ベスブ石(Vesuvianite-Idoclase)

Asbestos,Quebec,Canada
ベスブ石(Vesuvianite)

Bellecombe,Val d'Aosta,Italy
Ca10Mg2Al4(Si2O7)2(SiO4)5(OH)4 標本の幅約1.6cm
美しく輝くイタリア産のベスブ石です。
ベスブ石(Vesuvianite)

Jeffrey Mine,Asbestos,Quebec,Canada
Ca10Mg2Al4(Si2O7)2(SiO4)5(OH)4 標本の幅約1.5cm
海外のコレクターから頂いた紫色が美しいベスブ石です。
ベスブ石(Vesuvianite)

長野県南佐久郡川上村甲武信鉱山
Ca19(Al,Mg,Fe)13Si18O68(O,OH,F)10 画像の幅約2cm
茶褐色の柱状結晶がベスブ石です。
光沢豊かな美しいベスブ石を産出する甲武信鉱山の標本です。
ベスブ石(Vesuvianite)

神奈川県足柄上郡山北町箒沢・白石沢
Ca19(Al,Mg,Fe)13Si18O68(O,OH,F)10 画像の幅約2.3cm
四角両錐のそろばん玉状をしたベスブ石です。
写真右側の結晶が柱面が殆どなく四角両錐形をしているのが
観察できます。
ベスブ石(Vesuvianite)

宮崎県西臼杵郡日之影町岩戸鉱山
Ca19(Al,Mg,Fe)13Si18O68(O,OH,F)10 画像の幅約3.2cm
黒色柱状の結晶がベスブ石です。
柱面が発達して柱状になるタイプのベスブ石の結晶です。
ベスブ石(Vesuvianite)


Jeffrey Mine,Asbestos,Shipton Township,Richmond Co.,Quebec,Canada
Ca19(Al,Mg,Fe)13Si18O68(O,OH,F)10 画像の幅約6mm
緑色をしたベスブ石の柱状結晶です。
美しい緑色をしたベスブ石で、発色は微量のクロム(Cr)を含むため
とされています。
ベスブ石(Vesuvianite)

Vesuvio,Napoli,Italy
Ca10Mg2Al4(SiO4)5(Si2O7)2(OH)4 画像の幅約8mm
写真中央の柱状結晶がベスブ石です。
イタリアのベスビアス火山で最初に発見された鉱物で、この標本
は貴重なベスビアス産の標本です。
ベスブ石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/23 00:38 UTC 版)
ベスブ石 | |
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分類 | ケイ酸塩鉱物 |
化学式 |
Ca19(Fe,Mn)(Al,Mg,Fe)8Al4 (F,OH)2(OH,F,O)8(SiO4)10(Si2O7)4 |
結晶系 | 正方晶系 |
へき開 | なし |
モース硬度 | 6.5 |
光沢 | ガラス光沢〜樹脂光沢 |
色 | 緑、黄〜褐、赤、紫、青、白など |
条痕 | 白 |
比重 | 3.4 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ベスブ石(ベスブせき、vesuvianite、ベスビアナイトとも)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。名前は最初に発見されたイタリアのベスビオ火山に由来する。別名のアイドクレーズ(idocrase)は、ギリシャ語の"Eidos"(見かけ)と"Krasis"(混交)にちなんでルネ=ジュスト・アユイにより命名されたもので、結晶の形がジルコンなどと紛らわしいことによる。
スカルン中に含まれる代表的鉱物で、共生する柘榴石に似ている。
含有する元素により多彩な発色を示すことから、数多くの別名が付けられている。
参考文献
- 豊遙秋・青木正博 『検索入門 鉱物・岩石』 保育社、1996、ISBN 4-586-31040-5。
- 松原聰 『フィールドベスト図鑑15 日本の鉱物』 学習研究社、2003、ISBN 4-05-402013-5。
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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