薗田宗人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 14:09 UTC 版)
人物情報 | |
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生誕 | 1933年1月27日![]() |
死没 | 2004年6月8日 (71歳没) |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 哲学 |
研究機関 | 和歌山大学、大阪市立大学 |
学位 | 文学博士 |
薗田 宗人(そのだ むねと、1933年〈昭和8年〉1月27日[1] - 2004年〈平成16年〉6月8日[2])は、日本の哲学者・ドイツ文学者。大阪市立大学名誉教授。
経歴
1933年、和歌山県和歌山市で薗田香勲の子として生まれた。京都大学文学部独文科で学び、1955年に卒業。同大学大学院文学研究科に進み、1957年に修士課程を修了。
修了後は、和歌山大学助教授に就いた。後に大阪市立大学教授に転じた。1993年に大阪市立大学を定年退官し、名誉教授となった。1997年、学位論文『ニーチェと言語:詩と思索のあいだ』を大阪市立大学に提出して文学博士号を取得[3]。デュッセルドルフ・日本文化センター所長を務めた。
石田慶和の後を継いで、第2代相愛大学・同短期大学学長に就任。2004年、在職中に死去。
家族・親族
著作
- 著書
- 共編著
- 訳書
- 『フルトヴェングラーとの対話』カルラ・ヘッカー著、音楽之友社 1967
- 『宗教社会学』マックス・ウェーバー著、武藤一雄・薗田坦共訳、創文社(経済と社会) 1976
- 『ニーチェ』(全3冊) マルティン・ハイデッガー著、白水社 1976-1977
- 新版 1986年、2007年
- 『ツァラトゥストラはこう語った』(ニーチェ全集) 白水社 1982
- 『妖精』(ドイツ・ロマン派全集 1) ルドルフ・ティーク著、国書刊行会 1983
- 『青い花・ほか』(ドイツ・ロマン派全集 2) ノヴァーリス著、国書刊行会 1983
- 『無限への憧憬:ドイツ・ロマン派の思想と芸術』(ドイツ・ロマン派全集 9) 深見茂共編、国書刊行会 1984
- 『ドイツ・ロマン派論考』(ドイツ・ロマン派全集 10) 深見茂共編、国書刊行会 1984
- 『遺された断想』(ニーチェ全集) 杉田弘子共訳、白水社 1984
- 『詩、韻律、言語についての書簡・芸術学序説』(ドイツ・ロマン派全集 12) A・W・シュレーゲル著、国書刊行会 1990
- 『太古の夢 革命の夢 自然論・国家論集』(ドイツ・ロマン派全集 20) 国書刊行会 1992
- 『ニーチェ、芸術としての力への意志』セバスティアン・ウンジン共訳 ハイデッガー全集 創文社 1992
- 『指導と信従・若い医師のあの日』(ハンス・カロッサ全集 5) 玉置保巳共訳、臨川書店 1996
- 『ニーチェ、ヨーロッパのニヒリズム』(ハイデッガー全集) ハンス・ブロッカルト共訳、創文社 1999
参考文献
- 薗田宗人名誉教授略歴・著作目録「人文研究」1993
脚注
- ^ 『現代日本人名録』
- ^ 著名人の葬儀
- ^ CiNii(学位論文)
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