さまぁ〜ず 芸風

さまぁ〜ず

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 10:26 UTC 版)

芸風

深夜帯のトーク系バラエティ番組が多いことから、テレビタレントとしてのさまぁ〜ずの芸風は「ユルい」と評されることが多い。これについて三村は「ユルいことやってるつもりはないけどそう見られる」、大竹は「ユルいは俺らにとってあまりいいことじゃないのに」と語っている。

芸風は主にコントで、ネタ作りは共同で行う。大竹がネタの大半を作り、三村がツッコミのフレーズを考える。大竹の「大竹ワールド」とも称されるシュールなボケと三村の「〜かよ!」に代表される豪快なツッコミが特徴的で、ダウンタウンの漫才の芸風に似ていると言える。「〜かよ!」は三村の持ちネタに思われがちだが、大竹も使っている。毎年(2005年以降は2年に1回)開催している単独コントライブはチケットが即日完売するほど人気や評価が高い[13]。メンバーは自分たちの本分は舞台コントにあると考え、多くのレギュラー番組を持っている現在でもコントライブに重きを置いており、「東のコント職人」と評されている。テレビでは、コントをベースとした漫才(コントでは使用する道具を使用しないなど)を披露することもある。他にも大竹の考えたダジャレをコントのネタに織り込んだり、提示されたフリップに対して三村がひたすら「○○かよ!」とツッコむ芸もテレビで披露することがある。

即興芸の場では2人とも下ネタを好み、セクハラネタも多い。下ネタやセクハラをしすぎてBPOに苦情が来たことがあるほどであるが、オリコン調べの「好きな男性芸人ランキング」(2008年)では総合9位(明石家さんまと同率)、男性回答だと3位。同調査だと女性回答では5位圏外だが[14]、情報誌『日経エンタテインメント!』が毎年行っている「好きな芸人嫌いな芸人ランキング」では男女での支持の差は、それほどない[15]。また、同調査では若い世代ほど彼らを支持している傾向にあり同誌はそれを「冠番組のほとんどが深夜帯であるため、視聴者層がそのままランキングの結果に反映されているのでは」と分析している[15]

漫才形式のネタの際は、登場時の「つかみ」として汗を拭うフリをしながら「夏だからっ、さまぁ〜ず!」と言うものがある(夏以外の場合は「○○なのに、さまぁ〜ず!」となる)。このつかみの原案を考えたのは有田哲平(海砂利水魚、現・くりぃむしちゅー)(後述の改名対決の際)だが、ほとんどの場合大竹はこの動作をやらず苦笑いで無視し、三村に「やれよ!」とツッコまれる。また主にネタ見せ番組などでの出囃子(登場する際のBGM)として、TUBESUMMER CITY』などが使われる。

デビュー当時はボケ・ツッコミを入れ替えてネタを行っていたが、三村がボケていると自覚する笑顔が不評だったためツッコミを担当するようになった。元々はコント以外のフリートークやバラエティ番組などでもボケ(大竹)とツッコミ(三村)の役割がはっきりしたコンビだったが、『内村プロデュース』に出演するようになって以降こうした番組では2人が等しくボケ合ったり、大竹がツッコミ役に回ることも多くなった。これについて三村は「以前はいいボケを思いついても大竹の役割だからと遠慮していたが、『内P』でその遠慮が消えた」と語っている[16]

1990年代前半から単独ライブをソフト化しており、先進的な試みであった。

ゲスト出演した『グータンヌーボ』では「ボケがドSでツッコミがドMの珍しいコンビ」という診断結果が出たことがある(精神科医の名越康文による)。実際、コント内でも大竹の理不尽なボケの連続に三村が対応しきれなくなり、慌てふためいたところに笑いが起こるといった状態がよく見られる。

冠番組を多数持つが、司会業には苦手意識がある。特に三村は自身の仕切り能力を自己分析した結果「司会はできない」と公言し、周囲も認めている(ただし『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』など司会を務める番組の進行は強制的に三村が担当)。そのためか「さまぁ〜ずに3人目を入れるなら司会進行のできるアナウンサーしかない」と2人の意見が一致している(3人目のメンバーの例として『Qさま!!』で一緒に進行しているテレビ朝日の清水俊輔アナウンサーを上げている)[5]


  1. ^ a b ホリプロオフィシャルサイト さまぁ〜ず”. ホリプロ. 2011年7月12日閲覧。
  2. ^ いろもん弐』1999年10月29日放送回、日本テレビ
  3. ^ 例として、ジャンプ・コミックスこちら葛飾区亀有公園前派出所』第78巻巻末に2人がコメントを寄せた際は、この表記が用いられていた。
  4. ^ 象印クイズ ヒントでピント』にゲスト出演した際、コンビ名の由来を尋ねられた大竹は「最初は『バカ』というコンビ名にしようと思った」と語っている。
  5. ^ a b c d e f g QuickJapanvol.85 「22年目のさまぁ〜ず」内の20000字インタビューより
  6. ^ GOLDEN ARROW AWARDS 受賞者一覧”. 社団法人日本雑誌協会. 2011年7月12日閲覧。
  7. ^ 「人気者の賞味期限『PARTお笑い芸人編 芸歴15〜20年「ミドル世代」が人気のワケは?』」『日経エンタテインメント!』第12巻第5号、日経BP社、2008年4月、 p.42。
  8. ^ “さまぁ〜ず、地上波全局同時レギュラー! 日テレで4年ぶり新バラエティー”. ORICON STYLE. (2014年7月9日). http://www.oricon.co.jp/news/2039564/full/ 2014年7月30日閲覧。 
  9. ^ “ベストジーニスト キスマイ藤ケ谷&ローラが受賞!マー君は特別賞”. スポニチ. (2014年10月9日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/10/09/kiji/K20141009009071940.html 
  10. ^ “さまぁ~ずのYouTubeチャンネル開設「今年の夏は面白くなるためならNGなし!」”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2020年8月12日). https://natalie.mu/owarai/news/391630 2020年8月12日閲覧。 
  11. ^ “【さまぁ~ず】YouTubeチャンネル開設” (プレスリリース), 株式会社ホリプロ, (2020年8月12日), https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000296.000028143.html 2020年10月20日閲覧。 
  12. ^ HoriPro Inc. / 株式会社ホリプロ [@HORIPROMEGURO] (2020年8月12日). "さまぁ〜ずチャンネル!!! t.co/yJcsQdjcaq #さまぁ〜ず #三村マサカズ #大竹一樹 #さまぁ〜ずチャンネル #YouTube @hentaimimura @taketakeyakiimo" (ツイート). Twitterより2020年10月20日閲覧
  13. ^ 大竹の「M-1グランプリ2010」登場時の紹介ナレーション
  14. ^ “好きな男性芸人は「世界のナベアツ」と「チュートリアル」が同率首位”. オリコン. (2008年7月9日). http://contents.oricon.co.jp/news/ranking/56184/full 
  15. ^ a b 「2008年版お笑い芸人人気ランキング 好きな芸人嫌いな芸人」『日経エンタテインメント!』第12巻第8号、日経BP社、2008年4月、 pp.36,37。
  16. ^ a b 雑誌「QuickJapan」(第74号、2007年10月刊)のインタビューにて。
  17. ^ 「さまぁ〜ず×さまぁ〜ず DVD-BOX (1・2)」特典DVDなど。
  18. ^ a b c d e 日刊スポーツ、2011年7月10日付紙面 p.10
  19. ^ 発足したてのフジテレビ739で毎週土曜昼過ぎから放送されていた『CXスポーツサンデー』では三村のみが出演(MC)。
  20. ^ 2016年11月に視聴者から寄せられた意見 【番組全般・その他】
  21. ^ QuickJapan vol.88 ウッチャンナンチャンのインタビューより
  22. ^ 2013年5月4日 『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』
  23. ^ a b 「別冊カドカワ 総力特集 桑田佳祐」P133 - 135より。 角川書店 2011年
  24. ^ 三村マサカズ @hentaimimura 2015年4月30日6:21 のツイート
  25. ^ 2016年3月4日のツイート
  26. ^ 2016年1月9日のツイート
  27. ^ 「ウンナンの気分は上々。ベストセレクション」p142-
  28. ^ Inc., Natasha,. “さまぁ~ずがワンテイクドラマに挑戦、のん、芦名星ら豪華ゲストと反省会も(動画あり / コメントあり) - お笑いナタリー” (日本語). お笑いナタリー. 2018年4月20日閲覧。
  29. ^ さまぁ~ずが太鼓判 フジ新人・宮司アナ「下ネタ、ウェルカムです!」”. ORICON STYLE (2015年10月5日). 2015年10月5日閲覧。
  30. ^ この回で三村が総合優勝を果たした。
  31. ^ “さまぁ~ず、ダリ展の応援団に就任「だり(誰)よりも光栄」”. お笑いナタリー. (2016年8月25日). http://natalie.mu/owarai/news/199306 2016年8月25日閲覧。 
  32. ^ “「ムーミン」声優にさまぁ〜ず!三村「俺らにピッタリ」”. シネマトゥデイ. (2014年12月19日). http://www.cinematoday.jp/page/N0069213 2014年12月19日閲覧。 
  33. ^ Wii アッコでポン!~イカサマ放浪記~|キャラクター”. 2020年3月15日閲覧。






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