初期ファミスタシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/05 08:17 UTC 版)
「レイルウェイズ」の記事における「初期ファミスタシリーズ」の解説
初代ファミスタでは当時のパ・リーグに所属していた阪急ブレーブス・南海ホークス・近鉄バファローズの3球団の選手を集めた連合チームとして1チームを構成していた。ファミスタ'87ではこのうち阪急(ブラボーズ)が抜けて、翌1988年発売のPCエンジン版ワースタでは再び阪急が統合された。いずれも当時、関西を本拠地にした親会社が鉄道会社(私鉄)というチーム構成で、説明書には「関西の鉄道連合チーム」と書かれていた。なお関西の鉄道会社系チームでもセ・リーグの阪神タイガース(タイタンズ)は含まれていない(後述のDS版レイルウェイズでは含まれている)。 このような措置が取られた事情には、当時のソフトのデータ容量が小さかったため。パ・リーグでは西武ライオンズ(ライオネルズ)だけが単独チームで、他に当時のロッテオリオンズと日本ハムファイターズの混成チーム「フーズフーズ」があった。レイルウェイズやフーズフーズが作られた理由には、パ・リーグがセ・リーグに比べて人気が低かったということもある。ユニフォームは南海のホーム用をベースにしており、白基調に帽子とアンダーシャツが緑色という組み合わせであった。 初代ファミスタでは「まつなか」「ぶうま」「やまもと」「むらかみ」「やまだ」「かどた」などがおり、説明書には「最もパワーのある打線」「優勝候補No.1」と書かれていた。ファミスタ'87では阪急(ブラボーズ)が抜けたことや、メジャーリーガーズの登場などで相対的に弱体化している。 翌1988年5月発売のPCエンジン版ワースタでは、再び元のレイルウェイズに戻ったが、12月発売の『プロ野球ファミリースタジアム'88』(以下『ファミスタ'88』)からはパ・リーグ6球団に相当する球団がすべて揃い、レイルウェイズとフーズフーズは一旦消滅している。ちなみに南海がホーネッツとして単独のチームを結成していたのはファミスタ'88とアーケード版『プロ野球ワールドスタジアム』(1作目)だけである。アーケード版ワースタでは、続編を含めて統合チームは一度も編成されていない。 レイルウェイズを構成していた球団の構成・名称の変遷発売年タイトル(機種など)モデルとなった球団阪急ブレーブス(1947途中 - 1988)↓オリックス・ブレーブス(1989 - 1990)↓オリックス・ブルーウェーブ(1991 - 2004)南海ホークス(1947途中 - 1988)↓福岡ダイエーホークス(1989 - 2004)近鉄バファローズ(1962 - 1998)1986年 ファミスタ('86) レールウェイズ(R) 1987年 ファミスタ'87 ブラボーズ(B) レールウェイズ(R) 1988年 ワースタ(アーケード) ホーネッツ(H) バッカルーズ(Bu) ワースタ(PCエンジン) レールウェイズ(R) ファミスタ'88 ブラボーズ(B) ホーネッツ(H) バッカルーズ(Bu) 1989年 ファミスタ'89開幕版 ファミスタ'90 1990年 ファミスタ(ゲームボーイ) ファミスタ'91 1991年 ワースタ'91 ブルーウィンド(Bw) ギアスタジアム ブルーウィンド(B) SUPERワースタ ブルアローズ(B) ホームズ(H) ファミスタ'92 ブルーウィンド(B) ホーネッツ(H) 上記の通り、オリックスが「ブレーブス」から「ブルーウェーブ」に球団名を変更したことに呼応してブラボーズの球団名も「ブルーウィンド」に変更されたが、何故かSUPERワースタ(1作目)のみ「ブルアローズ」と家庭用とは異なる名称を使用している。南海・ダイエーに関しても同作のみ、ホーネッツではなく「ホームズ」と言う球団名となっている。 また、アーケード及びメガドライブでリリースされた『球界道中記』の球団名はファミスタ'91及び'92と同じであるが、アーケード版は1990年リリースのためブラボーズ、メガドライブ版は1991年発売のためブルーウィンドである。オリックスは球団名を変更した際にアルファベットの略称をブレーブス時代の「B」から「BW」に変更したが、ファミスタシリーズではワースタ'91が「Bw」とした以外は大半のタイトルでブルーウィンドの略称にブラボーズ時代と同じ「B」を使用していた。
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