『ウルトラマンZ』に登場するセブンガーとは? わかりやすく解説

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『ウルトラマンZ』に登場するセブンガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:47 UTC 版)

ウルトラマンレオの登場怪獣」の記事における「『ウルトラマンZ』に登場するセブンガー」の解説

『ウルトラマンZ』登場正式名称は対怪獣特殊空挺機甲1号機 セブンガー形式番号は「SC-1」。 地球防衛軍日本支部特殊空挺機甲隊ストレイジが10年前宇宙から落下してきた冬眠状態の怪獣兵器グルジオライデンから採取したオーバーテクノロジー元に研究し最初に開発して初め実用化した特空機の1号機で、世界初の対怪獣ロボット。『レオ』の登場個体異なり胸部の搭乗ハッチから乗り込み、首付近にあるコクピットパイロットとして同隊のナカシマヨウコまたはナツカワハルキ搭乗して操縦する方式となっている。ヨウコ搭乗した場合古流柔術のように八の字に立ち、上段突き手、中段引き手構える。ハルキ搭乗した場合空手のようにレの字立ちで拳を握り、横に突き手、縦に引き手構える。イナバコジローが搭乗した場合両手上げた力こぶポーズのまま突進している。全身装甲は高強度超硬合金S型製作されている。実用行動時間活動時間)は3分間で、これは本体の1分間稼働可能なバッテリーパック3本背面中央差し込み、1分ごとにバッテリーパック排出することによって実現しているが、瓦礫撤去作業輸送警護などの戦闘以外平時作業稼働する際は外部電柱から有線による電力の供給も可能となっている。また、作戦現場まで移動する際は円筒形飛行用のブースター背面装備することにより、実用行動時間に関係なく飛行できる戦闘時怪力生かした格闘戦を得意とし、第3話からはハルキ考案で拳(肘から少し下部分)を右腕からロケット噴射発射する鉄拳弾(こうしんてっけんだん)が新規搭載されギガス粉砕したそのほか口の射出装置からは必要に応じて電界放出弾などの各種実弾発射できる初陣ナメゴン討伐成功して以降地球ゼット飛来する以前から、数多く怪獣対戦し5年渡りストレイジの主力として運用され続けてきたが、戦闘による老朽化戦力不足、新たに開発され後継3号機キングジョー ストレイジカスタムの完成本格稼働伴って席を譲る形で実戦配備解かれ退役するその後広報部管轄となり、特空機のPR活動用として地球防衛博物館収められていたが、常に出撃可能な状態に整備続けられており、バロッサ星人三代目襲撃の折には前線に緊急現役復帰しヨウコ搭乗する。ベリアロクを構えてキングジョーSCレッグキャリアー乗り、敵をすれ違いざまに横一文字切り裂く波乗りスペシャルスラッシュでバロッサ星人撃退する。さらに、デストルドスとの最終決戦ではコジロー搭乗し右腕ドリル超硬回転鉄拳換装してヨウコ救出尽力する第4話ではコジローセブンガーのダクトカバーで焼き芋作ったのを見たオオタユカが、ウインダム充電ネロンガツノを使うことにつながったスーツアクター梶川賢司 イメージソースは『鉄人28号』鉄人28号『パシフィック・リム』のチェルノ・アルファ。監督田口は、ウインダムとの性能差のイメージとして、内蔵バッテリーウインダム対しセブンガーねじ巻き式であると明かしている。 デザイン竹内純が担当全体スタイル表情は『レオ』の登場個体沿っているが、装甲端々関節部分メカとしてのディテール硬質感が加えられ、手の指もデザインでは原典のようにお団子のようなのだったが、5本指に変更となった表情も、戦闘開始時には一時的に精悍な目つきに変わるという特徴がある。新しく地球人によって造られロボットという設定のため、新品のようなデザイン描かれたが、戦うイメージ欲しいという要望から、完コピしてトレースした原典シワ部分装甲継ぎ目という解釈ディテール戦い傷跡亀裂などの戦うイメージリデザインし、原典写真参考原典同様の場所亀裂や傷を入れている。追加ディテールリアルすぎず、洗練され過ぎていないということから、泥臭い感じディテール入れ口元グリルジープのようなイメージで、ルーパーを奥に描き込んでいる。目は剥き出しになったガラスでは弱いことから、ヘッドライトガードのような細かい格子状保護パーツ付けていたが外すこととなり、まつ毛のようなパーツはその名残である。硬鉄拳弾の断面超硬回転鉄拳腹部の丸いパーツの中はデザインでは描かれていないバッテリーパック排出イメージ別に描かれている。 後述経緯からリメイクするものとなったが、着ぐるみアトラクション用を含めて現存していなかったため、新造することとなったスーツ上半身下半身両手足の6ピース構成となっている。原典のようにウレタンではなく硬い素材仕上げているため、上半身下半身繋げて一体型であると動けなくなることから、セパレートタイプとなったデザイン画では膨大な量のひび割れがあったが、造形取り込むボロボロ見えてしまうため、汚し塗装実在感を出すイメージ造っている。原典のくびれがない寸胴の体や垂れ目変えず機械としてのかっちりしたパーツ感などを意識している。腹部の丸いパーツ原典ではラメ入ったザラッとした質感表面だったが、質感の違う金属らしさが欲しいという監督田口要望を受け、ツルッとしたイメージ仕上げている。基本的にロボット怪獣多く表面はツルッと仕上げているが、本作品のセブンガーにはカットしたウレタンラテックス付け、その表面何回か叩く処理を繰り返すことで粒々状にしている。アクター頭上頭部位置することから覗き穴設けられていないが、首周りスリットシャッター部分内側紗幕が貼られ、胸部正面1対の台形部分などに複数覗き穴設けられており、比較広範囲見渡せるようになっているアコーディオン構造の手足の関節蛇腹スムーズに大きく曲げ伸ばしが可能であり、関節位置梶川関節合わせて変更しているほか、関節ジャバラ部分大きさなども彼の要望変更している。ノズル部分焼けたチタンイメージしており、デザイン画では茶色く汚されていたが、火薬を使うことから、金属の焼け表現としてクリアブルーとクリアオレンジを吹いて塗装表現施している。実際にバッテリーパック脱着が可能。顎下のパネルラインはデザイン画にはなく、造形追加されたものである。本来の瞳は円形にレーザーカットした黒いアクリル板接着していることから取り外せず、現場で制作された×目パーツ取り外し可能なパーツ角度変えて取り付けることにより、表情変化加えている。レンズには自動車ヘッドライト意識してオリジナルにはないモールド施しているが、これがないと光源が点になり、必要以上にメカメカしく見えてしまい、ある程度均質でありつつ光源存在感じられ、面で光って味気ないため、その中間狙っている。目の電飾キャップになっている目のシリンダー後端操作される。目の上の庇の部分は細いため、折れにくい心を入れて硬い布で挟みアクション時に曲がった折れたりせず、折れて脱落しないよう工夫している。足裏原典では踵に染みのような汚れが少し付いていたことから、それをディテールとして追加している。硬鉄拳弾は手首があらかじめ外れ構造で、手袋タイプとは別に握り拳用のパーツ作られ発射後は胴体内にアクター右腕引き込みダミーの腕を通してノズル対応するモールド施したキャップ断面被せ表現している。背中飛行ユニット脱着可能で、入っているため、火薬現場で着地時に仕込む際に再固定取り外しがしやすくなっている。超硬回転鉄拳新規造形で、3Dプリンター出力したドリル持ち手付け本体イメージ合わせたディテール追加して制作しており、アクター内部渡され木製グリップ掴んで把持している。 原典セブンガー同様、両手上げて力こぶポーズをしている。梶川は、人間が動く時の無駄な予備動作無意識にするのをやらないようにしたり、倒れる際に手を突いて受け身をとらずに直立したまま倒れたり、物が当たってリアクション取ったりしないなど、人の柔らかさ出さないようにしている。 メイン監督田口清隆によればスーツ現存して使える味方ロボットウインダムぐらいであったが、それではインパクトがないため、『ゴジラvsスペースゴジラ』のモゲラのようなインパクトがあり、現代ウケる可愛らしさのあるセブンガー考えたセブンガー登場プレゼンした際に周囲は引き気味な反応であったが、田口近年ノーバペガッサ星人ペガブースカなどの可愛らしいキャラクターウケていたため、女性怪獣ファン増加していることから、そのようなキャラクターウケる土壌あり、かわいい路線求められていると感じたことから、セブンガー人気が出ると確信していたと述べていたほか、結果としてソフビ売れ行き好調となるなど自身理論正しかった述べている。キングジョーやメカゴモラなどカッコイイメカとする案も挙がっていたが、田口最初から強くてウルトラマン不要になってしまうと考え最初は弱いところからキングジョー向けて段階的に恐ろしい兵器として強化していくことを主張したという。 レギュラーセットに作りこまれたコクピットセットは、あえて狭く設計されており、ロボットアクションに対して煙や火花などの効果との絶妙なシンクロなど、細かな演技アクション見せている。 46年ぶりのテレビシリーズ登場容姿活躍相まって第1話放送後にはTwitterで「セブンガー」がトレンド入り果たしたほか、店頭並んでいた人形初週品切れになったことが報じられている。

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