遊色効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/01 00:48 UTC 版)
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遊色効果(ゆうしょくこうか、英語: play of color)は、宝石などが示す光学効果の一種[1]で、結晶の層状構造や粒子配列によって光が分散され、虹のような多色の色彩を示す現象である。
遊色効果を示す鉱物の代表例がオパールである。オパールは非晶質であり、珪酸粒子の六方最密充填構造を主体とする含水コロイド(シリカゲル)である。ここに光が入射すると、珪酸粒子の大きさに応じた波長の光が回折を起こし、波長毎に分かれた光が虹色を呈する。これは特に蛋白光(opalescence)と呼ばれる。
オパールの他に、ラブラドライトや真珠、研磨した貝殻などに見られる暈色(うんしょく; iridescence、イリデッセンス)を遊色効果に含める場合もある。
脚注
関連項目
遊色効果(クロマティックシフトとローテーションレンジ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 04:05 UTC 版)
「アンモライト」の記事における「遊色効果(クロマティックシフトとローテーションレンジ)」の解説
クロマティックシフトは異なる光の入射角による色の変化である。高い等級のものはこの変化が大きく、プリズムほどにもなるが、低い等級のものはほとんど変化を示さない。ローテーションレンジは試料を回転させたときに、遊色効果がどれだけ持続するかを示すものだが、最も良質のものは360度これが持続し、価値の低い石は指向性の大きい色を非常に狭いローテーションレンジ(90度以下)でのみ示す。中等級は240-180度である。
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