序盤の弱さとその改善
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 03:22 UTC 版)
「コンピュータ将棋」の記事における「序盤の弱さとその改善」の解説
プロ棋士が積み上げてきた定跡は完璧ではなく、研究会や対局、感想戦を経て日々進歩しているものであり、棋譜以外の情報は将棋世界などの専門誌を通じ極一部紹介される程度で多くは公開されることはない。ソフトはその限られた情報を元に序盤戦術を構築していたが、データベースにない新手を指されると適切に対応できないことがあった。古作登も2012年現在、均衡状態でコンピュータの手待ちをすると、コンピュータがスキを作っておかしな攻め方を始めたり、穴熊に組み替えようとしてその途中でスキを作ったりすることがあると指摘した。 近年[いつ?]ではponanzaのように、序盤を既存の定跡データに頼らないソフトも出現している。コンピュータ将棋の棋力の向上に伴い、プロ棋士が作り上げた定跡に頼らず、自身の局面評価と探索によって、定跡局面を抜けた段階で局面評価が良くなるような定跡を自らの力で作成することにより、コンピュータ将棋の序盤力は格段の向上を遂げた[要出典]。
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