初期ベンガル語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:10 UTC 版)
ベンガル語は、他のインド・アーリア諸語の東部諸語と時を同じくして、西暦1000年から1200年ごろに、サンスクリットとマーガディー・プラークリットから進化した。「無意味な音」を意味する「アバハッタ(英語版)」とも呼ばれるアパブランシャの東部方言、プルビ・アパブランシャ(Purbi Apabhraṃśa)が、最終的に3つの言語、ベンガル・アッサム語(英語版)、ビハール語、オリヤー語に分化した。枝分かれの時期は、西暦500年ごろにまで遡れるとする説もあるが[疑問点 – ノート]、言語というものは静的なものではない。この時代には少しずつ異なる言語が共存し、書き手も複数の方言を同時に書くことがよくあった。例えば、6世紀前後にアバハッタへと進化していったと考えられているアルダマーガディーは、ベンガル語の前身となる言語としばらくの間、競合していた[疑問点 – ノート]。なお、そのベンガル語の前身となる言語は、パーラ朝とセーナ朝で話されていた言語でもある。 現存する最古のベンガル語文献、Charyapada の1ページ。10世紀から12世紀の間に書かれた。
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