登場個体(シンギュラポイント)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 16:39 UTC 版)
「ゴジラ (架空の怪獣)」の記事における「登場個体(シンギュラポイント)」の解説
ゴジラアクアティリス 第3話で登場した第0形態。 深度900メートルのところを50ノットで泳いでいる姿が潜水艦によって確認されている。第6話にて東京湾内に侵入しようとしたマンダの群れを追ってその全体像を表した。そのままマンダの群れを仕留めつつ、東京湾に上陸する。モササウルスのような姿から水棲生物であると思われる。四肢は進化途中のようなヒレのようになっており、長い尾の先端は水かきがある指のような尾ビレになっている。顔つきはワニに似ており、触覚のような細いツノが頭部にある。表皮は赤く、海を通過するとその海は紅塵に包まれて赤く染まる。 アクアティリスとはラテン語で水生を意味する。ヒレのような足は海から来るため、水中で自然と活動できるような形となった。初期設定では、クラゲのような生態の生物や、シラスのようなものから魚のような形に進化する案もあった。 ゴジラアンフィビア 第7話で東京に上陸を果たしたゴジラ アクアティリスが変態した第1形態。 イグアナのような顔つきの陸棲生物のような姿となり、四肢は爬虫類に似た形の脚となり、四足歩行を行う。政府によって南房総地方の伝承に基づいてゴジラの名称が与えられる。第8話で代々木公園での自衛隊からの砲撃を受けてマイナス20度の可燃性のガス状物質を口から放出し、その砲撃の爆発が冷気に引火した途端、次第に高温のガスとなって爆炎を誘引して一帯を巻き込む熱膨張を起こして直径500m範囲を焼き尽くし、自身をも焼き尽くして自らの総質量を超える紅塵を放出して包まれることで、硬質の組織と溶けてドロドロの状態が下にある炭化層の外殻に覆われた蛹のような状態になり、活動停止した。体皮は茶褐色、頭部は濃褐色となりツノの形状も変化している。 アンフィビアとはラテン語で両生類を意味する。頭部にはバランの意匠が取り入れられている。 ゴジラテレストリス 第9話で活動停止して蛹状態となっていたゴジラアンフィビアが、固まった外殻が剥がれ落ちてさらに変態した第2形態。 前脚は小さくなって後脚だけで立ち上がり、ジラのような完全二足歩行形態となっている。自衛隊の砲弾投下を予期して着弾前に体組織を触手のように変化させて包んで着弾と同時に破裂させて本体への衝撃を和らげるといった防御能力(劇中ではリアクティブアーマーに喩えられている)を持ち、背びれを青白く発光させながら口元に光のリングを形成して吐く能力も見られる。角や尾ビレがなくなり、首から上半身は細くなり、頭部は小さくなっている。表皮は青い鱗状だが、眉間から背鰭に沿って赤いラインが残る。 テレストリスとはラテン語で陸生を意味する。最終形態の前の息子のようなポジションであることから、ミニラのオマージュとして光輪を口から吐くものとなった。 ゴジラウルティマ 3度の形態変化を経て究極の姿となったゴジラの第3形態で、本作品におけるゴジラの正式名称。 千葉県逃尾市(にがしおし)にて古くから伝わる伝承が描かれた浮世絵には、古史羅(こしら)と記述されている。また、同市に戦前から存在する旧嗣野地区管理局(電波観測所)“ミサキオク”の地下にはゴジラウルティマの全身骨格が存在していた。 第10話でゴジラテレストリスが自衛隊と交戦して集中砲火を浴びる中で変態し、この形態となる。形態変化後、自衛隊の攻撃を鎧のような強硬な外皮で寄せ付けぬまま背鰭と口内を青白く光らせ、口元に7つの大小さまざまな光輪を放射して複数重ねた重力レンズで空間を捻じ曲げて1か所に収縮させると、そのまま光輪をくぐるように熱線を原子ビームのように圧縮して発射する能力を見せつけ、東京を一瞬で火の海に変えた。体色は歴代ゴジラと同じく黒あるいは濃灰色。後脚は極太になっており、背ビレも大きく発達している。 この形態になった直後まではビル数階建てぐらいの大きさだったが、紅塵を吸収し続けたことで最終的に100メートルを超える巨体となった。さらに成長を続けて自身が特異点となり、地球人類は破局を迎えつつあったが、謎の巨大化を果たしたジェットジャガーとの交戦の末、完成型オーソゴナル・ダイアゴナライザーによってジェットジャガー諸共巨大な青い結晶となり、消滅した。 なお、最終話ではメガヌロンのような人間サイズの怪獣がショッキラスの如く背ビレ辺りに潜んでいた。 ウルティマとはラテン語で終わりを意味する。
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