ベネッセコーポレーション 概要

ベネッセコーポレーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/27 01:21 UTC 版)

概要

福武哲彦が創業した株式会社福武書店(ふくたけしょてん)がルーツ[注釈 1]。2代目社長の福武總一郎株式会社ベネッセコーポレーションに社名変更後も「福武文庫」など語学関係の書籍に福武のブランドを継続した。現在でも『福武国語辞典』など一般向けの辞典で使用している。

かつては文芸誌「海燕」や「福武文庫」を出し、文芸・人文の出版も活発に行っていたが1990年代後半までに全面撤退し、現在は「教育・語学・生活・福祉」の分野を中心に事業を進めている。出版事業においては、妊娠から出産・育児までの子育て情報誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」、情報・交流・学びなど多様な面で支援する事業領域として、生活マガジン「サンキュ!」、愛犬や愛猫との暮らしに役立つ「いぬのきもち」「ねこのきもち」、幼児~小学生の子どもがいる家庭向けの食生活応援マガジン「ボンメルシィ!」などを展開している。

通信教育事業においては、乳幼児の発達段階に合わせた「こどもちゃれんじ」、小中高生用の進研ゼミ(小学講座・中学講座・高校講座・難関私立中高一貫講座・東大特講・京大特講)などを展開しており、特に教育・受験産業の分野を強みとした大手の出版社である。

激変する教育環境に対応する商品・サービスを通して、改めて「教育のベネッセ」として事業強化を推進しており、教育事業の業績は好調である。2005年(平成17年)より産業再生機構の要請によりPC教室アビバの支援スポンサーとなり、採算性を改善し2009年(平成21年)3月期には黒字転換を果たした。しかしアビバ単独での業務拡大は困難と判断したことやベネッセの他事業との相乗効果が見られなかったことを理由として、2010年(平成22年)3月に全株式をスリープログループに譲渡し、アビバはグループから外れた。

2007年(平成19年)4月下旬に全国一斉に行われた文部科学省全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)では、小学生におけるデータ集計業務全般を担当した。

持株会社であるベネッセホールディングスは東証第1部に上場している(証券コード:9783)。筆頭株主は従来、会長の福武總一郎個人であったが、福武および福武の妻・れい子が所有する全株式が、福武の個人会社である「イーエフユー インベストメント リミテッド」に移管され、日本マスタートラスト信託銀行に信託財産として拠出されているため、外面上の筆頭株主は2013年(平成25年)3月現在、日本マスタートラスト信託銀行となっている。

ゆとり教育などの教育方針の転換などに合わせた教材に力を入れている。その一方で顧客情報を元にダイレクトメールを送付するダイレクトマーケティングを強みとするが、それを批判する意見もある。→詳しくは進研ゼミ#ダイレクトメールを参照

SNSクラウドコンピューティングを教育に取り入れる一環でUstreamなどを利用した教育も行っている[2]


注釈

  1. ^ 日本の書店チェーンである福家書店(ふくやしょてん)とは関係ない。
  2. ^ それまでは岡山市南方(現・本社の北側、創業の地)⇒岡山市番町(現・同社番町研修センター)⇒岡山市高柳東町の順で本社が移転していた。
  3. ^ 本社ビルは1992年(平成4年)の第33回BCS賞に、東京ビルは1995年(平成7年)の第36回BCS賞に、それぞれ受賞している。

出典

  1. ^ 株式基本情報”. 株式会社ベネッセホールディングス (2015年9月30日). 2016年5月6日閲覧。
  2. ^ Ustreamを活用して自宅で短時間に受講できる 保護者向けの私立中学受験算数教え方講座「カタリス」をスタート、PR TIMES、2010年12月18日閲覧。
  3. ^ 代表取締役社長の異動に関するお知らせ (PDF)”. 株式会社ベネッセホールディングス (2014年3月27日). 2014年6月24日閲覧。
  4. ^ “代表取締役の異動ならびに役員人事の内定に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ベネッセホールディングス, (2016年5月11日), https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/m/2016/05/11/docs/20160511release.pdf 2016年6月27日閲覧。 
  5. ^ “代表取締役の異動ならびに役員人事の内定に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ベネッセホールディングス, (2016年5月11日), https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/m/2016/05/11/docs/20160511release.pdf 2016年6月27日閲覧。 
  6. ^ “株式会社TMJの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ” (プレスリリース), セコム, (2017年9月1日), https://www.secom.co.jp/corporate/ir/lib/osirase20170901.pdf 2018年8月30日閲覧。 
  7. ^ “連結子会社の株式譲渡に伴う特別利益の計上に関するお知らせ” (プレスリリース), ベネッセホールディングス, (2019年5月10日), https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/20170901_2_release.pdf 2021年3月12日閲覧。 
  8. ^ “弊社株主の変更について” (プレスリリース), TMJ, (2017年9月1日), https://www.tmj.jp/news/2017/20170901.pdf 2018年8月30日閲覧。 
  9. ^ “代表取締役の異動ならびに役員人事の内定に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 株式会社ベネッセホールディングス, (2019年5月10日), https://pdf.irpocket.com/C9783/FMlK/CPVv/UrnN.pdf 2021年3月12日閲覧。 
  10. ^ “通訳・翻訳事業会社(株式会社サイマル・インターナショナル)の株式取得(完全子会社化)に関するお知らせ” (プレスリリース), TAKARA & COMPANY, (2020年3月6日), https://contents.xj-storage.jp/xcontents/79210/a724f30d/9e07/4574/b424/b8a5a0526158/140120200305475122.pdf 2020年3月9日閲覧。 
  11. ^ “連結子会社の株式譲渡に伴う特別利益の計上に関するお知らせ” (プレスリリース), ベネッセホールディングス, (2020年3月6日), https://pdf.irpocket.com/C9783/vTQq/ggmz/ydiO.pdf 2020年3月9日閲覧。 
  12. ^ 泰朗, 高尾. “日経ビジネス電子版” (日本語). 日経ビジネス電子版. 2020年5月1日閲覧。
  13. ^ a b c ベルリッツ、加企業に売却 ベネッセ、競争激化で”. 共同通信 (2022年2月14日). 2022年2月15日閲覧。
  14. ^ 会社概要 | 企業・グループ情報 株式会社ベネッセホールディングス
  15. ^ 会社案内 ベネッセコーポレーション 所在地
  16. ^ 加速し、複雑化する「教育・子育て環境の変化」に対応 6月28日「ベネッセ教育総合研究所」を設立”. PR Times (2013年6月28日). 2019年3月19日閲覧。
  17. ^ 販売管理システム・仕入在庫管理システムの導入事例 奉行シリーズ(OBC)
  18. ^ タイヘイ/夕食食材セット、再構築へ/新製品開発、配達サイクル見直す”. 日流ウェブ (2015年3月25日). 2019年3月19日閲覧。
  19. ^ 難関校受験EVERES https://chu.benesse.ne.jp/open/ev/
  20. ^ “ベネッセ、会員登録なしの通信教育講座 500円から”. 日本経済新聞. (2015年2月7日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ07H0P_X00C15A2000000/ 2016年10月17日閲覧。 
  21. ^ “ベネッセ、情報漏洩3504万件に 補償は500円の金券 情報セキュリティー企業と共同出資会社”. 日本経済新聞. (2014年9月10日). オリジナルの2014年9月19日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140919095812/http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ10H6I_Q4A910C1000000/ 2014年9月19日閲覧。 
  22. ^ 泰朗, 高尾. “日経ビジネス電子版” (日本語). 日経ビジネス電子版. 2020年5月1日閲覧。
  23. ^ 泰朗, 高尾. “日経ビジネス電子版” (日本語). 日経ビジネス電子版. 2020年5月1日閲覧。






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