かい‐ちょうせき〔クワイチヤウセキ〕【灰長石】
灰長石(Anorthite)

Vesuvio,Napoli,Italy
CaAl2Si2O8 画像の幅約8mm
無色から白色をした灰長石の結晶です。
ベスブ石で有名なイタリアのベスビアス産の標本です。
灰長石(Anorthite)


東京都三宅島三宅村赤場暁
CaAl2Si2O8 画像の幅約2.3cm、7mm
三宅島の火山弾として噴出した灰長石です。
表面は溶岩を被って赤茶色をしていますが、内部は透明な結晶です。
結晶内部には微細な自然銅を含み、美しい輝きを見せるサンストーン(日長石)
となっています。
灰長石(Anorthite)

北海道余市郡余市町フゴッペ
CaAl2Si2O8 画像の幅約5.2cm
火山弾として噴出した灰長石です。
この産地では安山岩質集塊岩中の凝灰岩の中に大きな結晶
で見つかります。
灰長石(Anorthite)

Chamonix,France
CaAl2Si2O8 画像の幅約1.1cm
緑色をした灰長石の結晶です。
結晶は双晶になっているため、写真の結晶にも中央に
縦の線が観察できます。
灰長石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 16:49 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動灰長石 | |
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分類 | ケイ酸塩鉱物 |
化学式 | CaAl2Si2O8 |
結晶系 | 三斜晶系 |
へき開 | 二方向に完全 |
モース硬度 | 6 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 白色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 2.8 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
灰長石(かいちょうせき、anorthite、アノーサイト)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。長石グループの鉱物で、カルシウムに富む斜長石。
化学組成は CaAl2Si2O8 で、曹長石 (NaAlSi3O8) と連続固溶体をつくる。
赤い色のサンストーン(日長石)は灰長石の一種。
参考文献
- 黒田吉益・諏訪兼位 『偏光顕微鏡と岩石鉱物』(第2版) 共立出版、1983年、ISBN 4-320-04578-5。
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003年、ISBN 4-05-402013-5。
- 国立天文台 編 『理科年表 平成19年』 丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
関連項目
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、灰長石に関するカテゴリがあります。
- Anorthite(mindat.org)
- Anorthite Mineral Data(webmineral.com)
- Feldsparグループ(地球資源論研究室)
灰長石(anorthite、アノーサイト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 02:42 UTC 版)
「長石」の記事における「灰長石(anorthite、アノーサイト)」の解説
CaAl2Si2O8。三斜晶系。
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