『ゴジラvsスペースゴジラ』のモゲラとは? わかりやすく解説

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『ゴジラvsスペースゴジラ』のモゲラ (MOGERA)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 02:48 UTC 版)

モゲラ」の記事における「『ゴジラvsスペースゴジラ』のモゲラ (MOGERA)」の解説

1994年公開された「ゴジラシリーズ第21作『ゴジラvsスペースゴジラ』登場Gフォース建造した対G超兵器正式名称Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-type (対ゴジラ作戦飛行型機動ロボット)。出動地点宇宙→大分山中福岡普段はふたつの機体がドッキングモードにより合体しているもので、機体上部地中沈降可能の特殊戦ランドモゲラー機体下部高機動が可能な爆撃機スターファルコンそれぞれ変形し、セパレーションモードにより分離して機動性確保し、敵を攻撃できる当初の予定では、二面作戦行なってゴジラ翻弄することが計画されていた。 国連G対策センターがアレキサンダー・マミーロフ博士指揮のもと完成させた新たな対G兵器であるが、同様の経緯作られメカゴジラとは同時期にセクション開発されていた。一方で大気圏内用メカゴジラ対し大気圏外であったMOGERA構造複雑さから完成遅延し最終的にメカゴジラメインフレームパーツ流用によって完成している。 足の裏装備されている車輪(ローラーシステム)は、重力バランスの悪いロボット形態ではメカゴジラのようなホバーシステムが使用できず、新たな移動方法模索された結果である。足の下部のサブエンジンで自重相殺し大型キャタピラー地上をすべるように移動することが多いが、場合によっては脚部関節働かせ二足歩行することも可能。結果として運動性メカゴジラより大きく向上しており、このシステム利用した戦法ドリルアタックである。背中の鋸(のこぎり)の形をした背びれ状の部分は、本機ではレドームソナーとされており、MECMマグネティック&エレクトロニック・カウンター・メイジャーの略)というジャミングシステムが装備されている。 パイロットコクピットを移る際には、ドッキングモード時に連結されているエレベーター使用する装甲などの基本的な構造メカゴジラ同じだが、メカゴジラではオーバーヒート多発したため、対策として強化され冷却器2基(ランドモゲラー併用のα冷却器と、スターファルコン併用のβ冷却器)に加えボディ随所には防止用の排熱ダクト設置されている。また、超硬合成ダイヤモンド製の装甲には、新技術である合成ブルーダイヤコーティング装甲部分的に採用している。この装甲メカゴジラのミラーコーティングよりも反射率が高いが、高度な処理技術要するため、とくに熱線影響受けたくない部分試験的に使用されている。腹部プラズマメーサーキャノンおよびランドモゲラーのバスタードリルの開閉ハッチがあるという機体構造上、脆弱な腹部装甲弱点機体完成度高くダメージによる機能不全起きるもののメカゴジラスーパーXスーパーX2発生した想定外故障」が起きことはなかった。 対ゴジラ用兵器であるため、当初大気圏外フル装備での運用想定されていなかったが、アステロイドベルトへのスペースゴジラ襲来際し迎撃のため推進システム換装宇宙へ出撃する。しかし、スペースゴジラ放つ電磁波強大な戦闘力中破させられ敗北かろうじて地球へ帰還するその後スパイラルグレネードミサイルなどの装備スペースゴジラ発する強力な電磁波対抗するMECM複合センサーシステム装備などの対スペースゴジラ武装強化タイプへの強化改修が行われる。山地移動中のゴジラパイロット結城独断からプラズマレーザーキャノン攻撃するが、すぐさま功二の判断スペースゴジラのもとへ再度向かい結果的にゴジラ共闘するMOGERAスペースゴジラエネルギー集めるのに利用していた福岡タワー破壊してエネルギー供給源を断つと、スパイラルグレネードミサイルスペースゴジラの左のクリスタルジェネレーターを破壊してオールウェポンダメージ与える。この際巻き込まれゴジラ余波によりビル吹き飛ばされ、しばらく動けなくなる。怒ったスペースゴジラのコロナビームで左腕部を破壊されながらも、残った右腕部から発射されスパイラルグレネードミサイルによって右のクリスタルジェネレーターを破壊するが、テールスマッシャーを受けてプラズマメーサーキャノンと胸部、エンジン破壊され機能停止するその後結城でたらめな操作によって再起動スペースゴジラ特攻ビル激突し機能停止する最後ゴジラバーンスパイラル熱線巻き込まれスペースゴジラもろとも大破炎上して失われる。 本来のパイロット結城晃・新城二・佐藤清志の3名であったが、些細なミスなどの諸事情により彼らがバース島に派遣されることとなったため、セカンドチームである鈴木勇三大野秀樹上原誠の3名がMOGERA搭乗してアステロイドベルトでのスペースゴジラ迎撃任務に当たる。福岡での決戦時にはGフォース麻生司令官独断で本来の3名に戻された。 スーツアクター福田亘特技監督川北紘一は、『地球防衛軍』のモゲラ思い入れがあったことから、かねてより再登場させることを検討していた。川北は、前作『ゴジラvsメカゴジラ』でのメカゴジラからの発展とするため空陸での多彩な攻撃を必要とし、またスペースゴジラ結晶体地下から攻撃するという描写のため選んだ述べている。また、当初旧作そのままの姿で登場させることを要望していたが、実現には至らなかった。川北MOGERAについて、中途半端な合体メカになったことを反省点としているが、バラエティ富んだ画面作りができたことをうまくいった点としている。企画段階では、メカゴジラ再登場させるという案も存在していた。 英語圏ではモゲラスペルMogueraであるため、Mobile Operation Godzilla Universal Expert Robot Aero-typeの略称という設定になっている。[要出典] 当時書籍においてはアメリカが関わったメカゴジラとともにモゲラ開発関与した国家(ロシア)が軍事的技術取得目的として建造され可能性指摘されている。関連不明だが、実際に劇中に登場するマミーロフ博士ロシア人である。 書籍ゴジラVSスペースゴジラ超全集』では、かつてミステリアン襲来した際に遺されたモゲラ資料国連保管していたという記述がある。また、Mプロジェクトの中止後、G対策センターではモゲラノウハウ応用した先端ドリルのある万能巨大戦闘艦開発中であるという噂の存在記述している。

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