グラド皇家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:26 UTC 版)
「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」の記事における「グラド皇家」の解説
ヴィガルド (Vigarde) /ジェネラル 穏健帝といわれるグラド帝国の皇帝。温厚で心優しい性格で民や臣下から支持されていたが、ある時突然人が変わり、世界各地へ侵攻を開始した。 実は、病魔に蝕まれていたヴィガルドは一年前に病没しており、侵攻を命令したヴィガルドは、皇帝を継ぐことに不安を抱いていたリオンによって生き返らされたものである。そのために感情などは有さず、リオンの命令のみに従う傀儡でしかなかった。 直接・間接攻撃両方が可能である強力な武器スレンドスピアを持つだけでなく、ステータスも高い強敵である。しかし、本来は既に死亡した身であったのを生き返らされた存在であるためか倒されると同時に、その身体は灰と化した。 生前のヴィガルドは病魔に侵されながらも国と民を思いやる人物であり、リオンやノールが突き当てたグラドが滅びる未来に対してリオンならば救いの道を見出せると希望を抱いていた。一方でエイリークやエフラムとの縁から「ルネスに頼ってはどうか」と提案したリオンに対しては「グラドの滅びの危機から救ってくれルネスに頼むのは、身代わりに滅んでくれと頼むのと同じで、そもそもまともな為政者ならばそのような頼みは聞き入れない」と反対し、ルネスを巻き込むことなくリオンに自らの手でグラドを救うよう国の運命を託して死んでいった。だが、このリオンへの期待と、他国の支援を当てにしない方針が結果として彼を精神的に追い詰め、魔王の力を手にして国を救うという暴挙へと走らせてしまった。 なお、リオンを暴走させた真相を知ったエフラムが大地震に見舞われたグラドに対し、「これはグラドの悪行への報い」と評する者が少なくない中で自ら救援のためにグラドへと向かったことで、ヴィガルドの先述の考えが間違っており、ある意味最初からルネスを頼っていた方が良い事が証明された。 リオン (Lyon) /ネクロマンサー 声 - 中村悠一 グラド帝国の皇子で、エイリーク・エフラムの親友。 聡明で心優しいことで有名だったが、武芸の才能がまったく無く、剣術でエイリークに負けてしまうほどの自分に引け目を感じていたことがあった。此度の戦争の黒幕だと噂されている。 聖石や闇魔導の力を利用しての研究の末に人の怪我や病気を治す方法を探しており、一般公表されていない父の病魔を癒す術を見出すべく研究を重ね、ある時既存の方法では癒せない重傷を負った子供を助けることに成功するという成果を出した。これらは留学当時のエイリークやエフラムにも語っており、二人からも称賛されたが、それでも父の病魔を癒すには至らず、さらにはグラドに大地震が発生する未来が確定し、そこからの救済策を見いだせない内に父の死が重なり、マクレガー司祭の戒めを破って聖石の封印を解き、魔王が封じられた聖石から抽出した魔の力で「魔石」を生み出し、ヴィガルドを蘇生させた後に聖石を破壊。他国の聖石の破壊を命じた。 エイリークかエフラム(エイリーク編ではエイリーク、エフラム編ではエフラム)に自分の心中を語り、非業の最期を遂げる。また、エイリーク編とエフラム編では位置付けが異なり、前者では身体は魔石の力に侵されており、エイリークたちを遠ざけようとするが、最終的に魔王に支配されてしまう。後者では逆にリオンが魔王を支配し、エフラムたちと敵対するが、それは意識があったためで、やはり身体を支配されていた。 強力な闇魔法「ナグルファル」を操り、その一撃は全敵ユニット中最強であるが、その重量と恵まれない体格、境遇ゆえか、回避率は序盤の敵とほとんど変わらない。なお、守備能力自体は非常に優れている。 エンディングでは、初めて三人が出会った時の場面が描かれる。 フリーマップで最後に使用可能となる。
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