淡路瓦とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 家屋 > > 淡路瓦の意味・解説 

淡路瓦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 08:57 UTC 版)

淡路瓦(あわじがわら)は、兵庫県淡路地方(淡路島)で生産される粘土瓦三州瓦石州瓦と並ぶ日本三大瓦の一つ。

概要

南あわじ市を中心に、美しい銀色のサエが特徴のいぶし瓦を主体に、釉薬瓦(陶器瓦)、無釉瓦、形状では和形やF形のほか多種類の形状のものが生産されている。淡路瓦の焼成温度は1000℃前後と三大瓦のなかでは最も低いが、「なめ土」と呼ばれる粒子の細かい粘土がいぶし瓦に適しており、いぶし瓦の生産量は全国一を誇る。

歴史

淡路瓦
淡路瓦が使われていることを紹介している。

日本への瓦製造技術の伝来(西暦588年)から10年程後に淡路島でも瓦が製造されたと思われる瓦窯跡が発見されている。 文献等に見られる淡路瓦の起源は、1613年慶長18年)に池田忠雄淡路国津名郡由良浦(現在の洲本市由良)の成ヶ島由良成山城(ゆら、なるやまじょう)を普請した際、播磨国から播州瓦の名工清水理兵衛を招いて瓦を作らせたのが最初と言われている。その後、その弟子により、松帆尾崎阿万釜口などで瓦の製造が始められ、10年程後の寛永年間に法華宗の援助で南あわじ市津井地区に伝わったと言われている。

関連項目

外部リンク





淡路瓦と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」から淡路瓦を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から淡路瓦を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から淡路瓦 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「淡路瓦」の関連用語

淡路瓦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



淡路瓦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの淡路瓦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS