以降の学習参考書などの出版物では仮名書きで「べき乗」または「累乗」への書き換えが進められ、結果として初等数学の教科書ではもっぱら「累乗」が用いられた。

冪集合」、「冪級数」などの高等学校以下で扱われない多くの概念に対しては、「冪」の部分が置き換えられることはなく、例えば「べき乗集合」や「累乗集合」などといった表現はあまり生じていない。

定義

自然数乗冪

実数(または積


「冪数」の例文・使い方・用例・文例

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