『世紀末伝説 マジカル☆デストロイ』
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「三千院ナギ」の記事における「『世紀末伝説 マジカル☆デストロイ』」の解説
『世紀末伝説 マジカル☆デストロイ』(せいきまつでんせつ マジカルデストロイ)は、ナギによる執筆中の未完の漫画である。先輩はハヤテの、ブリトニーはマリアの心境として暗示しているとされる。他にストーリーの導入説明で、先輩の妻がナギ、息子がリィン・レジオスター(アニメではワタル)、悪い魔女が雪路に当てられている。プロフィールで「100話を越えたら」1週まるごとやると予告されていた。本当は畑自身第100話で16ページやるつもりだったが、「100話過ぎたら」の言葉のレトリックを言われ、計6ページに縮小された。これは作中のネタにもなった。アニメ第1期第17話のアバンタイトルでも、ナギは第17話を記念してこの漫画を30分間丸々やろうとしていたが、ハヤテに止められたためアバン冒頭で線画で30秒流れただけであった。また同第1期第44話では、アバンタイトルでナギが歌う『マジカル☆デストロイ』OPを含めたアニメ映像が約30秒流れた上、本編でも『マジカル☆デストロイ』OP完全版アニメ映像が流れた。400話で9ページ半のナギ作の漫画が掲載されたが、主人公のブリトニー以外は現実の人物をモデルにした新しいキャラクターに刷新されている他、世界観も若干変わっているため、『マジカル☆デストロイ』の直接の続編であるかは不明。 作者によれば「ナギの描いている漫画や絵柄が一番(初めて出版社に行った)当時の自分に近い」とのことである。原作公式ガイドブックにアニメ化されたという設定の上で、アニメファーストシーズン分(第1話-第13話)のあらすじが右開き・横書きで掲載されている。 ブリトニー 声 - 釘宮理恵(ハヤテ代筆版では白石涼子) 『マジカル☆デストロイ』の主人公。一人称は「あっし」。絵柄はどう見ても男なのだが、何故か敬称は「ちゃん」の女の子。軽いツインテールで髪飾りで結んでいる。職業「ごく普通のりっぱなお花屋さん」。出身は魔法王国東中野3丁目。日本刀に形状が酷似した「マジカルステッキ」なる武器を愛用している。必殺技は「マジカル全滅ビーム」。ケーキなどが非常に好きで、落ち武者大将軍による砂糖不足により、8次元の世界に旅を決意する。ハト魔人との戦いで「絶対バリアー」と「アンドロメダ太陽ブラックホール打法」を身につける。 ブリトニーは想いを寄せている先輩の妻と親友だった。ブリトニーは先輩を、「妻子の元に戻ってしまうのを覚悟で姿を元に戻すか」、「一緒に旅を続けるために元の姿に戻さず星のままにしておくか」で悩んでいる。その決断が描かれるタイミングで伊澄の漫画が挿入され、結局結果は分からずじまい。 ハヤテの代筆版では、セーラー服の少女「花の魔法少女ブリトニーちゃん」として描かれる。魔法少女だという事は秘密。花屋のアルバイト。店を燃やすほどドジ。本来は知り合いの美少女漫画家に代筆を依頼するつもりだったが、断念し畑自身が描いた。作中では酷評されていたが、読者人気投票ではハヤテの描いたものが一番人気であった。400話記念で掲載された漫画(412話時点ではタイトル不明)では、一人称が「あたい」で、細部の基本設定も異なる。 三途ノ川(さんずのかわ) ブリトニーから先輩と呼ばれ想いを寄せられている。しかし、妻子持ちでブリトニーは想いは伝えられていない。悪い魔女に星の姿に変えられたため妻は病に、子供はネットゲームで不利になると回線切断する不良になってしまっている。 戦闘時にサポートキャラになっていたり、ブリトニーに「あまりなつかないでくれるか?」と言ったり、色々と謎が多い。 落ち武者大将軍(おちむしゃだいしょうぐん) 12次元から現れる。エアーズロックから出てきた無限アリ製造装置で人類を働きアリに変え、世界中の砂糖を集め世界征服を企む。それを見越して先物取引で砂糖を買い占め始める。 暗黒落ち武者(あんこくおちむしゃ) 落ち武者大将軍のツレ。作者曰く、「名前のモデルは、暗黒大将軍から」とのことだが、どの作品の暗黒大将軍かは不明。 序盤の敵 ブリトニーを追って日本海までやってきて、自ら「あんまり強くはないです!!序盤の敵なので!!」と宣言する敵。口の中でリスらしき者が操縦している。 子猫 羽が生えている。色は白と思われる。飛ぶ速さ時速23km。走る速さマッハ5。伊澄の筆による共作で登場する。2回登場するが同じ子猫であるかどうかは不明。 ハト魔人 最強の敵。平和の象徴でありながら恐るべき力を持つ3丁目の田中さん。ハトなのに何故かニワトリのようなトサカを持ち、体のいたる所からビームを出す。あまりに強力なキャラのためナギと伊澄はその攻略に一晩議論する事となった。実は他に5人いる。 兄沢命斗(アニメ店長) 声 - 関智一 アニメ第1期第44話で『マジカル☆デストロイ』のアニメ版を上映する前に流れたアニメイトとのタイアップCM(という設定)に登場。また、同話ではその後のマリアの代筆によるハヤテの心境を説明するカットで登場している(この時の声は白石)。 超弾道ロボ 400話記念漫画に登場。寝室へブリトニーを起こしに来たロボット。頭部がディスプレイ(下に小さく「レグザ」と書かれている)になっており、笑顔の顔文字が常に映っている。胸にはなぜか自動販売機のような硬貨の投入口があり、キャタピラ駆動。モデルはハヤテ。 魔女 400話記念漫画に登場。メイド姿で頭の両端に三角の角のような飾りが付けられ、目の代わりに大きなパトランプが付いているロボット。ブリトニーに朝食を作るが、「パセリは飾りじゃありませんよ」とブリトニーにパセリを食べるように促す台詞しか喋れない。モデルはマリア。 使い魔 全部で五匹。ほぼシラヌイそのままの猫、歩をモデルとしたリス、千桜をモデルとしたBL好きのウサギ、アリス(アテネ)をモデルとした猫、漫画を食べるカユラがモデルの使い魔(形態は不明)。 ナイチチ ヒナギクがモデル。ロボット風の容姿をしており胴体はまな板。ツッコミが得意で意味なく色々なツッコミをしている。上記のロボの些細な言動も見逃さず、暴力的なツッコミを入れて破壊してしまう。
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