千代田化工建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/08 02:27 UTC 版)
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当社のグローバル本社を置いている
みなとみらいグランドセントラルタワー |
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| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | |
| 略称 | 千代化 / 千代田 / 千代建 /千代化建 / Chiyoda |
| 本社所在地 | 〒220-8765 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-2 みなとみらいグランドセントラルタワー(8-25F) |
| 設立 | 1948年1月20日 |
| 業種 | 建設業 |
| 法人番号 | 3020001018029 |
| 事業内容 | エネルギー、化学、医薬品、バイオ等のプラント・施設およびこれらの環境保全に関する計画、設計、機器調達、試運転、運転・保全管理コンサルティング並びにトレーニング、研究開発・技術サービス、プロジェクトマネジメント |
| 代表者 | |
| 資本金 | 221億8百万円 (2023年3月31日現在) |
| 発行済株式総数 | 435,324千株 |
| 売上高 | 連結: 4569.69億円 単独: 2688.83億円 (2025/3月期) |
| 営業利益 | 連結: 244.21億円 単独: 36.09億円 (2025/3月期) |
| 経常利益 | 連結: 321.96億円 単独: 140.15億円 (2025/3月期) |
| 純利益 | 連結: 269.87億円 単独: 148.86億円 (2025/3月期) |
| 純資産 | 連結: 254.56億円 単独: 31.68億円 (2025/3月期) |
| 総資産 | 連結: 4610.34億円 単独: 3289.47億円 (2025/3月期) |
| 従業員数 | 単独:1,624名 連結:3,995名 (2022年3月31日現在) |
| 決算期 | 3月31日 |
| 会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ |
| 主要株主 | 三菱商事 33.39% 三菱UFJ銀行 3.39% 日本マスタートラスト信託銀行 3.19% (2023年3月31日現在) |
| 主要子会社 | 千代田エクスワンエンジニアリング株式会社 アロー・ビジネス・コンサルティング株式会社 アローヘッド・インターナショナル株式会社 千代田ユーテック株式会社 |
| 関係する人物 | 玉置明善(元社長) 関誠夫(元社長) 久保田隆(元社長) 澁谷省吾(元社長) 中垣啓一(元副社長、元社長代行) |
| 外部リンク | https://www.chiyodacorp.com/ |
千代田化工建設株式会社(ちよだかこうけんせつ、英: Chiyoda Corporation)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいに本社を置く、日本の建設会社、エンジニアリング会社である。東京証券取引所スタンダード市場上場。三菱商事が筆頭株主。
国内向けのグループ子会社として千代田エクスワンエンジニアリング株式会社(略称: CXO〈シーエクスワン〉)[1][2][注 1]を持つ。
概要
石油精製、石油化学、天然ガス液化などの大規模プラントの設計、調達、建設一括請負(Engineering、Procurement、Constructionの頭文字をとってEPC契約と称する)業務で国内外に多くの実績を持つ。日揮、東洋エンジニアリングと併せて「エンジニアリング御三家・専業三社」と呼ばれる[3]。当初は独立色が強かったが、バブル崩壊後に一度経営が傾き、長らくの間、三菱グループや米ケロッグ・ブラウン・アンド・ルート (KBR) 社の支援を受けて再建、再び民族系のエンジニアリング会社となり現在に至る(この関係から実質、三菱グループの一員扱いとなっている)。
沿革
- 1948年(昭和23年)1月 - 三菱石油の工事部門が独立、東京都港区に設立。初受注:食料油油脂抽出装置[4]。
- 1949年(昭和24年) - 初めて石油精製装置(興亜石油熱分解装置)受注。
- 1954年(昭和29年) - 大阪事務所設置。
- 1957年(昭和32年)3月19日 - 店頭公開[5]。
- 1960年(昭和35年) - 三菱石油(水島)グラスルーツ・リファイナリー受注。
- 1961年(昭和36年)10月 - 東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場。
- 1966年(昭和41年) - サウジアラビア・ペトロミン(ジェッダ)製油所受注。
- 1968年(昭和43年)9月 - 横浜市鶴見区に本店事務所を移転。
- 1972年(昭和47年) - 環境宣言書「21世紀への遺産」発表。
- 1973年(昭和48年) - LNGプラント初受注(アブダビ・ダス島)。
- 1984年(昭和59年) - 米国にてCT-121排煙脱硫装置初受注。
- 1994年(平成11年)
- インドに設計会社設立。
- 3月 - 第三者割当増資を実施。
- 1995年(平成12年) - フィリピンに設計会社設立。
- 1999年(平成16年) - カタールLNGプロジェクトにて米国PMI「International Project of the Year」受賞。
- 2000年(平成17年) - 地球環境大賞受賞。新再建計画発表。
- 2001年(平成13年)
- 2月 - 無償減資を実施。
- 3月 - 第三者割当増資を実施。
- ガスバリューチェーン本格展開。
- 2003年(平成15年)
- 1月 - 名証上場廃止。
- 3月 - 大証上場廃止。
- サハリンⅡLNGプロジェクト受注。国内プロジェクトで年間無事故・無災害を達成。
- 2004年(平成16年) - 新再建計画達成。2005年にかけてカタールガス社、ラスガス社向け世界最大LNGプラント6系列受注。
- 2008年(平成20年) - 創業60周年を迎える。三菱商事と資本業務提携。
- 2012年(平成24年)
- 6月 - 横浜市西区のみなとみらいグランドセントラルタワーへ本社を移転(グローバル本社)[6]。
- 10月 - グループ会社(子会社2社)の再編として千代田計装株式会社がITエンジニアリング株式会社を吸収合併し、千代田システムテクノロジーズ株式会社に社名変更[7]。
- 2017年(平成29年)6月 - それまで執行役員を務めていた三菱商事の山東理二が社長就任。三菱商事出身者が当社の社長に就くのはこれが初めて。
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年)10月1日 - 千代田システムテクノロジーズ株式会社のIT事業部門を分社化して、TISと共同出資するTIS千代田システムズ株式会社を設立(TISインテックグループ傘下)[13]。
- 2022年(令和4年)4月1日 - 山東理二社長が特別顧問に退き、榊田雅和会長が社長職を兼任する[14]。
- 2023年(令和5年)4月1日 - グループ会社3社(千代田工商、千代田システムテクノロジーズ、千代田テクノエース)を合併し、千代田エクスワンエンジニアリング株式会社を設立[1][2]。
歴代社長
| 氏名 | 在任期間 | 出身校 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 大久保繁雄 | 1948年01月 - 1957年11月 | 東京帝国大学法学部 |
| 2 | 玉置明善 | 1957年11月 - 1981年06月 | 九州帝国大学工学部[15] |
| 3 | 玉置正和 | 1981年06月 - 1992年06月 | 日本大学法学部[16] |
| 4 | 柏原正明 | 1992年06月 - 1996年12月 | 大阪大学工学部[17] |
| 5 | 北川正人 | 1996年12月 - 1999年05月 | 慶應義塾大学法学部[18] |
| 6 | 西尾清光 | 1999年05月 - 2001年04月 | 東京工業大学工学部[19] |
| 7 | 関誠夫 | 2001年04月 - 2007年04月 | 東京工業大学大学院理工学研究科[20] |
| 8 | 久保田隆 | 2007年04月 - 2013年04月 | 東北大学工学部[21] |
| 9 | 澁谷省吾 | 2013年04月 - 2017年06月 | 大阪大学大学院工学研究科[22] |
| 10 | 山東理二 | 2017年06月 - 2022年3月 | 東京大学法学部[23] |
| 11 | 榊田雅和 | 2022年4月 - | 東京大学工学部[24] |
事業分野
- エネルギー分野
- 石油製造プラント、接触分解装置、潤滑油プラント、LNG液化プラント、LNG受入基地、天然ガス処理プラント、LPGプラント、GTLプラント、水素製造プラント、備蓄基地、各種原子力関連施設など
- 医薬品・ファインケミカル分野
- 原薬・中間体製造プラント、個体・注射・バイオ各種製造プラント、研究施設など
- 産業設備分野
- FA(ファクトリーオートメーション)・加工組立・物流施設、電子材料・半導体工場、食品工場、非鉄精錬プラントなど
特色
近年クリーンエネルギーとして注目されているLNGの製造プラントにおいて48%という驚異的なシェアを誇る。
プラント建設実績国が40か国以上であり、世界ブランドとしても揺ぎ無い地位を確立している。
その他
イラク北部の都市バイジ (ar:بيجي) にある同国最大の石油精製所は当社が建設し、施設改修の入札にも参加した[26]。
カタールでのLNGプラントの建設実績および資源開発などが評価され、第3回ものづくり日本大賞(海外展開部門)の経済産業大臣賞(部門最高位)を2009年に受賞している[27]。
2019年1月、1000億円規模の金融支援の要請を行なっていることを日経ビジネスが報じた[28]。その後、同年5月に株主である三菱商事と三菱UFJ銀行から総額1800億円の金融支援を受ける決議を行っている[29]。
脚注
- 注釈
- 出典
- ^ a b c 千代田エクスワンエンジニアリング設立のお知らせ(千代田化工建設株式会社 2023年4月3日)
- ^ a b c 千代田エクスワンエンジニアリング、noteはじめました。(千代田エクスワンエンジニアリング株式会社の公式note 2025年6月6日)
- ^ “【業界研究】エンジ専業三社(日揮・千代田化工・東洋エンジニアリング)の徹底比較【就活】|トーマツの二刀流サラリーマンブログ~中小企業診断士・会社員ネタなど~”. トーマツの二刀流サラリーマンブログ~中小企業診断士・会社員ネタなど~ (2019年11月27日). 2023年11月1日閲覧。
- ^ Journal of the Society of Mechanical Engineers 23 (62): 59–69. (1921). doi:10.1299/jsmemagazine.23.62_59. ISSN 2433-1546. http://dx.doi.org/10.1299/jsmemagazine.23.62_59.
- ^ 『株価20年 昭和33年版』 東洋経済新報社、1958年3月13日。
- ^ オフィス移転のお知らせ(千代田化工建設株式会社 2011年7月27日)
- ^ “千代田システムテクノロジーズの発足について” (PDF). 千代田化工建設 (2012年8月1日). 2013年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月8日閲覧。
- ^ 千代田化工建設株式会社の財務強化策への対応に関するお知らせ三菱商事 2019年5月9日
- ^ 東京証券取引所における市場第一部銘柄から市場第二部銘柄への指定替え、並びに上場廃止の猶予期間入りに関するお知らせ 千代田化工建設 2019年6月28日
- ^ 日経平均株価構成銘柄の一部入替え日本取引所グループ 2019年7月10日
- ^ (開示事項の経過)千代田化工建設株式会社の財務強化策への対応に関するお知らせ(子会社の異動)三菱商事 2019年9月11日
- ^ 三菱商事<8058>、経営再建中の千代田化工建設を10日付で子会社化M&A online 2019年9月11日
- ^ TIS 社との合弁企業設立のお知らせ (PDF) (千代田化工建設株式会社 2020年9月30日)
- ^ “榊田会長が社長兼務 来年4月1日付―千代田化工建設:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2021年12月27日閲覧。
- ^ 千代田化工建設株式会社 第53期 有価証券報告書
- ^ 千代田化工建設株式会社 第65期 有価証券報告書
- ^ 千代田化工建設株式会社 第72期 有価証券報告書
- ^ 「業績悪化の千代田化工、社長が引責辞任。」『日本経済新聞』日本経済新聞社、1996年11月12日、朝刊1。2021年1月3日閲覧。
- ^ 「千代田化工建設社長に西尾清光副社長が昇格――北川正人社長は相談役に。」『日本経済新聞』日本経済新聞社、1999年4月15日、朝刊1。2021年1月3日閲覧。
- ^ 「千代田化工社長に関誠夫専務が昇格――西尾清光社長は辞任。」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2001年3月13日、朝刊13。2021年1月3日閲覧。
- ^ 「千代田化工社長に久保田常務が昇格。」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2007年2月28日、夕刊3。2021年1月3日閲覧。
- ^ 「千代田化工、渋谷氏の社長昇格発表。」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2013年2月8日、夕刊3。2021年1月3日閲覧。
- ^ 「代田化工建設、山東理二氏(新社長)」『日本経済新聞』日本経済新聞社、2017年3月15日、朝刊14。2021年1月3日閲覧。
- ^ “千代田化工建設、榊田会長が社長を兼務 22年4月に”. 日本経済新聞社 (2021年12月27日). 2022年4月1日閲覧。
- ^ 千代田化工建設株式会社:複数工場間で熱を共有し、コンビナート全体での省エネを実現 - 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 (2014年1月1日)
- ^ イラク空爆抗議声明 - イラク平和テレビ局 in Japan (2014年8月11日) /「抗議声明 アメリカ大使館・外務省中東2課宛」
- ^ ものづくり日本大賞(海外展開部門)経済産業大臣賞を受賞(千代田化工建設株式会社 2009年7月17日)
- ^ スクープ 千代田化工が1000億円規模の金融支援要請(日経ビジネス電子版 2019年1月17日)
- ^ 千代田化工建設、三菱商と三菱UFJ銀から総額1800億円の支援(ロイター 2019年5月9日)
関連項目
- 玉置明善 - 当社の黎明期において社長・会長を務めた。
外部リンク
- 千代田化工建設株式会社
- Chiyoda Kako Kensetsu - ShashiWiki (Shashi Interest Group) - 各社の社史を集めた社史Wiki。
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