序盤の敵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 00:32 UTC 版)
頭岩兄弟(ずがんきょうだい) 声 - 小室正幸(兄)、石塚運昇(弟) 顔がまったく同じ、兄弟の2人組。チンミの店で勘定を踏み倒すなど悪名高く、ならず者で有名な兄弟。頭突きが得意。2人同時で攻撃する岩砕弾頭でチンミを追い詰めるが、最後は岩砕弾頭封じタコつぼ戦法で敗れる。 ウォン 声 - 井上和彦 雲南省の拳法家。弟のペイをリュウカイになぶり殺しにされたと誤解しており、仇をとるためリュウカイに果たし状を送る。毒手拳でリュウカイを倒すも、この行為に怒ったチンミと戦い敗れる。大僧正の言葉により、ペイは心臓病の発作で亡くなったという事実を聞かされ、リュウカイに謝罪する。その後チンミと黒炎団の戦いの際、ドウコに襲われそうになったチンミを助けたときの台詞から大林寺に入門したと思われるが、これ以降は登場することはなかった。 黒炎団(こくえんだん) 声 - 小関一(ザンギ)、幹本雄之(ドウコ)、笹岡繁蔵(リュウヒ) 他 ザンギ、ドウコ、リュウヒの3兄弟を中心にした極悪非道の集団。残忍な連中で略奪強盗は当たり前で、人を殺すことを楽しんでいる。噂では黒炎団に襲われ廃墟になった村はひとつやふたつではない。 3兄弟の長男ザンギは、黒炎団の首領であり硬射気道拳の使い手。チンミの気合を入れた攻撃を完全に見切るなど、かなりの実力を持っている。硬射気道拳をチンミに放ち一晩中苦しめるが、翌日チンミの打点を小さくし相手の力を利用する攻撃に敗れる。次男ドウコは戦う場面はなく実力は不明。リュウカイに後ろから首を絞められあっけなく降参する。三男リュウヒは主に刺股を使い、一度はチンミに勝つが、再戦では追い詰めるものの敗れる。 ディック・スタイナー 声 - 幹本雄之 中国人を見下す外国の水兵。町で暴れていてヨーセン道士に倒された水兵達の親分格。母国のスポーツ、ボクシングと中国拳法の試合を申し込む。親善試合と言っているが真の目的は中国人を殺すためである。ヨーセン道士に試合を申し込むが、ヨーセン道士の提案によりチンミと戦う。試合ではジャブでチンミをいたぶり遊んでいたが、チンミが大林寺拳法の底力を発揮、相打ちとなり、判定により引き分けとなる。その後、自ら負けを認めた。 初登場時にチンミとヨーセン道士が気づかないほど気配を完全に消し背後に回ったり、他の水兵が脅えるほどの威圧感を持っている。またジャブの威力は鍛えられたチンミでさえ、たった3発で脳震盪を起こすほどのものであり、ストレートの威力は分厚い水甕に穴を開け、さらに衝撃波で反対側にも穴を開けるという恐ろしい破壊力である。 ローエン 鋭裂拳の使い手であり、自分の名前を天下に知らしめるため、大林寺系列の寺を狙う拳法家。大林寺総本山を狙うためチンミと戦い、チンミを追いつめたが、拳を破壊され敗北する。 ソウシン、サイ 鉄掌拳の使い手であり鉄掌拳を使った大道芸をして金儲けをしている兄弟。ある町で弟のサイが芸を見せている時、それを見ていたチンミに因縁をつけ勝負を挑むが返り討ちに遭う。その夜に弟の仇を討つため兄のソウシンが勝負を挑む。弟はパワーだけだが、兄は身のこなしも素早く、チンミは苦戦を強いられる。2人とも悪人ではなく、試合後はチンミと和解した。 シゾウ兄弟 脅迫文を送り金を奪う、悪名高い兄弟。2人が連携し攻撃する死丁鎌の使い手。チンミが招待された家を襲った際、用心棒を倒し主人の子供を誘拐し金を要求した。翌日チンミと戦うが卍斬りの2人同時に前後から攻撃するという攻撃法を利用されてしまい同士討ちしてしまう。 ゴズイ 凶悪な脱獄囚であり賞金首。獄中ではあまりの凶暴さのため両手を鎖でつながれていたが、この鎖で獄鎖拳を編み出し、役人を殺し脱獄した。今では町の道場に居座りゴロツキを集め町を牛耳っている。あまりの強さに役人も手が出せず、賞金をかけているが、いまだ倒す者はいない。獄鎖拳の名を天下に轟かせるためチンミと戦い、終始チンミを圧倒するが最後は破れ、役人に身柄を拘束される。 ゼクウ 徳利村の悪代官。徳利村は生活水を徳利山にある貯水池に頼っており、その貯水池の水門を自由に開閉できることに目をつけ、それを武器に村人に法外な年貢を要求した。村人が要求どおりの年貢を収めることができなかったため、水門を閉じた。チシュウ、スイシュウ、テンシュウの3兄弟の父親。 テンシュウ ゼクウ3兄弟の末弟。半月拳の使い手であり、徳利山の水門があるゼクウの館の壱ノ門を守っている。水門を開けに来たチンミと戦うが、半月拳の攻撃法を利用されてしまい半月刀を腹に受け敗れる。スイシュウの話では死亡したことになっていたが、後に刑務所に入ったことになっている。 スイシュウ ゼクウ3兄弟の次兄。旋刀拳の使い手であり、徳利山の水門があるゼクウの館の弐ノ門を守っている。テンシュウを敗ったチンミと戦い崖っぷちまで追い詰めるが、断崖絶壁から蹴り落とされる。 チシュウ ゼクウ3兄弟の長兄。龍爪拳の使い手であり、水門を開くためのハンドルの鍵を所持している。相手を油断させ不意打ちを仕掛ける卑劣な男。龍爪拳を破壊されるとあっさりとやられてしまった。 鉄巨人(てっきょじん) 日輪峠で商人の積荷を襲う山賊の首領。全身が鉄の鎧で覆われており刃物が通じないほどの防御力がある。流派はないが拳法の心得があり護衛を瞬時に倒したり、大人2人がかりでやっと持てる鉄棒を片手で軽々と振り回すほどの腕力があるなど、チンミはその実力の前に手も足も出ず逃げ帰るほどである。後にレイメン先生に伝授された衝撃波を鎧ごしに打ち込まれ敗れる。 ギオウ 片腕で片脚が義足の拳法家。拳法の才能はあるが、試合の相手を「敵」とみなし徹底的に痛めつけ、そのダメージでしか力の度合いを計ることができない。ある日、3人組の道場破りが現れ、たまたま居合わせたギオウは道場破りということもあり、歯止めが利かなくなったため完膚無きまで叩きのめし、半殺しにしてしまう。翌日、道場を守るためとはいえ、やりすぎと思ったフシン先生によって破門にされる。その後、この事件の恨みで10数人に闇討ちに遭い、一命はとりとめたものの、左腕と右脚を失い町から姿を消した。1年後、執念により会得した弧杖拳を身につけ再び町にもどってきた。チンミと戦い、杖を支点とし回転蹴りを加える弧杖拳により終始圧倒するが、チンミに杖を掴まれ回転を止められたため、敗北する。試合後、チンミの優しさに触れ、真の敗北は体の痛みではなく心で感じることだと知り、再び道場に戻るため一から出直す旅に出た。 ガゼル 金鉱「金獄山」の獄長で、拐(かい)を使う斬伐拳の使い手である。脱走者を処刑したり、人が過労で死んでもなんとも思わない非情な男である。大林寺拳法の実力を知るため、公開試合にチンミを指名する。試合では棍を持ったチンミを圧倒するが、チンミの作戦により拐(かい)を肩に受けてしまい敗れる。脱走者と戦う際に武器を渡したり、チンミの特訓を見逃すなど余裕を見せるほどの実力がある。 ハン 村々を襲い食料、金品を奪う野盗の首領。襲った村にはロウの住む村もあり、ロウの両親、妹を殺害する。その復讐のためロウに命を狙われることになる。刃先が伸びる竜槍棍(りゅうそうこん)を使うがチンミとロウの連携攻撃に敗れる。 ゲンバ、ゲンヨウ、ゲンケイ 長江を往来する商船を海竜船で襲う海賊。船の揺れを利用する波しょう拳を使う。チンミと一度目の勝負では、船上の戦いに慣れないとはいえ、チンミをゲンケイ1人で圧倒する。再戦では油断したゲンケイは一撃で倒され、ゲンバ、ゲンヨウも秘技の竜輪、閃竜を繰り出すが敗れる。 ユマリ教祖(ゆまりきょうそ) 楽陽道と称する新興宗教の布教活動をしている。楽陽道とは、仏の教えを説き、阿芙蓉香(あふようこう)と称する特殊なお香を使って、医者も見離した病人の痛みや苦痛を取り払い元気にしたり、生きる気力を失った人に活力を与えるなど人々を救いの道に導いていくとされる。町の人のほとんどが信者であり評判が良く、皆が阿芙蓉香を求めている。しかしその正体はアヘンであり、その習慣性に目をつけ阿芙蓉香を高額で売り付けたり、高額な献上物を得ている。また裏では手下に命じて、自分の正体を探ろうとしている者を殺害したり、アヘンの禁断症状の人を監禁している。最後はチンミの活躍で解放された人質たちやサイ先生の証言によってその悪行の実態が人々の知るところとなり、野望はついえた。 サイリュウ、エンリュウ コウラン一座の公演を妨害するためにベンネイ組が雇った二人組の用心棒。準主役のテルトを襲撃して大怪我を負わせ、公演を諦めさせようとするが代役を立てられ失敗、公演の最中に演出を装って舞台に乱入するという強硬手段に出る。チンミ、コウランの二人を相手に持ち味のコンビネーション戦法で優位に立つが、呼吸を合わせた二人の完璧な連携の前に敗れる。 オウドウ 大僧正が病で倒れた時、大林寺を占領した。元は大林寺の門下生であり拳法の腕はずば抜けて強く、実力だけ見れば師範以上だった。やがて東林寺のヨーセン道士のもとへ修行に出され、気に入られたようだが「刀(技)を持つ者はそれを持つ鞘(心)を持て」と教えられ、拳法を教えてもらえなかった。業を煮やし、独学で通背拳を身につけたオウドウは東林寺を去った。尚、大林寺では破門扱いである。気功拳の使い手であり、その威力は凄まじく10人の大林寺拳士を吹き飛ばしたり、チンミの通背拳をはね返すほどである。またヨーセン道士同様、しなやかな物に気功を送り硬直させることができたり、気功の力だけで虎のアギ、ウンギを服従させることができる。 大僧正が病で倒れ、各地から高僧などが大林寺に見舞いに来るなか、真の拳法とは何か、最強の拳法家は誰かを天下に知らしめるために現れた。かつての弟弟子であるリュウカイを倒し、大僧正と老師を監禁し近隣の町や村に厳しい取立てを命じた。この現状を打破するため大林拳法奥義の殺人拳“雷神”を身に付けたチンミと戦い雷神をくらってしまう。最後の点穴が間接的だったことと、自身が比類なき気功の持ち主だったため絶命には至らなかったが、もはや時間の問題であった。その後、チンミを殺人者にしたくなかった大僧正の気孔治療により一命を取り留める。夢の中でヨーセン道士に出会い、自分の間違った考え方に気付き、改心したのち大林寺を去った。 アギ、ウンギ オウドウが気功の力で服従させた虎。体重が200kg以上あり、その風貌だけで大林寺の拳士を脅えさせた。ウンギがジンタンとビケイを襲った際、チンミに殺人拳“雷神”を極められ絶命した。 シンカン 禁制の動物の剝製を外国に密輸している密猟団の用心棒で、動物調査団に借金の肩代わりに密猟の手伝いを強要していた。人を殺すことに何のためらいもなく、平然と「動物を殺すのと同じ」「痛いのは自分じゃない」と言い放ち、チンミには「根っこから腐っている」と断じられた。正式に武術を学んだことはないが、長身で蹴り技が得意であり実力はある。チンミとの戦いではココウを人質にしたり、帰るふりをして不意打ちをしたり、さらに刃物を使うなど手段を選ばない戦い方をするが、ついには全て見切られてあっさり倒された。
※この「序盤の敵」の解説は、「鉄拳チンミ」の解説の一部です。
「序盤の敵」を含む「鉄拳チンミ」の記事については、「鉄拳チンミ」の概要を参照ください。
序盤の敵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 09:28 UTC 版)
ブリトニーを追って日本海までやってきて、自ら「あんまり強くはないです!!序盤の敵なので!!」と宣言する敵。口の中でリスらしき者が操縦している。
※この「序盤の敵」の解説は、「三千院ナギ」の解説の一部です。
「序盤の敵」を含む「三千院ナギ」の記事については、「三千院ナギ」の概要を参照ください。
- 序盤の敵のページへのリンク