Labradorite

鉱物図鑑

ラブラドライト(Labradorite)

Labrador,Newfoundland and Labrador,Canada
(Ca,Na)[Al(Al,Si)Si₂O₈]　画像の幅約４．８ｃｍ、４ｃｍ

美しい青色の閃光を放つ曹灰長石(Labradorite)の標本です。
一定の方向から見ると美しい色彩の閃光を放つことから宝飾品
などに加工されることが多い鉱物です。
この産地名のラブラドール(Labrador)からラブラドライトと名付け
られました。

ラブラドライト(Labradorite)

Toliara Province,Madagascar
(Ca,Na)[Al(Al,Si)Si₂O₈]　画像の幅約７ｃｍ

美しい青色の閃光を放つ曹灰長石(Labradorite)の標本です。
一定の方向から見ると美しい色彩の閃光を放つことから宝飾品
などに加工されることが多い鉱物です。

ウィキペディア

ラブラドル長石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/23 13:54 UTC 版)

曹灰長石（ラブラドライト）

ラブラドル長石（ラブラドルちょうせき、labradorite、ラブラドライト）は、曹灰長石（そうかいちょうせき）とも呼ばれる斜長石の一種。灰長石の［(NaAlSi₃O₈)_50-30(CaAl₂Si₂O₈)_50-70］組成相で、独立種ではない。

宝石ではなく準貴石としてラブラドライトという名前で販売されている。

光をあてると虹色の輝きを示す性質を持つ。これはイリデッセンス(又は遊色効果)という現象であり、ラブラドル長石のものは特にラブラドル効果、又はラブラドレッセンス(又はシラー効果)と呼ばれる。

ラブラドレッセンス

ブルーラブラドライト

斑れい岩、玄武岩など塩基性火成岩に含まれる斜長石は多くはラブラドル長石である。

ホワイトラブラドライトは、間違って、ブルームーンストーン、あるいはロイヤルブルームーンストーンとして売られている場合もある。(レインボームーンストーンもラブラドライトである。)

産出

カナダのラブラドル半島で産出するために、この名前がついた。

関連項目

• 宝石、宝石の一覧
• 鉱物 - ケイ酸塩鉱物 - 長石 - 斜長石 - 灰長石
• 鉱物の一覧
• 造岩鉱物

参考文献

• 松原聰・宮脇律郎 『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年。ISBN 978-4-486-03157-4。 

外部リンク

• Labradorite (mindat.org) （英語）