学園祭編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:22 UTC 版)
「ギャンブルフィッシュ」の記事における「学園祭編」の解説
蛭子 奈々(ひるこ なな) 阿鼻谷ゼミに所属する中学1年生。キャッチコピーは“淫楽の毒婦”。獅子堂学園に入学した理由が「売春に箔がつくから」と言う筋金入りの娼婦。その営業でヤクザや政治家に手を出してしまったため、阿鼻谷ゼミに送られる。 杜夢たちに敗北したため退学となってゼミを追い出されたが、結果的に自由の身になれたことで本人は良しとしているようである。花咲真世はゼミ唯一の友人であり、彼女の頼みでエミリーとの対戦時に杜夢に協力することとなる。 “ロリータ=コンピューター”の異名を持ち、驚異的な計算能力と変装を得意とする。もう1つの特殊能力としてフェロモンを自らの意志によって放出することが可能。放出されるフェロモン(自称:蛭子汁)は鍛えられた兵士でも思考を麻痺させてしまうほどの効果を持つ。ビクトリー・フラッグではこの能力を用いてグリーンベレー隊員を苦しめるも敗れ、拘束されてしまう。 ビクトリー・フラッグ編の後はバンコクに旅立ち、OB懇親会で杜夢が決勝進出を決めた際には激励に訪れた。 宵鮫 ヨシヲ(よいざめ ヨシヲ) 阿鼻谷ゼミに所属する生徒。地獄の優等生(ヘルズエリート)と呼ばれており、アメリカのストリートギャング界でも一目置かれるほどだった。そのため、学園祭で初めて姿を現した時には悪魔の申し子的な外観と相まって一般の生徒達からブーイングを受けた。阿鼻谷から悪の帝王学を学ぶために獅子堂学園に入学し、自らゼミに入った経歴を持つ。 阿鼻谷を心から尊敬しており、阿鼻谷を侮辱した水原に怒りを燃やしていたが、杜夢達に敗北したためにゼミを追い出されビクトリー・フラッグでは杜夢に協力することになる(ただし協力の動機はエミリーに勝つことで再び阿鼻谷に自分を認めてもらうことである)。団体戦を持ちかけたり、初戦のメンバーチェンジを逆手に水原を指名したりするなどあざといくらい勝ちに徹するが、その風貌と言動や威圧感などで相手に恐怖感を与えて有利な立場から勝負を進めてきたため、逆境においては精神的な弱さが見えた。 利己的で残虐な性格をしているが、元ゼミ仲間の蛭子奈々にはビクトリー・フラッグ編において「女には甘い」と評され、それを裏付けるかのように天狗の仕掛けた罠から女性グリーンベレー隊員ライカを庇って重傷を負い、リタイアしている。その後は修行のために再び渡米したが、OB懇親会編では決勝進出を決めた杜夢の激励に訪れた。 花咲 真世(はなさき まよ) 阿鼻谷ゼミ所属。17歳。銀色の髪と色素の薄い蒼白い肌を持つ妖艶な美少女。獅子堂学園の園芸部に所属していたが、彼女の育てていた植物が猛毒をもつ種ばかりであったため、危険人物とみなされ阿鼻谷ゼミでも拘束されていた。 幼少時に両親が離婚して父親に引き取られたが、その父から虐待を受ける。このため母親の元に向かうが、母親は再婚相手との仲がこじれるのを恐れて、真世を拒絶した。真世が小学6年生になった時に父親は心臓麻痺で死亡し、母親に獅子堂学園に入れられた。その後、連絡も全くないことから、両親の件は真世のトラウマとなっている。 毒草の持つ成分や効能に興味を持ち、自らの身体を実験台にして研究を重ねた結果、自己催眠と調合した毒草を服用することにより、体温を体のどの部位でも短時間であれば50度近くまで上昇させることができる能力を身につけている。しかし、度重なる研究・実験の影響で内臓を蝕まれており、勝負に敗れた際に服毒自殺を図るが杜夢に制止され、彼の説得により入院。 以来杜夢に対して強い愛情を抱くようになり、ビクトリー・フラッグ編では阿鼻谷ゼミの友人であった蛭子奈々に、彼への協力を要請している。後にリハビリのため宿泊していた温泉旅館で杜夢と再会した。 OB懇親会では杜夢が毒蛇に噛まれたことを聞きつけて遅ればせながらも会場に来ており、特別に調合した薬品でフェイスマンによって目にダメージを受けた杜夢の視力を回復させた。
※この「学園祭編」の解説は、「ギャンブルフィッシュ」の解説の一部です。
「学園祭編」を含む「ギャンブルフィッシュ」の記事については、「ギャンブルフィッシュ」の概要を参照ください。
- 学園祭編のページへのリンク