その他闘技者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:33 UTC 版)
横田将靖(よこた まさやす) 声 - 竹内栄治 拳願仕合戦績15勝4敗 非公式仕合戦績27勝0敗 牛民フードサービス所属闘技者。通称『我道館空手の喧嘩番長』。会員証を賭けた非公式仕合で王馬と対戦。一撃で仕留められた。 下田 佐治(しもだ さじ) 声 - 五味洸一 大亜細亜航空闘技者。通称『獣人』。34歳。サンボがベースのサブミッションを得意とし、サンボでは反則の絞め技を使う。 予選では理人に絞め技を極めるが、理人の馬鹿力にサブミッションが外され敗北する。 ジェリー・タイソン 声 - マシューまさるバロン 22世紀ファックスコーポレーション闘技者。通称『ロケットマン』。34歳(ケンガンオメガ)。デトロイト出身のアフリカ系アメリカ人。 元は陸上競技の短距離走者だったが、中国に渡ったことを機に象形拳を会得、さらにそれを発展させて兵器の動きを模す「J式象形拳」を開発する。その昔、刑事をしていたことがある。 予選ではほかの闘技者をなぎ倒しながら王馬と戦うが、金剛ノ型「不壊」を破ることができずに敗北した。 怪我自体は軽かったため、願流島に先乗りする。トーナメント本線では、Aブロック1回戦より飛び入りの解説者となっている。初日の解説が好評を博したため、2回戦からは正式に解説者を任される。 トーナメント後も闘技者を続けていたが、翌年には連敗したことで体力の限界を感じて引退を決めた。『ケンガンオメガ』では拳願会の職員を勤めており、対抗戦の準備では鞘香の補佐に回り、煉獄との対抗戦本番は2年前のトーナメントと同じく彼女とコンビで解説を担当。使用武術・J式象形拳 (JERRY'S SHOUKEI-KEMPO) 主な技 スカッドミサイル (SCUD MISSILE) 両腕を前に突き出すような形で構えて突進するジェリーの最高傑作ともいえる技。何度かわされても即座に軌道を修正し、全身を連動させ超スピードで全質量を相手に叩き込むことができ、側面からの攻撃も跳ね返せるため乱戦で最も威力を発揮する。 パトリオット (PATRIOT) 空気抵抗を極限まで抑えるために左肩を前に出した超前傾姿勢で突進し、相手と接触する瞬間拳を突き出す超攻撃特化の技。 HEADBUTT BOMB 頭突き技。 原田 徳治郎(はらだ とくじろう) ふじま運送闘技者。通称『憂国のハラトク』。政治団体「晩稲会」の行動隊長で、敵対組織からは「特攻のハラトク」と恐れられている。得意技は「ハラトクラッシュ」。予選では賀露と対戦、ラッシュを受けきられ強烈な張り手の一発を喰らって敗北した。 『ケンガンオメガ』では打吹と仕合を行い、惜敗したことが語られる。 後田 武郎(うしろだ たけろう) 声 - 徳本英一郎 いずみ食品代表闘技者。通称『火を吐く醇風掌』。34歳。醇風掌(じゅんぷうしょう)という拳法の使い手。音に聞こえた闘技者であったが、予選でハサドに攻撃を仕掛けたところにカウンターでラッシュをくらい敗北。その後はトーナメント本戦期間限定で、義武の護衛として雇われる。 モデルは原作者の地元の友人。 アキ 斉藤(アキ さいとう) 声 - 下妻由幸 鹿王院建設代表闘技者。通称『8ビートボクシング』。36歳。戦闘スタイルはアマチュアボクシング。音に聞こえた闘技者であったが、予選で一瞬で間を詰めたハサドに顎を打ち抜かれ敗北。その後はトーナメント本戦期間限定で、義武の護衛として雇われる。 モデルは原作者の地元の友人。 パンク・アボット テキサスを拠点にストリートファイトを行っている、『米国最強のケンカ屋』。42歳。熟練した試合運びと痛烈な一撃は他のストリートファイターと明確に一線を画しており、ルール無用のケンカ殺法とはいえ、精錬された技術はもはや「武術」の域にある。過去には日本のある企業に雇われて拳願仕合に出場した経験もある元闘技者である。 各地のストリートを荒らしまわっていた頃のアダムと戦い、路上の妙を見せつけて追い込んだかに見えたが、交通事故のような威力のパンチを顔面に食らってノックアウトされる。 琴浦 茂ノ介(ことうら しげのすけ) 19世紀の幕末に活躍した伝説の闘技者。『幻技』と呼ばれ、江戸十傑に名を連ねた稀代の武人。無遷流の皆伝であり、バリツの創始者。 拳願仕合の一強時代を築いたが、更なる強敵を求めて日本を飛び出し、格闘技が隆盛を誇っていた大英帝国で西洋武術を習得、柔術と組み合わせて独自の武術であるバリツを確立した。使用武術・無遷流(むせんりゅう)→バリツ 無遷流は他流派の技を積極的に吸収し、取り込む異質な古流武術。 金田の師匠(本名不明) 金田の父(故人)からの頼みで、金田に紅人流を伝授した老人。元闘技者であり、両目の負傷で失明したため引退した。凡夫に過ぎない弟子が闘技者になることを止めようとしたが、父親譲りの頑固さに負け、勝利を祈りながら笑顔で送り出す。 ジョニー・ウォータース バビロン企画所属の闘技者。22歳。アメリカCA州出身の黒人男性。アルティメットファイトライト級(−70.3kg)ランキング第2位のストライカー。PFPランキングでは大久保より格上で、怪我さえなければとっくにチャンピオンになっていたほどの逸材。 西品治警備保障と試合を行うが、コスモの打撃2発で倒されてしまう。 徳尾 徳道(とくのお とくみち) 「売れない小説家」を本職とする闘技者。35歳。「尾道 二徳(おのみち にとく)」のペンネームで活動しており、通称の『二徳』はそのペンネームに由来する。著作は「マンドラゴラの住人」など。 バックボーンはサンボ。20歳を過ぎるまでは格闘技未経験者で、学生時代に文学を学ぶためにロシア留学してサンボに出会い、それから10年弱で格闘技のトップ層へ上りつめ、知人の紹介で5年ほど前から拳願仕合に参戦するようになる。剛のサブミッションの技術に関しては「表」でも「裏」でもトップクラスとされ、馬力のある打撃も持ち味の一つ。 拳願絶命トーナメントの前、敗れはしたものの加納をあと一歩のところまで追い詰めた実力者。ただ、この仕合で半年間の療養を余儀なくされ、その間に加納は拳願会を去ったために再戦の機会を失っており、トーナメントで成長を遂げた彼とどれほど戦いが成立するかは未知数である。 副業の闘技者はネタ集めを兼ねた執筆に専念するための最低限の生活費を稼ぐ手段であり、「世に認められる日まで暖衣飽食と無縁でいなければならない」と、ファイトマネーが尽きるまでは仕合に出ることはないため、比較的ベテランながら仕合間隔が長い。だが、作風が独特なので一般には全く受けておらず(一応、一般受けを考えて自分なりに色々と抑えているつもりではいるらしい)、これまで出版した5冊もろくに売れていない。読み書きを覚えたばかりの龍鬼からも、「使っている言葉は難しいが話が単純で捻りがない」「設定資料を読んでいるようで会話が不自然」などと酷評されるレベル。その上、「お金の使い方『だけ』は昔の文豪並み」らしく、復帰のペースは割と早い。拳願仕合には完全にアルバイトと割り切って参戦しているが、仕事はきっちりこなさないと気が済まない性格なので、負けるのは嫌な模様。 かつて太宰治に憧れて文学の道を志し、文学部に所属する傍ら様々な運動部の助っ人を行っていたが、その強靭な肉体や素質もあり、周囲から自身の夢を否定され続けたため、自身が望まずして得てしまった才能を「呪い」とし、望まぬ才能を押し付けられた己の運命への復讐のためにサンボを始め、やがてその実力を買われて裏格闘技に身を投じ、いくつかの団体で実績を上げて拳願仕合に参加した。そしてアギトに負けたことで、自身が相当な負けず嫌いであり、復讐が単なる逆恨みだと気付き、現在に至る。 最近になってフリーランス闘技者として再び復帰を決め、ゼネラル食品の闘技者として黒狼との仕合を行う予定だったが、急遽龍鬼に交代する。その約1カ月後、再度の復帰戦として幽崎と仕合を行い、達人殺しの「偽身」を見切って躊躇なく膝関節を破壊しほぼ無傷で勝利する。仕合後、豊田が観客として現れたことで煉獄との間で何か起きようとしていると推測し、山下に鎌をかけて対抗戦の開催を聞き出すと、観戦するために日時を教えてもらえるよう頼む。当初は選手として参加するつもりは一切なかったが、仕合直後から新作執筆のために熱海の旅館で缶詰に入り、わずか1ヶ月でファイトマネーを使い切ってしまった事で山下に助けを求め、対抗戦への出場を申し出て8人目の代表選手になる。 本番では第10試合に出場して劉と戦う。体格やタフネスでは劉を上回っていたため、当初こそカウンターで2度のダウンを奪うことに成功するも、劉の手数の多さに徐々に押され始めるる。強力な打撃を連続で受け続けても立ち上がり続け、ロシアンフックを打ち込むも受け流されバックキックを食らって場外に落とされ敗北した。 決着後に歩み寄ってきた劉に再戦を希望するも、「さよならだけが人生だ」と拒否され、握手を交わした。使用武術・サンボ ロシア発祥の格闘技。似ているとされる柔術や柔道の「柔の技」とは対照的で、直線的で力強い「剛の技」が本質。 留学中に入門していたのはモスクワ中心部にある有名サンボジムで、『ダンベル何キロ持てる?』に登場するジーナ・ボイドとは同門である。 主な技 腕ひしぎ十字固め 相手の肘関節を極めるサブミッション技。徳尾は完全にマウントを取られた状態からでも相手を崩し、返し技として使うことが可能な腕前を持つ。 回転式膝十字 相手の突きを躱して後足に飛び付き、体を回転させる勢いで相手を転倒させると同時に膝関節を破壊する技。 ノエル・ワグナス 通称『英雄』。デビューはコスモと同時期で、トーナメント組にも匹敵する実力者だが、怪我で長期離脱していた。対抗戦目前の仕合で金田と壮絶な読み合いを繰り広げ、相手の肋骨を2本折ったが敗北している。 新之助(しんのすけ) およそ300年前、第1回拳願仕合となる「将軍位争奪マッチ」に紀州藩側の闘技者として出場した、葵の御紋を入れた覆面を被る武人。 その正体は当時の紀州藩藩主であり、後の8代将軍・徳川 吉宗本人である。武勇に非常に秀でており、6代将軍家宣の正室・天英院や7代将軍家継の生母・月光院らに擁立され、自ら闘技者として仕合に出場(一夫曰く「リアル暴れん坊将軍」)。浅右衛門の猛攻に苦戦しつつも、ヘーリング・ブロイエル反射を利用した胸への掌打で迷走神経失神を引き起こし、勝利する。闘技者として拳願仕合に参加したのはその1回だけだった。 山田 浅右衛門 貞武(やまだ あさえもん さだたけ) 「将軍位争奪マッチ」に尾張藩側の闘技者として出場した、伝説の死刑執行人、『首切り浅右衛門』。刀身一体の「武器人間」で、刀なしでも実力は高く、体格がほぼ同じ新之助を吹っ飛ばす馬力を持つ。「拝み斬り」による猛攻で新之助を苦しめたが、とどめを刺すため息を吸い込んだタイミングで胸を強打され、肺に急激な圧力がかかって迷走神経が誤作動を起こし、脳への血流が停止したために失神、敗北した。主な技 拝み斬り 両の掌を合わせ撃ちつける浅右衛門の秘技。全身の筋肉の連動により、浅右衛門自身が刀と化す「刀身一体」の技。その威力は凄まじく、岩をも粉砕した。
※この「その他闘技者」の解説は、「ケンガンアシュラ」の解説の一部です。
「その他闘技者」を含む「ケンガンアシュラ」の記事については、「ケンガンアシュラ」の概要を参照ください。
- その他闘技者のページへのリンク