各機種版とは? わかりやすく解説

各機種版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:03 UTC 版)

ハイドライドシリーズ」の記事における「各機種版」の解説

オリジナル開発にはキャリーラボのBASE-80が使用されている事に加え製品版ではバイナリパッチによる修正があるため完全なソースコード存在せず移植に際して一部でグラフィックデータの流用こそあったものの各機種担当者プログラム書きなおす形になったその際移植担当者によってハードウェアあわせた変更や独自の変更が行われている。同様に海外から移植打診も2件程あったが、ソースコード理由に話が流れたという。 PC-8801以降 1984年12月13日発売本作オリジナルとなる版。BGMビープ音1声のみで構成されており、処理の間に発声ルーチンを挟む形で演奏される。曲は他の機種異なりゲームスタート時にはジョルジュ・ビゼー組曲アルルの女含まれるファランドールから数小節奏でゲーム中は、同じくビゼーのオペラカルメンに含まれる闘牛士の歌からの数小節繰り返し演奏するエンディングではカール・マリア・フォン・ウェーバーオペラ魔弾の射手から狩人の合唱一部繰り返し演奏するX1シリーズ 1985年1月発売カセットテープ版と5インチ2Dフロッピーディスク版が発売されフロッピーディスク版はドライブ仕様問題から、X1turboIIでは動作しない。X1の持つPCG機能利用により背景が4方向スクロールになっている他、マップパーツを他機種版の約5倍にあたる256種類保持する事により他機種よりも美しグラフィックス表現実現している。PSGによるオリジナルBGM存在し、そのBGMは他の移植でも採用されるとなった登場キャラクターのうち、ドラゴンオクトパスゴブリン省略されゴブリン代わりにウィスプ登場する経験値設定変更されレベルがあげやすくなっている他、バラリスも弱くなっているなど全体的に難易度下げられている。反面フィールドスクロール方式になっているため画面切り替えによる敵の回避出来ないほか、カギ取得ウィスプ強さなど、部分的に難易度向上している。 PC-6001mkII以降 1985年3月8日発売画面解像度低く色も特殊なものの、PSGによる3重和音のBGM再生ジョイスティック対応、画面高速切り替えなど、PC-8801版よりゲームとして完成度高かったPC-6001mkII以降用のカセットテープ版とPC-6601以降用のフロッピーディスク版、フロッピーディスクPC-6601SR専用版が発売された。オリジナル以外では内藤自身が手がけた唯一の移植MSX カセットテープ版が1985年3月発売、要メインメモリ32KiB。約半年後の11月ROMカセット版が発売されている。64KiBのメモリ前提としたゲームを32KiBに収めるため自己書き換えデータ圧縮等によりほぼ同内容実現したほか、空いた部分にメモリセーブ、画面切り替えスクロールなどの処理が実装されている。ユーザー強い要望によって実現したROMカセット版はメインRAM8KiBの機種での動作実現しパスワード利用したセーブ方式や、5段階速度調整機能があるほか、テープ版では1色だった妖精各々に色が付けられることとなった原作登場キャラクターのうち、オクトパスゴブリン省略され、ブラックアーマーがグリーンアーマーとなっている。 MSX2 1985年7月発売。MSX2の登場とほぼ同時期のリリースだった。VRAM容量合わせてVRAM64K用(16色)、VRAM128K用(256色)を選択できるカセットテープ版とフロッピーディスク版が発売された。後に月刊誌MSX・FAN1992年10月号にVRAM128K対応版が若干変更伴い収録されており、グラフィックファイル付録ディスク専用形式圧縮されていると共にMSXturboRでは標準モード切り替わるようになっているFM-7シリーズ 1985年4月発売PSGによるBGM再生対応し、FM-7のハードウェア仕様から方向指定してから5を押下するまでキャラクター直進し続ける。見た目はほぼオリジナルそのままであるものの難易度大きく調整されており、安全地帯存在経験値取得タイミング増加の他、バラリス戦で退路維持されたままであり不死何度も取得することが出来る。但し、盾やブルーストーン入手必要な敵の討伐数は増やされている。他の機種では削減傾向登場キャラクターオリジナル登場するものはすべて登場するほか、隠れキャラクター追加されている。 PC-9801U/F以降 1985年9月発売PC-8801版を完全に再現することを目指しており、10段階の速度調整機能以外に特色持たない純粋な移植となっている。 MZ-2000/2200/2500用 1985年12月発売キャリーラボによる移植並びに販売PC-8801版I/O周りパッチ当て処理を実現しているため、再現性は非常に高い。発売の経緯については、前述の手法によって動作するものが完成した後、打診事後T&E SOFTにあったというもの。カセットテープ版で発売されテープA面MZ-25002200用のカラー版を、B面MZ-2000用の「グリーンディスプレイ」版を収録している。グリーンディスプレイ版はグラフィックスRAMの3プレーン目を、カラーディスプレイ版は、テキストVRAMワークエリアとして利用している。MZ-2500ではMZ-2000モードでの実行が必要。MZ-2520/2861ではMZ-2000モード並びにデータレコーダ削除されたので動作しない『ハイドライド 異次元バージョン』 X1turbo1987年3月発売ブラザー工業) X1では垂直帰線期間にしかできなかったPCGへのアクセスを、帰線期間にもできるようになったX1turbo専用マップを総入れ替えし高速版で、背景からキャラクター描写までグラフィックがかなり異なっている。 『ハイドライド・スペシャル』 ファミリーコンピュータ1986年3月18日発売 東芝EMI) 「スペシャル」という名称は、すでに発売されていた『ハイドライド2』の要素である魔法などを取り入れたことによるBGMも『ハイドライド2』のBGM使われている。パソコン版『ハイドライド』とは基本的に大差がないが、ある条件を満たす出現する隠しキャラクターは、雑誌読者公募によるアイデア採用されており、迷宮シーンなどが簡単になった他、登場する敵キャラクターにやや違いがある。また、ちわきまゆみが歌うハイドライド・スペシャル公式イメージソングエンジェル・ブルー』もシングルレコード発売されている。この曲はゲーム中には扱われはおらず当時放映されていたテレビCMサビ部分使用されていた。箱絵絵本作家プロモデラーとして知られる松本州平PCゲーム人気作品であったハイドライドであったが、ファミコン移植した本作ファミコン遊んでいた当時の低年齢層には不親切なゲームシステムであったようであり、何の説明もないまま冒険続けて行かなければならないのは当時の子供たちには厳しすぎたという評価もある。 なお、1999年3月T&E SOFTから発売されプレイステーション用の恋愛パラレルRPGソナタ』ではある一定の条件クリアするとプレイ可能となるおまけゲームとしてこの『ハイドライド・スペシャル』が収録されている。2019年12月13日より、この『ソナタ』に収録されていた『ハイドライド・スペシャル』がゲームアーカイブスにて配信開始また、2020年5月19日よりプロジェクトEGGにて配信開始。さらに2021年10月12日本作海外タイトルである『ハイドライド』もプロジェクトEGG配信された。

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PC-8801シリーズ 1985年12月13日発売基本的にBGM無く効果音のみで進行するタイトル画面精霊登場時、ラスボス出現エンディング等のシーンでのみBeep音によりメロディー流れる。幾つかの英単語についてスペルミスが存在しており、MZ以外の機種では発売時期がずれたこともあり移植時に修正された。V1モード専用のため、V2モードでは表示色おかしくなる開発にはキャリーラボのBASE-80が使用されている。 X1シリーズ 1986年2月発売PSG音源対応しており、全シーンBGM付いている。またPCG活用しマップ移動時の理に瞬時切替スクロール切替選択が可能となっている他、マップパーツの書き換えによる川、マグマ流れる処理が追加されている。カセットテープ版とフロッピーディスク版が発売された。 カセットテープ版では、主人公の姿が装備に関係なく常時、剣と鎧と盾が装備された姿になっているFM-7シリーズ 1986年2月発売FM-77版は1986年11月発売)。メインテーマタイトル画面)とエンディングテーマ二曲FM音源に対応。他のBGMX1版等と同様、PSG演奏される。FM-7/NEW7用のカセットテープ版とフロッピーディスク版(5"2D)、FM-77以降用のフロッピーディスク版(3.5"2D)が発売された。 カセットテープ版では、主人公の姿が装備の状態に関係なくフェアリーランドでは何も装備せず洋服姿、地下帝国では剣と鎧と盾が装備された姿になっている敵キャラいくつか削減共通化されていて、同じ姿で違う名前になっていたり、主人公洋服姿と同じものも存在するMZ-2000/2200/2500 1986年9月MZ-2000/2200用のフロッピーディスク版(5"2D)と、MZ-2500/V2用のフロッピーディスク版(3.5"2DD)が発売された。前作同じく移植行ったのはキャリーラボだが、販売元T&Eソフトになった。スペルミスの放置挙動などから、PC-8801版ベースI/O周り書き換えることにより移植していると思われるが、地下帝国へのパスワード異なる他、スタッフロール移植者の名前が追加されている。MZ-2500版はメディア3.5インチ2DDである以外は同一であり、MZ-2000モードでの実行が必要。グリーンディスプレイモードも実装されており、起動時選択出来る。前作同様、MZ-2520/2861では動作しないMSX 1986年11月発売PSG音源に対応。低解像度都合上マップ細部若干変更されている他、X1同様PCG書き換えによる演出がされている。電池式バッテリーバックアップ方式ROMカセット(1メガROM+SRAM)で発売ROM容量ぎりぎりだったためかゲーム進捗フラグ厳密なではなく、それを利用したアイテム所持金増量、本来必要なアイテム入手せずにクリアする事などが可能になっている。 Windows95/98 1999年11月発売。『ハイドライド3 GoldPack』の中にPC-8801版再現した物のみが収録されている。

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PC-8801mkIISR以降 1987年11月21日発売市販ゲームソフトとして初のサウンドボードII応作品。 画面切り替え時にFDDへのアクセスが行われてもBGM途切れない特徴は、FDDインテリジェント型のため、FDDからのデータ読み込みと、ゲームの処理が同時に行われることによって実現したとされるこのためCPUデータPIO転送する機種への移植困難になった。 拡張RAM対応しディスクキャッシュとして利用でき、PC-8801mkIIMRなど拡張RAM 128KB搭載場合FDDへのアクセス減り、1MB搭載されている場合オンメモリ動作する。 アナログパレットに対応しており、PCGを持つ機種のみだった画面スクロール切り替え実装された。 BGMは、SSGメイン割り振り残りパート拡張される形でアレンジされているため、OPNA、OPNSSG別の音源ありながら大きな違和感生まないになっているサウンドボードII使用した場合パンポット対応するMSX 1987年12月発売ROMカートリッジデータ保存先はテープ・PAC(SRAMカートリッジ)に対応。音楽PSGのみ対応。 副社長の「容量足りないならしょうがない」という英断で、RPGとしては初の4Mビット大容量ROM採用された。 ROMカートリッジデータ転送伴わず、実メモリ空間マッピングできる形であるため、移植実現できたとされる。 MSX1版は画面切り替えスクロール実装した。 名前入力時、TABSELECTを押すと「III」や「(ふ)(実際には●に“ふ”)」の字を出すことができる。(ふ)についてはレイドック参照。 MSX1版でも、その細かなマップパーツにより、比較奇麗な画面描画される。MSX1の低解像度漢字表示実現した事から、判読困難な文字もあり、解読表が説明書添付されていた。 ROMのみではセーブ不可能であり、テープセーブにしても説明書が無いと保存操作分からない作りとなっている。実際宿屋クイックセーブSRAMセーブ同時に行われるため、電源入れっぱなしにしてプレイすればゲームオーバー後もセーブ地点からロードが可能。ハイドライド ブロンズパックとして、ハイドライドIIセットになったパッケージ販売された。 MSX2 1987年12月発売ROMカートリッジデータ保存先はテープ・PAC(SRAMカートリッジ)に対応、PSGのみ対応。 MSX1版とは異なりスクロール切り替えではなく単なる画面切替。MSX2ならではの高解像度モード16表示により、PC-8801mkIISR以降版以上に美しグラフィック実現している。 オープニングで2画面切替による擬似32表示実現した他、アニメパターンも増え表現自然になっている。 X1 1988年7月発売FM音源に対応。上記理由によって困難とされた移植であり、当初はDMAの使えるturbo専用発表された。しかし、BGMルーチン等の工夫により、若干機種比べて処理が重いものの最終的にX1でも動作するように移植された。 BGMOPM対応しており、音色パート割りPC-8801mkIISR以降版異なりPSG利用せずFM音源のみで演奏されるBGMは他の機種よりも丸いイメージ与える。また、FM音源ボードが未搭載場合MSXシリーズ同様PSGBGM演奏されるオープニングのアニメーションパターンも88版に比べ追加された。

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