ねこねこ日本史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 17:38 UTC 版)
『ねこねこ日本史』(ねこねこにほんし)は、そにしけんじによる日本の漫画、および2016年4月から2021年3月までNHK Eテレにて放送されていた日本のテレビアニメ[1]。
- ^ 世界地図の世界の地形も猫として描かれている。
- ^ ただし、別の動物には置き換えらないことあって、坂本竜馬の場合は龍と馬のハイブリッドではなく猫だったり、犬千代と呼ばれた前田利家も犬に変装した猫、烏丸資任も烏ではなく猫、上杉景虎は虎ではなく猫、テレビアニメ版で亀山社中の窓壁を破壊する後藤象二郎や、吉田松陰の元教師である佐久間象山は象ではなく猫。マムシである斎藤道三の息子斎藤義龍とその孫の斎藤龍興はマングース。犬の名前をもっていない吉良上野介とその部下は猫の嫌いな犬として例えて描かれるに対して、アニメのオリジナルストーリーの『里見八犬伝』でも、犬の名前をもった主要8人の架空人物を、犬の入った名前なのに8匹とも猫というスタイル。また、2018年11月7日に放映した西郷隆盛が主役の回(テレビアニメ第85話)に西郷を鎮める自ら出た山岡鉄舟は猫ではなく猫型の巨大ロボットというあり得ない登場キャラまでいる(山岡鉄舟は漫画では巨大ロボを操縦する猫として登場)。
- ^ アニメではこの際にナレーションは「猫だから仕方ない」「猫は水が苦手」と呆れるような台詞を言う。
- ^ 第3巻の平将門の回で、似たような巫女の猫キャラが登場している。
- ^ 「たぬき」と容貌が似てるに言われることを気にする。
- ^ アニメでは「龍馬」となっているが、原作表記は「竜馬」である。
- ^ 初代局長の芹澤鴨は鴨として描かれ、失脚した姿は猫の多い新選組員らに、すぐ捕食の形で最期を迎える。
- ^ 原作漫画の本作の中では登場回数が多い。弟の秀長との見分け方は、髷の毛先の形が丸い。正室のねねはピンク色のリボンの髪飾り。第2巻登場する豊臣秀頼は、母猫の茶々を持つ、瞳の輝く混血のサル。信長のペット兼部下。
- ^ 動体視力のいい猫なのにメガネキャラクターの参謀役。しかも、秀吉のサル語が理解できる上に翻訳もできる優れ者。ただしちゃんと翻訳しないことも多く、周囲からはよく「三成てめー!」と怒られている。
- ^ 原作漫画の本作では、明治維新以降に実在する人物の猫キャラ。
- ^ 「ねこねこ日本史ののしあがれ!ヘビヘビ日本史」というタイトルで掲載、テレビアニメ側も「ヘビヘビ日本史」のタイトルにあやかっている。
- ^ 秀吉との確執で、仲介役の秀長の死後、堺に追放され出て行こうとする利休を引き留める秀吉の言葉を翻訳する石田三成が謝罪を求めているが、アニメ版の利休が茶のことがわからない秀吉と三成に茶の素晴らしさを訴えるに対して、原作漫画の利休は「何を?」と発言。三成にわざと短く「謝らない」と翻訳して秀吉を激昂させ、切腹を申し付けられる。
- ^ 原作では女と間違われてバカにされたのに対して、アニメ版は特定の人物(マングースの斎藤龍興とサルの秀吉のみ)にしか見えないため、龍興の家臣に嫌がらせを受けたほど存在と影も薄いキャラとなっている。
- ^ アニメ版は男猫キャラ(父親の明智光秀と旦那の細川忠興)や自分自身を卑下する猫キャラとして成り下がっている。
- ^ 秀吉のうるさい注文を受けつつも、絵を描き続けて志半ばで亡くなった永徳の死因については差異がある。原作では過労死、アニメでは天井画を制作中に爪を立てて逆さまに天井で絵を描くというスタンスの危険な作業をしている途中、過労による転落死となっている。
- ^ ヤマトタケルとして記載されているのだが、原作本編ではヤマトタケルを記載しつつもヲウスとして活躍している。
- ^ アニメ版のナレーションは運慶、快慶、父の康慶、定覚を「チームK」と名付けるが、定覚は自分だけ名前に「K」がついていないことを自覚している。
- ^ ネズミに優しいほど「姫若子」といわれているが、猫じゃらしの槍を渡すと鬼のごとくに変貌する「鬼若子」という設定。アニメ版は、ナレーションは猫にストレスを与えると気性が激しくなるというクイズ形式で説明する。四国統一後、秀吉に降伏した元親らにバナナを渡すが、史実では饅頭である。
- ^ アニメ版は原作の旧石器時代の父親猫と二人の猫キャラが、親子だと説明されていなかった為、同一猫キャラとなっている。
- ^ 随筆を書きながら、清少納言と鴨長明の亡霊に褒められるストーリー。
- ^ 秀吉との見分け方は、サルの秀長の髪型がトゲトゲチクチクとした毛先の髷を持っている。おっとり派の性格で、秀吉をなだめる苦労人役の糸目。
- ^ 「三大改革でかえろ!ねこねこ日本史」回で三人同時に扱われている。
- ^ アニメ版での山本八重が新政府軍に敗北した明治維新からその後を描き、新島襄がアニメ版では重要な登場猫なのに端役なので八重の兄が「八重すげぇ」という台詞を茂みに隠れていた新島襄の台詞として変更されている。アニメ版の八重が登場キャラクターの中では原作の夏目漱石より長く越えている。
- ^ 随筆を書き始めている頃、清少納言の亡霊と話し合い、『方丈鳥記』を完成した4年目に死後、兼好法師と会うストーリー
- ^ 世阿弥はまつげの長いメス猫のような美しいオス猫、道阿弥は別名の犬王だから犬、喜阿弥は亀、増阿弥は象、音阿弥は目と眉毛が繋がった音符のような顔をした猫として描かれている。
- ^ 織田信長と「絞めろ!へびねこ日本史」というタイトルを掲載。
- ^ 「肥前の熊」という異名から熊として描かれ、タイトルも「広げろ!くまくま日本史」となっている。
- ^ 土方歳三や杉田玄白も同じくアニメ版先行のオリジナルの紹介ストーリーが展開していた。誰でもいいので、坊主頭以外は、執拗に烏帽子を狙うちびねこキャラのコレクター。
- ^ アニメ版の新選組オリジナルデザインを斎藤一とともに採用された猫キャラ
- ^ 新島八重(山本八重)の回にもワンシーンの脇役で登場する。
- ^ 名字が犬養なので犬として登場する。
- ^ アニメでは描かれなかった明治維新のその後が描かれている。
- ^ 例として、『西郷どん』の放映を伴い、原作より先にアニメ第65話で西郷隆盛を主役の回に登場させて2018年4月4日及び同年の11月7日に先行放映した。なお、脇役として何度か登場している西郷隆盛の主役の回はアニメ放送終了後の14巻に登場。また、大河ドラマの主役ではないものの、稗田阿礼の場合は原作未登場でアニメでは主役、直虎の養子である井伊直政や井伊氏の主君である今川義元もアニメは主役と直虎の回では脇役、原作でも一回だけ第3巻の直虎の回では脇役。義元も14巻に主役として登場。
- ^ 坂本龍馬や新選組など。
- ^ 幕末編になると原作でも未登場の武市半平太やさな子とお龍、斎藤一、池内蔵太などの猫キャラをアニメ版のオリジナル脇役として登場させている。
- ^ 第79話は「黒子」、第160話は「伊達輝宗」として出演。
- ^ 主役を務めた回でも、織田信長や徳川家康などが主役以外で登場する回では二役以上演じる事もある。
- ^ OPでは歴史上の登場人物をモデルにした猫のキャラクター以外にも、チームしゃちほこのメンバーをモデルにしたネコのキャラクター「チームしゃちねこ」が登場している。
- ^ EDはOff Vocal版。
- ^ 映像は一部を除き、Chérie!のEDと同じ。
- ^ a b c クレジットなし
- ^ なお、劇中の名称は「光猫氏(ひかるにゃんじ)」である。
- ^ 声優陣による『ねこねこ日本史座談会CD』を特別収録。
Weblioに収録されているすべての辞書からねこねこ日本史を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からねこねこ日本史を検索
- ねこねこ日本史のページへのリンク