扇状地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/07 09:12 UTC 版)
火山を成因とする例
- 鶴見岳の東部 - 大分県別府市に広がる扇状地は、河川による土砂の堆積だけでなく、鶴見岳火山の火砕流や土石流の堆積で形成された火山性扇状地(火山麓扇状地)であると考えられている[12][13]。
- 大山火山の北西部[14]、利尻島[15]
地球以外での例
地表を液体が過去に流れたことがある、あるいは現在も流れている天体において、扇状地が存在することがある。水が流れていたことがあり、現在も水がある可能性の高い火星や、メタン等の炭化水素等の液体が存在する土星の衛星タイタンにおいて扇状地状の地形が発見されている[16][17]。
参考文献
- 鈴木隆介 『建設技術者のための地形図読図入門 第2巻 低地』古今書院、1998年。
関連項目
外部リンク
- 扇状地(1)|国土地理院 - 国土地理院 地理教育の道具箱
- 斉藤享治, 「扇状地の存否・分布を決定する因子」『東北地理』 36巻 1号 1984年 p.1-12, doi:10.5190/tga1948.36.1
- ^ a b c d 鈴木 1998, p. 298.
- ^ a b c 斉藤享治、「集水域の地形・地質条件による扇状地の分類」『地理学評論』 55巻 5号 1982年 p.334-349, doi:10.4157/grj.55.334
- ^ a b 鈴木 1998, p. 301.
- ^ a b c d 鈴木 1998.
- ^ Schumm, S. A. (1956): "Evolution of drainage systems and slopes in badlands at Perth Amboy, New Jersey." Bull. Geol. Soc. Amer., 67(5), p.597-646, doi:10.1130/0016-7606(1956)67[597:EODSAS]2.0.CO;2.
- ^ 渡辺光, 「日本の地形區」『地学雑誌』 61巻 1号 1952-1953年 p.1-7, doi:10.5026/jgeography.61.1
- ^ 門村浩 (1971): 扇状地の微地形とその形成.矢沢大二・戸谷洋・貝塚爽平編:『扇状地』古今書院, p.55-96
- ^ 齊藤滋, 福岡捷二, 「荒川扇状地における集落の展開と自然堤防の役割に関する研究」『土木学会論文集B1(水工学)』 67巻 4号 2011年 p.I_673-I_678, doi:10.2208/jscejhe.67.I_673
- ^ 鈴木 1998, p. 299.
- ^ a b 鈴木 1998, p. 302.
- ^ [Category:扇状地]
- ^ 別府の地形と地質「活火山鶴見岳から広がる扇状地」 別府温泉地球博物館
- ^ 別府温泉辞典 別府温泉地球博物館
- ^ 荒川宏、「大山火山北西部における火山麓扇状地の形成」『地理学評論 Ser.A』 57巻 12号 1984年 p.831-855, doi:10.4157/grj1984a.57.12_831
- ^ 近藤玲介、塚本すみ子、「北海道北部,利尻火山西部におけるOSL年代測定による古期火山麓扇状地の形成年代」『第四紀研究』 48巻 4号 2009年 p.243-254, doi:10.4116/jaqua.48.243
- ^ 火星で確認された「川と扇状地の跡」
- ^ ALLUVIAL FANS ON TITAN REVEAL MATERIALS, PROCESSES AND REGIONAL CONDITIONS
- 1 扇状地とは
- 2 扇状地の概要
- 3 形態
- 4 河川・地下水
- 5 日本の主な扇状地
- 6 火山を成因とする例
扇状地と同じ種類の言葉
- 扇状地のページへのリンク