初期フライブルク講義(1919-1923)
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第56/57巻 哲学の使命について フライブルク大学1919年講義。北川東子、ヴァインマイアー,E. 訳 第58巻 現象学の根本問題 1919/20年フライブルク冬。虫明茂、池田喬、ゲオルク・シュティンガー訳。2010年 [目次] 予備考察=現象学的問題意識の秘教的な性向を公教的に確認することとしての歴史的概観 第1編=現象学の根源領域としての生 第2編=事実的生即自の根源学としての現象学 付録(ハイデッガー自身の素描から講義の終結部を再構築したもの/仕上げられた講義草稿について/講義周辺からのルーズ・リーフ/聴講者の筆記ノート) 第59巻 Phänomenologie der Anschauung und des Ausdrucks. Theorie der philosophischen Begriffsbildung 直観と表現の現象学(1920夏) 日本人聴講者による筆記録。未邦訳。 第60巻 Phänomenologie des religiösen Lebens.宗教的生の現象学(1920-21)アウグスティヌス告白10巻講義、中世神秘主義講義草稿。未邦訳。 第61巻 アリストテレスの現象学的解釈/現象学的研究入門:1921/22年フライブルク冬講義。門脇俊介、コンラート・バルドリアン 訳。2009年 [目次] 第一部=アリストテレスとアリストテレス哲学の受容 第二部=哲学とは何か(定義の課題/了解状況を我がものとすること) 第三部=事実的生(生の根本諸カテゴリー/墜下) 第62巻 アリストテレスの存在論と論理学の現象学的解釈 (1922夏) 創文社からは未邦訳。単行本(ナトルプ報告)は高田珠樹翻訳アリストテレスの現象学的解釈―『存在と時間』への道、平凡社、2008年。 第63巻オントロギー、事実性の解釈学 1923年夏学期。篠憲二 ヴァインマイアー,E. 他訳 [目次] 第1部 そのつど性における現有を解釈する道(解釈学、事実性の理念と「人間」の概念、今日にそなわる今日的な被解釈性、そのつどの解釈がその対象に関係づけられていることの分析) 第2部 事実性の解釈学の現象学的な道(予備考察、現象と現象学,「現有は世界の内に有ることである」,先持の仕上げ、世界の出会い性格としての有意義性)
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