フライブルク講義とは? わかりやすく解説

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フライブルク講義(1928-1944)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 16:40 UTC 版)

マルティン・ハイデッガー」の記事における「フライブルク講義(1928-1944)」の解説

27哲学入門フライブルク大学1928/29年講義茅野良男、ヘルムート・グロス 訳 [目次] 第1段落 哲学と学(哲学とは何を意味するか、学の本質への問い真理と有。不伏蔵態としての真理根源的本質について、真理―現に有ること―共に・有ること、真理本質領域と学の本質、学と哲学との区別寄せて第2段落 哲学世界観世界観世界概念世界観世界‐の‐中に有ること、世界観問題哲学世界観との連関) 第28ドイツ観念論現代哲学的問題状況(1929夏) フィヒテ知識学。未邦訳。 第29/30巻 形而上学根本諸概念世界-有限性-孤独フライブルク大学講義1929/30年。川原栄峰、セヴェリン・ミュラー訳。1998年 [目次] 予備考察 この講義題目いわゆる一般的説明から始めてこの講義使命とその根本姿勢とを述べる(哲学形而上学)の本質規定するためのいくつかの回り道形而上学直視することの不可避性と哲学形而上学)の本質における両義性世界有限性単独化についてすべてを含み込むという仕方で問うことを形而上学と呼ぶことの妥当性理由づけ。「形而上学」という語の起源と歴史第1部 われわれの哲学することの一つ根本気分呼び覚まし一つ根本気分呼び覚ましという課題と、われわれの今日現有一つ覆蔵された根本気分暗示。退屈の第一形式或るものによって退屈させられる。退屈の第二形式或るものに際して退屈すること、と、それに帰属している暇つぶし気晴らし ほか) 第2部 深い退屈という根本気分から展開されるべき形而上学的な問い実際に問う。世界とは何であるか?という問い(深い退屈という根本気分から展開されるべき形而上学的な問い.世界へ問いとともに形而上学的に問うことが始まる。探究の道とそれの諸困難.比較考察開始 ほか) 第31巻 人間的自由の本質について 1930年学期カント自由論)。斎藤義一 シュラーダー,W.訳 第32ヘーゲル精神現象学』1930/31年冬学期藤田正勝 グッツオーニ,A.訳 第33アリストテレス形而上学9巻1-3』力の本質現実性について:1931年学期岩田靖夫 天野正幸 他訳、1994年 [目次] 第1編 『形而上学』第9巻第1章―「運動もとづいて理解された力」の本質単一性 第2編 『形而上学』第9巻第2章―テュナミスの本質解明するための、運動ニ即シタデュナミスの区分 第3編運動ニ即シタデュナミス(能力)」の現実性34巻 真理本質について:プラトン洞窟の比喩テアイテトス 193132年冬学期講義細川亮一 ブフハイム,I.(イーリス) 訳、1995年 [目次] 第1部 アレーテイアの「本質」への目配せ プラトンの『ポリテイア』における洞窟の比喩解釈真理生起四つ段階善のイデアと非秘蔵性、非真理本質への問い第2部真理本質への問いに関するプラトンテアイテトス』の解釈予備考察テアイテトス最初答え、「επιστημη〈知〉はアイステーシスである」の究明開始知覚本質批判的限定、認取することの完全な関連一歩一歩展開すること ほか) 第35Der Anfang der abendländischen Philosophie (Anaximander und Parmenides) (Sommersemester 1932) 西欧哲学原初 アナクシマンドロスパルメニデス。1932夏学期講義。未邦訳。 第36/37巻 Sein und Wahrheit 存在真理:「哲学根本的問い」「真理本質について」1933。未邦訳。 第38言葉本質への問いとしての論理学:1934年フライブルク講義小林信之、シュテンガー、G 訳 [目次] 序論 論理学構成由来意義、および論理学動揺させることの必要性 第1部 いっさい論理学をみちびく基本的な問いとしての言葉本質への問い言葉本質への問い 人間本質への問い 歴史本質への問い第2部 これまでのいっさい問い土台としての根源的時間、そして一連の問いを逆の方向もう一度問いなおすこと(人間の歴史性は時間への変化した関係に基づいて経験される) 第39ヘルダーリン讃歌『ゲルマーニエン』と『ライン』1934/35年冬学期木下康光 トレチアック,H.訳 第40形而上学入門 1935年フライブルク講義岩田靖夫ブフナーH. 訳。単行本訳、平凡社 [目次] 第1章 形而上学根本的な第2章 “有”という言葉文法と語源論(“有”という言葉文法、“存在”という言葉語源学第3章 有の本質への問 第4章 有の限定(有と生成 有と仮象、有と思考、有と当為補説41巻 物への問いカント超越論的原則論向けて 1935/36年冬学期講義高山守、クラウス・オピリーク訳 [目次] 準備部 物についての様々な問い主要部 物についてのカント問い方(カントの『純粋理性批判』が置かれている歴史的地盤カント主著における物についての問い) 第42シェリング人間的自由の本質について』1936年フライブルク講義高山守伊坂青司訳、2011年 [目次] 予備的考察 第一部 自由の体系可能性について。シェリング論考導入部 《自由の体系思想における内的な葛藤導入部導入部 体系構築原理についての問いとしての汎神論問題導入主要部》 ***第二部 自由の体系基礎づけとしての悪の形而上学自由論本論 《悪の内的可能性 悪の現実性様式結語 単行本訳は『シェリング講義新書館1999年木田元迫田健一訳 第43ニーチェ芸術としての力への意志193637年冬学期薗田宗人、セバスティアン・ウンジン訳 [目次] 第1部 力への意志ニーチェ思索としての根本的立場形態、およびその伝的形而上学からの来歴。(主著成立構成ニーチェ形而上学的根本的立場ニーチェ意志説) 第2部 芸術真理ニーチェ美学プラトン主義伝統ニーチェ生理学的美学輪郭ニーチェ美学構造基礎づけ、美学真理への問い関連プラトン芸術哲学芸術仮象への意思とするニーチェ規定付録講義ニーチェ全体について,ニーチェについて2つ講義のために。193637年冬学期講義1937年学期講義との連関ニーチェ講義への注記) 第44西洋的思考におけるニーチェ形而上学的な根本立場 フライブルク1937年学期講義菊地恵善、グッツオーニ、A 訳 [目次] 第一部等しいものの永遠回帰教説についての、成立形態領域に関する暫定的説明教説成立手引きとした、公刊された著作における回帰教説解釈/その成立手引きとした、ニーチェ遺稿における回帰教説解釈回帰教説形態境域規定) ***第二部形而上学的な根本立場本質と、西洋哲学歴史におけるその従来可能性形而上学的な根本立場という概念注意的な特徴付けニーチェ形而上学的な根本立場包括的な特徴付け) 第45哲学根本的問い 論理学精選諸問題 1937/38年冬学期山本幾生 雅子 訳 [目次] 準備部門 哲学本質と、真理への問い哲学本質への予示根本的問いとしての真理への問い主要部門 真理問いに関する原則的なこと(歴史的省察としての真理本質への根本的問い本質真理本質性〉への問い本質把捉基礎づけとしての根拠根拠づけ 真理歴史始元からの、真理本質への問い必須性、最初始元窮境必須性、並びに別様問い始元することの窮境必須性)補遺46ニーチェ 反時代的考察第二編 (1938/39冬) 未邦訳。 第47認識としての力への意思についての教説 (1939夏) 未邦訳。 第48ニーチェ ヨーロッパニヒリズム 1940年第二学期講義薗田宗人、ハンス・ブロッカルト訳。1999年 [目次] 序論標題と、ニーチェ形而上学歴史的要請をまず提示する 第1部 力への意志形而上学における価値思想と、西洋歴史根本的出来事たるニヒリズム隠れた本質 第2部 価値思想淵源への問い有るものへの人間の関係を見やって、形而上学をより根源的理解しようとする立場から 第3部 主体性優位およびその展開の隠され根拠である真理と有の本質変移価値思想から思惟された主観性形而上学ニーチェ力への意志形而上学が、西洋形而上学完成であること 結尾 有と有るものとの忘却され区別づけと、形而上学としての西洋哲学終焉49ドイツ観念論形而上学(シェリング) 1941年フライブルク講義。菅原潤、ゲオルグ・シュテンガー訳。2010年 [目次] 緒論歴史的思索必然性 第一部根拠実存研究に関する予備考察根拠実存概念史解明シェリングによる根拠実存区別起源シェリングによる根拠実存区別内的必然性シェリングによる根拠実存区別様々な把捉第二部根拠実存研究解明核心部の解釈(神から出発する考察事物から出発する考察人間から出発する考察洞察解釈復習進行 補遺50ニーチェ形而上学哲学入門思索詩作フライブルク大学194142年冬の未講義草稿1944-45冬学期最後講義。秋富克哉神尾和寿ハンス=ミヒャエル シュパイアー訳 [目次] ニーチェ形而上学―1941/42年冬学期講義ニーチェ形而上学五つ根本語の内的統一形而上学一般本質から省慮すること、ニーチェ形而上学五つ根本語、ニーチェ形而上学対す覚え書き哲学入門思索詩作・1944/45年冬学期講義哲学入門思索詩作講義のための考察遺産管理人解説文(ファクシミリ転写) 第51根本諸概念 1941年学期。角忍 ヴァインマイアー,E. 訳 第52ヘルダーリン讃歌回想194142年冬。三木正之 トレチアック,H. 訳 第53ヘルダーリン讃歌『イスター』1942年夏。三木正之 ヴァインマイアー,E. 訳 第54パルメニデス。1942/43年冬。北嶋美雪湯本和夫、アルフレド・グッツオーニ 訳。1999年 [目次] 序論 アレーテイアという名ならびに語とその反対本質への準備的省察翻訳をする、アレーテイアという語が与え二つ指示「真理」という女神パルメニデス断片1、二二三二行) 第1部 翻訳をする、アレーテイアという語が与え第三指示アレーテイアレーテー忘却)との対立に関する有の歴史的な領域真理本質ならびにその反対本質変遷についての最初省察アレーテイア変遷ならびにその反対本質変遷解明真理確実性正当性、正シサ真理正当性レーテー 忘却、プセウドス 偽り虚偽正しくないこと、虚偽) ほか) 第2部 翻訳をする、アレーテイアという語の第四指示。有の開け開けたならびに有の自由な開けた場所「真理」という女神(露‐現の、より充実した意味。主観性への移行第四指示開けた処、自由な開けた場所西洋におけるアレーテイア生起開けた処の地盤のなさ。人間疎外、テアー(女神)―アレーテイア。有によって開かれた開けた処のうちへ、有が入り込んで観ること。パルメニデスの語への指示指し示すもの アレーテイアという女神の館への思索家の旅と、元初寄せ思索家の思考西洋言い表わしの元初を言うこと) 第55ヘラクレイトス (1943年-1944年夏)。辻村三 岡田道程 訳 [目次] 西洋的思索元初ヘラクレイトス予備考察 思索さるべきものを本来的に思索することとしての哲学。「西洋的思索元初について 序論 元初的なものと語とに関する予備的省察 主要部 有の真性 論理学ロゴスについてのヘラクレイトス教説論理学、その名称とその事柄、根源的ロゴスの欠在と接近の道、論理学根源的方面への遡行

※この「フライブルク講義(1928-1944)」の解説は、「マルティン・ハイデッガー」の解説の一部です。
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