日長石(SunStone)

Karur,Tamilnado,India
K(AlSi3O)3 標本の幅約3.5cm
微細な自然銅が入っているために紅色に色付いた長石です。
見る方向により自然銅がキラリと輝く美しい標本です。
日長石(SunStone)


Spectrum Mine,Plush area,Lake Co.,Oregon,USA
(Ca,Na)[Al(Al,Si)Si2O8] 画像の幅約2cm、9cm
透明な赤色部分が日長石(サンストーン)です。
微細な自然銅により赤く色付いた曹灰長石(Labradorite)で、美しい
ものはカットされて宝飾品として利用されます。
この産地では風化した火山岩中に見られます。
日長石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/26 03:00 UTC 版)

日長石(にっちょうせき、sunstone)は、長石グループに属する宝石。 灰曹長石のジュエリー級のものがサンストーンと呼ばれる。紅色の長石でアベンチュレッセンスを持つので、アベンチュリン[1]フェルドスパーとも呼ばれている。月長石と対になることから日長石(サンストーン)の名がついた。ギリシア語で「太陽の石」という意味のヘリオライト(heliolite)という名もある。
性質・特徴
澄んだ透明ないしは不透明の結晶で、虹色の反射を伴う。結晶内部に金属小片結晶を含む。結晶は主に塊状で産出、小さくタンブル状のことが多い。
インド産のものは、灰曹長石(オリゴクレーズ)に赤鉄鉱を含んだ半透明~不透明の宝石になる。
結晶系 三斜晶系
硬度 6~6.5
成分・種類
産出地
主産地はインド、カナダ、アメリカ合衆国オレゴン州、ノルウェー、日本(三宅島)など。
用途・加工法
サイド・ストーリー
古来より太陽の力を宿す石として扱われる。古代ギリシャでは太陽神の象徴として崇められ、お守りにしたり、毒を無効化する目的で杯や皿に使用された。インドではお祝いの儀式の時に使われていたという伝承がある。またリウマチの治療などにも用いられていた[要出典]。
十二星座では獅子座、天秤座、惑星は太陽に関係が深いと言われる。
脚注
sunstone
関連項目
参考文献
- 松原聰『日本の鉱物』学習研究社〈フィールドベスト図鑑〉、2003年。ISBN 4-05-402013-5。
外部リンク
- Sunstone (mindat.org)
「日長石」の例文・使い方・用例・文例
- 日長石という鉱物
日長石と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
- 日長石のページへのリンク