職業とキャラクターメイク
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「信長の野望Online」の記事における「職業とキャラクターメイク」の解説
プレイヤーはキャラクター作成時に侍・神主/巫女・陰陽師・僧・鍛冶屋・薬師・忍者・傾奇者の8つの職業の中から1つを選ぶことになる。また、レベル40から各職業の使える技能が特化技能として3系統に分かれる。キャラクター作成後「隠れ里」という初心者専用エリアから開始するが、初心者専用エリアから通常エリアへ移行する際にどこかの勢力に仕官しなければならない。ただし、後に出奔し浪人となることも可能。なお、初心者専用エリアはキャラクターの成長がしやすいようになっているが、一度「隠れ里」エリアを出ると戻ることはできない(「初心者の手伝い」という方法で再入場する事が出来るが、初心者用のクエストは受けられない)。また、2008年3月からは中級者の育成用クエストも搭載された。 ※破天の章導入前は、キャラクター作成直後は必ずどこかの勢力に仕官した状態で、その勢力の拠点から始まっていた。 キャラクターの名前にアルファベットを用いることは出来ない。また織田信長や豊臣秀吉などの実在した武将名を、PC名として登録することも出来ない。実在武将はNPCとしてゲーム内に登場する。 侍物理攻撃と防御に優れた職。それ以外にも、性能は劣るが回復以外の全ての行動が可能。戦闘の花形ともいえるが装備に多大なコストがかかる傾向がある。特化技能によって攻撃役、盾役、サポート役とはっきり立ち回りが分かれる。採集は伐採、生産では弓矢や杖、籠手などの装備品、および武器作成の材料であるの柄や、和紙などを作成することができる。 特化技能武芸伝忍者の特化「暗殺奥義」と双璧を成す近接物理アタッカー。刀剣の二刀流を得意とし、主に近接物理攻撃に特化した侍。その攻撃性能は他職・他特化の追随を許さず、あらゆる場面において絶大な攻撃力を誇る。間接物理攻撃も持つが、こちらは命中率に難がある。また、攻撃対象の結界 (バリア技能) を解除する技能を持たず、攻撃対象を固定される技能への対抗策を持たない等、柔軟性には欠ける面もある。装備の質による攻撃能力差が特に顕著に現れる特化である。 武士道敵の注意を引き付け、攻撃をかわすことによって味方を物理攻撃の脅威から守る盾役のエキスパート。生命力ダメージを気合ダメージに変換する「心頭滅却」という技能が対NPC、対PC戦どちらにおいても非常に効果的で、武士道の最大の特徴でもある。ただし術ダメージは変換出来ず、術攻撃は苦手である。剣撃を受け止める技能を持つため、人間型の直接攻撃には特に強い。また一刀流の上位技能や反撃の強化技能があり、ソロ活動においてはトップクラスの性能を誇る。 上級軍学いわゆる軍師をイメージしたコンセプトで、サポートや行動阻害に特化した技能が豊富。敵全体に対して一定時間行動不能にする「活殺自在」をはじめ、相手の術ダメージ軽減効果を解除する「崩落の計」、味方の能力強化効果を自身にコピーする「神算鬼謀」「堅忍不抜」などの技能を持ち、攻防に立ち回ることが可能。 僧術攻撃、回復、やや苦手だが物理攻撃技能も持ち、敵の攻撃を引き付ける所謂「盾技能」もあるオールマイティ職である。しかしそれ故か、各技能の専門職に比べて性能が劣るものが多い。相手を弱体化させる系統の技能のみ持たない。採集は材料採集、生産では各種生産の材料となる紐や持ち物を入れるための袋、後衛職の頭装備(冠や烏帽子など)を作ることができる。 特化技能僧兵之武僧の中でも特に物理攻撃を大きく強化した特化である。他の物理攻撃専門職に比べて与ダメージで劣り、かつては色物特化として扱われた事もあった。しかし、攻撃と同時に味方を回復する・敵に与えたダメージを蓄積し回復として還元する等、攻守一体となった技能が追加された事で僧のオールマイティさを最もよく体現する特化となった。また、ソロ活動においては武士道と並ぶ性能の高さを誇る。 仏門回復や補助技能に長けた、僧の特化の中では最も僧らしい特化である。敵の能力低下技能をレジストする確率を大幅に強化する「後光」や、回復技能の効果を高める「慈愛の心」などで味方に貢献でき、あらゆる場面でコンスタントに活躍できる人気の特化である。回復と同時に味方に結界(バリア)を張る技能等、回復専門職である薬師にも引けを取らない回復のエキスパート。 密教秘術主に攻撃術や妨害技能に重点を置いた技能を持つ。この特化の代名詞とも言える、相手の術攻撃によるダメージを大幅にカットする技能「孔雀明王法」のおかげで、術攻撃の強烈なNPC戦において引っ張りだこであるが、それ以外の戦闘になかなか連れていってもらえない傾向があるのが密教僧達の悩みの種である。「僧兵之武」にある攻撃と同時に回復を行う技能と対称を為すように、攻撃と同時に回復を行う術攻撃も持つ。 神主/巫女男性キャラクターと女性キャラクターで呼び名が異なる唯一の職業であるが、両者に性能差は存在しない。総称して神職と呼ばれる場合もある。サポートのエキスパートであり、戦闘中は味方を「雅楽」や「韻」などで支援し、能力上昇効果や術を唱える時間を短縮する効果を付与することができる。また野外においても移動速度を速めたり、敵から味方の姿を隠したりする技能などで貢献することができる。採集は伐採、生産では弓矢、首飾り、付与石と呼ばれる武具を強化する特殊なアイテムなどを作成する事ができる。 特化技能神典弓による攻撃と強力な能力強化技能を兼ね備えた特化。鉄砲鍛冶と同じく弓による守護無効の間接攻撃は、標的となる敵をより確実に射抜くことができる。侍や忍者のような専門的なアタッカーにはダメージで劣るものの、神職としての高いサポート力と特化技能の攻撃性能で幅広く活躍できる。 古神典呪術による攻撃や、敵から気合(いわゆるMP)を奪うなどの技能に長ける。気合を大量に消費する近接攻撃技能のサポートとして、気合吸収効果を付与する「気合吸収」という技能が人気である。しかし近接攻撃のみにしか効果が発動しないという欠点があるため、術アタッカーである陰陽師全般や、間接攻撃しか持っていない神典神職などとは相性が悪い。 雅楽之妙鼓・笛・琵琶を用いて神に唄を捧げることにより、敵味方に様々な付与効果をもたらすことができる。特に、味方の能力強化効果の効果時間を継続させる技能によって、陰陽師などの自己強化技能を持つ者に対して特に強力なサポートが行える。また敵味方問わず全員を行動不能にする「大音響」というトリッキーな技能を使用することもできる。 陰陽師強力な攻撃術を用いるのが最大の特徴だが、敵の弱体や行動阻害技能も持つ。術による攻撃は物理攻撃と違って必中であるため、そのメリットを活かす戦法を組み立てれば、戦闘を優位に進められる。しかし術を唱えている最中(発動準備中)に「みね打ち」、手裏剣などの攻撃を受けると、術の発動を失敗することがある。採集は材料採集、生産では法衣などの着物系の衣服や帯(腰装備)などを作ることができる。 特化技能陰陽道発動準備はあるが、強力な属性(火・水・風・土)全体術や無属性全体術を放ち、術の威力を上げる技能や力を溜めて一気に放つ術などの攻撃術が豊富にあるため、術アタッカーの中では群を抜いた存在。発動準備がネックであったが、準備動作の必要のない術も多数追加された事により術アタッカーとしては不動の地位を確立した。攻撃に特化しているため、特化目録にサポート技能はない。その結果、攻撃術の性質とも相まって武芸侍や暗殺忍者よりも「攻撃すること」に特化した形になっている。 仙論対象の行動を妨害したり、能力を低下させたりするサポート系技能が充実。近年は行動阻害技能をほぼ無効化するNPCが多数追加されたため、それを補うように攻撃面が強化された。発動準備のない無属性の単体攻撃術を「大周天」や「周天法」と併用することで、対PC戦・ボス戦において有効な攻撃手段となっている。入念に準備を行えば、そのダメージは攻撃特化である陰陽道と変わらない場面も。また陰陽師の中で唯一、知力に比例したダメージを与える近接物理攻撃を持っている。 高位召喚術様々な式神を召喚し共に戦わせることができる。対PC戦では非常に強い特化であり、相手徒党にいる場合は大きな脅威となる。また式神召喚時専用の強力な術も放てるためNPC戦でも十分に活躍でき、召喚する式神の種類によってあらゆる状況に対応が可能であり、汎用性も高い。ただし、式神のために他特化より修得技能が多く、コストもかかりやすい傾向にある。また、術師本人が麻痺等の行動不能に陥った場合、式神が暴走して味方を攻撃する事もある。 忍者痺れ斬りや不意打ちなど、他にはできないトリッキーな攻撃を行なう。敵への行動阻害等、重要度の高い役回りも多く、盾役や回復役以上に戦況を左右する事もある。主に懐剣を武器とする為、物理攻撃技能の行動ウェイトが短い傾向にある。さらに物理攻撃だけではなく敵にダメージ+能力低下効果を与える「遁術」による術攻撃も可能。採集は伐採、採掘、植物採取、材料採集全てを行う事ができる。生産では使い古した装備品を新たに忍者や傾奇者専用に打ち直したり(妖刀や忍者鎧など)、足袋などの足装備を作成する事ができる。 特化技能秘伝忍法相手の行動阻害、味方へのサポート技能が豊富な特化であるため、確実に阻止しなければならない技能を多用する相手との対戦に重宝される。また、相手から味方への間接攻撃を庇って避ける技能「空蝉の術」は秀逸で、強力な間接物理攻撃を仕掛けてくる相手には唯一無二の存在となる。さらに吹き矢や手裏剣を駆使した攻撃も多彩。 暗殺奥義侍の特化「武芸伝」と並ぶ近接物理アタッカー。特化技能の多くが直接攻撃に関係するもので占められる。「忍者一刀流」と「反撃回避」という刀剣専用技能のメリットが大きい為、懐剣では無く刀剣を装備することが多い。それゆえに懐剣装備の特徴であるウエイトの短さは失われる。一時的に相手の守護(味方をかばう行動)を無効化して攻撃する技能がある為、近接主体でありながら比較的サポートにも回りやすい。 忍秘術各属性の上位遁術を使って攻撃したり、強力な分身攻撃などができる。「自己暗示」で自らの能力を上昇させたり、術ダメージを軽減したり回避率をあげることもでき、味方をサポートする技能も豊富。特に潜在能力「修羅」を駆使した遁術攻撃は陰陽師の術に比べると対象数の面等でやや劣るが、準備動作が無い為に脅威となりやすい。 鍛冶屋専門は武器や防具の作成であるが、戦闘ではその防御力を活かし、自ら相手の攻撃目標となり我が身を盾にして味方の生命を守る。このことに関しては侍と並んで特に秀でている。さらに戦闘によって疲弊した武具を修理することができる唯一の職業で、狩りやダンジョン等の攻略には欠かせない存在である。攻撃力の高い武器が使えるのでアタッカーになれなくもないが、攻撃技能の質で侍や忍者に劣る。ただし鉄砲鍛冶になれば話は別で、トップクラスのアタッカーとなる。採集は鉱物を掘り出す採掘。 特化技能武器之取扱通称「刀鍛冶」で、刀や槍などの上位武器を作る事ができる。また刀鍛冶のアイデンティティとなっている、自身が受けたダメージを蓄積して相手に返すことができる「怒りの拳」という技能を持ち、ボスや武将など特に体力の多い相手の戦闘では、非常に強力で有効な技のひとつとなっている。 鎧之取扱通称「鎧鍛冶」で、鎧や兜の上位防具を作る事ができる。完全に盾役に特化した職業であり、そのコンセプトに沿った味方守護技能や相手の標的固定技能、自身の防御力を大幅に向上させる技能を持ち合わせている。剣撃を受け止める技能を持つため、人間型の直接攻撃には特に強い。自身の防御力に比例したダメージを与える攻撃技能も有するが、強化した防御力が下がるため使いどころが難しい。 鉄砲之取扱通称「鉄砲鍛冶」で、強力な間接物理アタッカー。鍛冶屋の特化の中で唯一攻撃に特化した存在であり、砲撃に関する技能が豊富。生産では鉄砲の上位生産品を作る事ができる。間接攻撃には「守護が無効」という特徴があり、盾役の敵に邪魔されず後衛を狙い撃てる点が大きなメリットとなる。その上、「狙撃」という標的固定されても対象を選択し攻撃できる技能の上位技能「狙撃・改」まで持つ。鉄砲攻撃には消耗品の弾薬が必要になるため、弾代が常にかかるという欠点がある。また、装備にかけるコストが強さに直結するという物理アタッカーの性質も付いて回る。 薬師味方の生命力を回復させることを専門とする職業で、僧の「回復」と比べて薬師の「治療」は生命力回復効果が高い。強みはなんと言っても、戦闘中に傷つき斃れた味方を「蘇生」できることである(僧侶も可能だが、NPCが販売していない消費アイテムが必要であり、性能も劣る)。反面、攻撃に関する技能はほとんど無い。また薬師という名前が示すとおり、各種の薬や毒薬を処方することができる。採集は植物採取。お守りという装備品も生産できる。 特化技能高等医術薬師の中でも特に「治療」において特化した者。治療効果を高める技能や発動準備無しに治療を行う技能が使用でき、回復行為に関しては他の追随を許さない。また蘇生不可状態を解除する技能や、対PC戦において相手の薬による能力強化を無効化する技能も使用できる。 神通霊力薬師の持つ回復技能のうち、継続回復状態にする「活身」について特化しており、様々な種類の「活身」を持つ。また相手の属性を大幅に下げる技能や、味方の属性値、最大生命力をアップさせる技能も使用できる。さらに土属性の攻撃術も備えており、相手の殲滅に多少ながら貢献することも可能。技能の特徴上、継続回復状態を上書きする、いわゆる「毒攻撃」を多用する相手とは相性が悪い。 修験法力相手の能力低下や、強力な呪い(継続的に生命力や気合を減少させる効果)をかける技能があり、術の発動準備を阻害されにくくするための技能も加わって、特に対PC戦においては驚異的な存在といえる。これらはNPC戦においても有用であり、治療専門と見られがちな薬師の中にあって、独特なイメージが持つ。 傾奇者傾奇者は「破天の章」リリース時に追加された職業で、戦場の「四象」や「地勢」を操って戦闘が味方に優位に進めるようにサポートしたり、「共演」で2 - 3名で連携攻撃を行ったり、といった支援役としての色合いが強い。しかし基本技能の中にも攻撃技能や標的操作の技能、能力強化技能なども含まれており、多彩な立ち回りが可能。生産では、全職業が装備できる派手な面具、髪型や顔立ちを変えることができる装飾品、装備品を解体して材料アイテムを取り出す解体具というアイテムを作ることができる。採集は材料採集。 特化技能殺陣指南「共演」と呼ばれる連携技のスペシャリストで、攻撃・防衛・回復・阻害など多岐に立ち回れる。味方の1 - 2名と共演し、単体では実現できないような強力な効果をもたらす技能が多い。その反面、共演者がいないと成り立たない技能ばかりで、その扱いは非常に難しい。また、連携技には協力者が特定の技能を実装しておく必要がある物も多く、事前の打ち合わせも重要である。 綺羅演舞場の「四象」と呼ばれる属性を操り、属性の影響を受ける技能の効果を増減できる。また味方全体の武器に強力な属性ダメージ追加効果を付けたり、敵数体を魅了したりすることもでき、さらには物理攻撃と術攻撃のダメージを併せ持つ強力な攻撃技能も有し、アタッカーとして立ち回ることが基本スタイル。 能楽之美「地勢」操作の専門職で、特化技能のほとんどが地勢操作技能で構成されている。その多くが独特の強力な効果を持つものばかりで、味方のサポートに適している。非常に高い効果を持つ技能が多いが、敵味方全員に効果が及ぶ点には注意が必要である。「詠唱付与」と同等の効果がある技能を覚えることができ、神職のポジションで立ち回ることもできる。
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