グラド帝国三騎/六将軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:26 UTC 版)
「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」の記事における「グラド帝国三騎/六将軍」の解説
グラド帝国に使える有力将軍達。当初はデュッセル・セライナ・グレンの三人で「帝国三騎」と称されていたが、各国への侵攻開始後に「三人だけでは手が足りない」として、ヴァルター・ケセルダ・アーヴを加えた「帝国六将軍」へと改められた。 デュッセル (Duessel) /グレートナイト 声 - 楠見尚己 【黒曜石】の二つ名を持つ、帝国六将軍の古参の将。軍事、政治共に最も皇帝から信頼されていた帝国三騎の一人で、国民や部下からの人望も厚い。帝国三騎、帝国六将軍ともに筆頭格にあたる。エフラムの槍の師でもある。 今回の戦争に疑問を抱いており、物語中盤にヴィガルドから裏切り者の汚名を着せられセライナに処刑されそうになっていたところをエフラム率いるフレリア軍に助けられ、以後は行動を共にする。戦いのなかでは常にグラドの将来を案じていた。戦いの後はグラドの復興に力を注ぐ。小型の槍のコレクションを携帯しており、希少な物や危険な物まで持ち合わせている。その中には家督相続の証として受け継がれている物もあるが、自身に子が無いことから、クーガーと支援Aである場合に限り彼に一時的に譲渡されることになる。 セライナ (Celena) /マージナイト 声 - 渡辺優里奈 【蛍石】の名を持つ忠義の将。帝国六将軍の紅一点にして、帝国三騎。遠距離魔法「サンダーストーム」の使い手として知られる。 貧しい寒村の出身で、かつて幼い頃に、皇帝ヴィガルドが大寒波に襲われた自分の村を救うために食料や衣服を送ってくれたことに恩義を感じており、それに報いるため絶対の信頼と忠誠心を持ってグラドの将軍となった。 離反したデュッセルを処刑しようとするが、ヴァルターの策略で任を外され、ヴィガルドの信頼をも失いかける。ミルラの話を聞き主君の命に疑問を抱きつつも、グラド本国目前でエフラムたちを迎え討つ。エフラムとデュッセルから降伏を勧められるもそれを是とせず、最期は帝国の将として散った。フリーマップで使用可能となる。 グレン (Glen) /ドラゴンマスター 【日長石】の名を持つ竜騎士。平民出身である帝国六将の1人で、帝国三騎。武術の腕はあるが、戦闘をあまり好まない性格。ヴィガルドの命令にはデュッセルやセライナ同様に疑問を抱いていたが、皇帝の命令に間違いはないと信じていた。かつてヴァルターの蛮行を告発し彼を追放したために、ヴァルターとは仲が悪い。 物語中盤、ポカラの里でエイリークと対面し追い詰めるも、ヒーニアスと彼女の言によりヴィガルドの行動への疑問を強めることになる。真意を確かめるため帝都に引き返そうとするが、その一部始終をヴァルターに見られてしまい、復讐も兼ねて襲ってくるヴァルターと一騎討ちになり、部下諸共殺害された。帝国将の中では唯一本編での戦闘に参加しないキャラクターであり、フリーマップで使用可能となる。 エフラムルートではヴァルターに殺害される様子が描かれていないものの、事後にジャハナでエフラムやエイリークとヴァルターが対峙するのは変わらないため、クーガーとヴァルターが交戦する際に会話の中で「兄よりは楽しませてくれよ?」とヴァルターが発言している。 ヴァルター (Valter) /ワイバーンナイト 声 - 大川透 【月長石】の名を持つ、蛇竜騎士団の部隊長。帝国六将の1人で、ワイバーンを操り戦う残虐非道な戦闘狂。かつては帝国三騎の一人だったが、敵国の民を虐殺した罪で帝国から追放されていた。しかしリオンの意向により呼び戻され、再び将軍の座に返り咲く。自分を追放するよう進言したグレンを憎んでいる。 ただの戦闘狂に留まらず、非常に狡猾な策略家でもあるという梟雄ぶりで、事実帝国三騎を壊滅に追いやったのもほぼすべてが彼一人によるものである。部下に対しても非常に冷徹であり、作戦をしくじった部下は彼のワイバーンの餌食となる。物語の最初にエイリークとゼトを追い詰め、ゼトに手傷を負わせたにもかかわらず、「戦いを楽しむ」という理由であえて逃がした。 彼が殺人狂になったのは、彼の槍が壊れた際にデュッセルの持つ「魔性の槍」を使用したさいに瘴気に憑かれたため(元々残虐な性格だが、槍の影響で残虐さが増長されている)殺人衝動が目覚めてしまったからである。物語後半にエイリーク・エフラム達に倒されるまで狂ったままだった。ストーリーのなかでステータス変化が最も激しいキャラクター。フリーマップで使用可能となる。 ケセルダ (Caellach) /勇者 声 - 大泊貴揮 【虎目石】の名を持つ、傭兵上がりの野心家。帝国六将の1人だが出身はジャハナで、ヨシュアとは傭兵時代良き相棒だった。この戦で、一傭兵から帝国将軍にまでのし上がった。フレリア、ジャハナの聖石を破壊し、ヨシュアの母、イシュメアを殺害した張本人。普段からかなり粗暴な口調であり、敬語で話すのが苦手。敵であれば戦えない者でも容赦なく手に掛ける性格だが、女には比較的優しいらしく、ヴァルターの残虐性と比べられることを嫌っている。野望の達成まであとわずかというところでエイリーク・エフラム達に討ち取られる。 ヨシュアには傭兵として成り上がり王になるのが夢だと語っており、いずれはリオンや魔王をも倒してすべての王になるつもりだったようである。また、リオンとの会話でも「この斧でグラドで成り上がって見せる」と語るが、この時はリオンからいずれ自分も倒して成り上がるつもりではと指摘されるものの、適当にはぐらかしている。 クラスは勇者で、斧を専門に使う。エフラムルートではイシュメアが殺されるところが描かれていないため、ヨシュアとの会話は酒場のツケをめぐる内容となっている。フリーマップで使用可能となる。 アーヴ (Irv) /司祭 声 - 松本忍 【血碧石】の名を持つ異端の司祭。帝国六将の1人。かつて自分を破門したロストン正教皇・マンセルに対して恨みを持ち、魔王の復活を目論む。グラド兵のほかに、魔物をも指揮する。六将のなかで、最後まで敵として立ちはだかった人物。 ボスとしては二度登場するが、二回とも戦わずしてクリアすることは可能。二度目は一度目と比べてステータスが大幅に上がっている。最後は、魔王の復活に嬉々としながらエイリーク・エフラムたちに倒された。フリーマップで使用可能となる。
※この「グラド帝国三騎/六将軍」の解説は、「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」の解説の一部です。
「グラド帝国三騎/六将軍」を含む「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」の記事については、「ファイアーエムブレム 聖魔の光石」の概要を参照ください。
- グラド帝国三騎/六将軍のページへのリンク