魔法先生
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「魔法先生ネギま!の登場人物」の記事における「魔法先生」の解説
タカミチ・T・高畑(タカミチ・T・たかはた) 声 - 井上倫宏(アニメ版) / 藤原啓治(ゲーム版) / 柿原徹也(ドラマCD版・少年時代) 演 - ヒロシ ネギが来る前の2-A担任。臨時講師扱いで担当教科は英語。ネギとは来日以前から友人関係にある。眼鏡と白スーツを着用しており、無精髭と煙草から静かで渋い雰囲気を漂わせている。麻帆良の学園広域指導員の1人であり「死の眼鏡(デスメガネ)」「笑う死神」などと呼ばれ、街の不良たちから恐れられている。エヴァンジェリンとは15年前に同級生だったことがあり、時々「エヴァ」・「タカミチ」と呼び合っている。 物語当初は登場回数は少なく、学園長の部下であること以外詳細が分かっていなかったが、麻帆良祭編からは武闘祭におけるネギとの試合や、明日菜の回想シーンなどでよく登場するようになる。 魔法使いの団体「悠久の風(Austro-africus-Aeternalls)」に所属しており、危険な仕事を進んで引き受け、頻繁に世界中を飛び回っている。生まれつき呪文の詠唱ができない体質ゆえにマギステル・マギの資格はないものの、それに値するほどの実績を挙げていると評価されている。魔法界では超有名人で、雑誌の表紙を飾ったこともあるほど。曰く、多くの悪の秘密組織を一人で壊滅させてしまったということがあったとか。 豪徳寺薫の推察によると、ポケットを刀の鞘の代わりにして高速の拳撃を放つことで「拳圧」を打ち出す「居合い拳」の使い手だと解説された。本来の技術名は「無音拳」である。 さらに、気と魔力を融合させ莫大な力を獲得する究極技法「咸卦法」を使いこなす。また、この技術によって強化された無音拳(居合い拳)の破壊力は、通常の無音拳の威力とは比にならないものとなる。 ウェールズにて幼少のころのネギとアーニャに会い、友人になった。ネギには戦い方を教えたこともあるらしく、素手で100mほどの滝を真っ二つにしてみせた場面もある。 元は魔法世界における大分裂戦争時の戦争孤児であり、当時メガロメセンブリア捜査官であったガトウ・カグラ・ヴァンデンバーグに拾われ、以後は助手として、また弟子として彼に師事していた。その後、ナギ・スプリングフィールドら一行と行動を共にするようになり、「紅き翼(アラルブラ)」のNo,7となる。様々な騒動を経た後、彼からは幼少期の明日菜を託されており、彼女の平穏を求めて2人で日本の麻帆良学園へ向かっている。また、場所や年日は不明だが、このアスナを託された時にガトウとは死別している。 ガトウの遺言に従い、アスナの黄昏の姫御子としての記憶を封印した。麻帆良にて幼少期のころの明日菜の面倒を見ていたため、明日菜にとっての親代わりでもあった。明日菜については彼女の出自や使命を教えるべきか、何も知らず普通の女の子としての人生を送らせるべきか迷っている。 本人は知り得ぬところで、明日菜に幼少のころから恋心を抱かれており、学園祭編ではついに告白をされたが、その気持ちに感謝しながらもその交際を断ってしまう(アスナの告白に対する謝罪の一言以外の会話の内容は明らかになっていない)。 トレードマークの眼鏡と無精髭と煙草は、ガトウと離別する以前にはなかったものであり、彼の影響を感じさせる。特に、煙草は幼少期の明日菜に頼まれて喫い始めたものであるが、今やいっぱしの愛煙家である。銘柄はマールボロ。 15年前に中学生だったので年齢的には30歳くらいであると考えられるが、咸卦法を修得するためにエヴァンジェリンの"別荘"を数年間使っていたので(全く外に出なかったわけではないだろうが)実年齢よりも肉体的には老けていると思われ、またアルビレオ・イマに「オッサン」呼ばわりされたことがある。 美空いわく、麻帆良学園の魔法先生の中では学園長を除くと最強らしい。魔法世界ではAA+にランク付けされる実力者であり、ジャック・ラカンの強さ表においてはAA上位、強さ2000前後とされているが、その際「本気か怪しい」とも評されている(強さ表では2000の横に「本気か怪しい」と記述してある。また「完全なる世界」との戦いで新オスティアに向かう魔物の群れを混成艦隊で阻止していた時に、ネギの応援に向かおうとするとゲーデルから「君一人が抜けただけで戦線が崩壊する」と止められているほどの戦闘力を発揮していた)。 魔法世界編では、フェイトたちによるゲートポート襲撃事件後にドネットからの連絡を受け、龍宮真名と共に魔法世界へ来て事件の調査をしていたが、その後オスティアで、旧友のゲーデルがネギを自分の野望実現の「道具」にしようとし、仲間入りを迫っていたところに現れた。 その後、ゲーデルの項に書かれているように彼と殴り合いの大喧嘩になるが、フェイトたち「完全なる世界」の計画が実行されようとしていることに気づき、ゲーデルと共闘する。 コズモ・エンテレケイア掃討作戦に参加していたらしく、コズモ・エンテレケイア残党を蛇のようなしつこさで殲滅した。 『ネギま!?neo』では本人は否定しているが、幼少時のアスナから「幼女趣味」と言われたり、読者からロリコン疑惑をかけられたりと、色々と散々な苦労人である。 アニメ『ネギま!?』ではモツやシチミらのツッコミ担当である一方で、ラーメンを食べているシーンがやたらと多く、セリフがまともでもボケているような印象を与えるキャラクターになっている。後半ではラーメン好きがエスカレートして、自ら研究して作り上げた「世界チンミー麺」(後に改良されターボRとなる)なるラーメンを作り学園内に自らの店「ラーメンたかみち」まで出店する。しかしそのラーメンは食べると必ず激しい体調不良を引き起こす危険なもので、実質的には毒物に近い代物であった。 近衛 近右衛門(このえ このえもん) 声 - 辻村真人 演 - 佐藤蛾次郎魔法始動キー:ムラクモ・ルラクモ・ヤクモタツ 麻帆良学園理事長にして学園最強の魔法使い。関東魔法協会の理事も務める。メルディアナ魔法学校の校長の友人で、ナギとも旧知の間柄。後頭部が長く、髷と相まってセイヨウナシのように見える(別名として「ぬらりひょん」「寿老人or福禄寿」「ルチ将軍」など)。 ネギの魔法使いとしての修行のため、彼に麻帆良女子中等部3年A組の担任を任した。手助けをしながら彼の成長を見守っている。また、エヴァとは将棋や晩酌などを共にする仲。 麻帆良の長として、事件が起こった時などは自身はあまり動かず若い者に任せ、その結果についての責任は自らが負うというスタンスを取っている。しかし、超による「魔法バレ後の世界」では真っ先に本国に更迭されている上、麻帆良関係者の大部分が処罰対象となっていた。 麻帆良学園では最強であり、特殊な能力も持ち合わせているらしい。 近衛木乃香の母方の祖父でもあり、関西呪術協会の長である近衛詠春は婿養子にあたる。お見合いをさせるのが趣味で、木乃香に無理矢理勧めているがいつも逃げられているらしい。 第一期アニメ版では生前の相坂さよと同級生で、彼女に想いを寄せていたようである。 また、物語終盤ではアルビレオ・イマと同じく学園の神木の下に存在する「何か」について、かつてから知っていた風に匂わせる描写がある。 魔法世界と麻帆良の狭間におけるネギと3-Aメンバーのピンチに駆け付け、コズモ・エンテレケイアとの決戦に参戦した。 瀬流彦(せるひこ) 声 - 白石稔 中等部の若い男性教員。本人のコメントによれば警護向きの魔法使いであるらしい。 ネギが西への大使として京都に向かった修学旅行に教師として同行していた。生徒たちの警護を命じられていたらしい。麻帆良際編にてネギに魔法使いであったことを改めて言っている。さらに、超鈴音のロボット軍団との戦いにヒーローユニットの1人として参戦しており、鬼神を一時的に行動不能にさせるなど活躍している。 ガンドルフィーニ 眼鏡をかけた黒人男性で、少々厚めの唇と角刈りが特徴。一般人の妻と今年小学校に上がる娘を家族に持つ。 魔法使いのセオリーにとらわれず、右手に拳銃、左手にナイフを持つ戦闘スタイル(CQC)をとっている。ネギが語った時間跳躍を全く信じないなど頭の固さが目立つが、一方でサウザンドマスターの息子であるネギの成長に期待しており、超が作戦を成功させた世界では家族と離れざるを得ないこと以外にもネギの将来を奪ってしまったことを悔やみ(瀬流彦によるとたいして酒には強くないのに)やけ酒をする一面を見せた。 弐集院 光(にじゅういん みつる) 魔法始動キー:ニクマン・ピザマン・フカヒレマン 小太り体型で目が細い男性。電子精霊を操るなどの魔法を使える。 妻と幼稚園児程度の娘がいる。娘も魔法使いで、人形を用いた幻術が得意である。 魔法の始動キーに使い、猛暑の中でも食べるほどの肉まん好きである。この始動キーはガンドルフィーニから「変えた方がいいですよ」と言われていた。 明石(あかし)教授 明石裕奈の父親(娘には魔法のことは隠している)。麻帆良大学で教授を務めている。 中学生になっても父親と結婚すると言っている裕奈に頭を抱えているが、一方で私生活は非常にだらしない。裕奈の母親とは、裕奈が5歳の時にメガロメセンブリアにエージェントとして派遣された際に殉職し死別している。このことがきっかけとなり、娘の裕奈には魔法の存在を隠すようになった。 葛葉 刀子(くずのは とうこ) 魔法先生の一人に数えられるが、京都神鳴流の剣士であって魔法使いではない。刹那が関東へ来てから剣を教えていたこともある。眼鏡をかけた(初登場時はかけていない)ストレートロングの美女で男子生徒に人気があるらしく、またお堅いイメージを持たれている。 普段は冷静沈着だが、根は血の気が多い性格のようで、いったん激昂すると止まらない。しかしその状態でも冷徹で強さに鈍りはなく、逆に怒りを自身の強さに変えてしまう、熟練のプロフェッショナル。 8年前に西洋魔術師と結婚して関東へと渡ったが後に離婚しており、年齢の関係もあり再婚を焦っている(現在、一般人の男性と交際中)。特にそのことが関わると、冷静ではいられなくなる(桜咲刹那曰く太刀筋は冷静)。超が作戦を成功させた世界では、そのとばっちりで最低5年はオコジョ刑務所に収監されるという現実にキレまくっていた。 シスター シャークティ 声 - 井上麻里奈 勤務先は不明。褐色の肌と銀髪のショートカットのシスター。十字架を武器として使用する。 美空とココネを指導する立場にあり、厳しい人らしい。美空の奔放さに手を焼いていて、美空が教会の神父になりすまして懺悔室に来た3-A生徒たちの悩みを聞いて適当なアドバイスをするイタズラをした時には容赦のないお仕置きをした。 神多羅木(かたらぎ) 魔法始動キー:ディク・ディル・ディリック・ヴォルホール オールバックの黒髪に髭、サングラスをかけ、常にタバコを吸い、黒スーツを着た男性。生徒からは「グラヒゲ(またはヒゲグラ)先生」と呼ばれている。コワモテの印象が強いが、性格は落ち着いたマイペース型で、超によって「魔法の存在が明かされた世界」でも葛葉に「彼氏とも隠し事なく付き合えるようになる」と肯定的な言葉をかけている。 ネギ同様に風の魔法を得意としており、フィンガースナップ(俗に言う「指パッチン」)を用いた無詠唱呪文による鎌鼬や、詠唱呪文により竜巻を発生させて風壁内に敵を閉じ込めるなど高度な魔法が見られた。
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