魔法使い関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:57 UTC 版)
魔法(まほう) 一般に「悪魔」の力である魔力や「神」の起こす奇跡を解析し、独自の理論と方程式で人間が扱えるような形でできうる限り再現した超常現象を起こす技術。占いやおまじないが起源で、現在では黒・白・召喚・精霊・ルーン文字式など様々な体系があり、現在一般に使われている魔法の多くはマーリン・アンブロジウスが編み出したものが原型とされる。今では悪魔の手を離れて変貌し続けたことで悪魔では再現できない力まで生み出されているため、魔法使いの間では特に評価されないが悪魔にとっては有用な技術であるという事例も存在する。 魔法の使用には術式を扱うだけの知識、頭の回転と計算力が必要で、よくわからない現象を魔法で再現することはできない。ただし、非凡な才を持つ者の中にはセンスと才能だけでよく解明されていない現象を起こすことができる者もいる。一般的には人間が行使するが、術に長ける北欧世界の半神(ヴァルキリーなど)や一部のドラゴンにも魔法を使う者はいる。 魔法への対抗手段は様々に考察されており、魔法使いは体を鍛えていない場合も多いことから「圧倒的なパワーで魔法を吹き飛ばす」というのも1つの解答例として挙げられている。 三大勢力の教会では、悪魔の力や聖書の神から逸脱した力を再現するということもあって、現在でも魔法の行使に関して賛否両論がある。日本に存在する方術・法術・陰陽道・神道といった術とは、限りなく近いが対極にあるとされている。魔法使い(まほうつかい) 上述の「魔法」を使う者たちのこと。才能、実力主義が強く、基本的にはそれぞれが選んだ分野の研究に一生を捧げる。 主に召喚系の魔法使いは、「用心棒として」、「悪魔の技術・知識・冥界の技術形態を得るため」、「強力な悪魔と契約し己のステータスとするため」、という大きく3つの理由で悪魔と契約を行う。一方、悪魔の視点からは「研究成果」を対価とする魔法使いの才能を買うという取引で、将来的に悪魔にとって画期的な特性を生み出すことを期待した先行投資でもある。かつては抜け駆けを目的とした血塗れの契約合戦が繰り広げられていたというが、現代では人間の就職活動と同じく書類選考や面接で決めることが主流になっている。名うての悪魔はすでに契約されているか、高価な取り引きが必要になるため、有力な若手悪魔には協会も注目し、先物買いで相手に契約を持ち掛けることが多い。 組織や協会に所属しない者たちは「はぐれ魔法使い」と呼ばれ、危険な思想や研究に没頭しているケースも多く、しばしば破壊行動を繰り返す。ちなみに、いわゆる「魔法少女」的な格好をしている者はほぼ存在せず、そういった装束を嫌っている場合が多い。 灰色の魔術師(グラウ・ツァオベラー) 一般に「魔法使いの協会」と呼ばれる組織で、番外の悪魔であるメフィスト・フェレスが理事を務める。悪魔とも深いかかわりを持っており、若手悪魔の実力ランクを発表すると共に、契約志望の構成員の書類を悪魔側に送っている。神滅具「永遠の氷姫」の所有者、ラヴィニア・レーニ が所属している。 協会としては大昔に分裂しているらしく、設立時からの運営方針を守っている方がこの組織とされる。ほとんどの魔法使いが所属している組織であり、他の魔術協会に比べて入会の条件がやんわりしているため、イッセーの同級生である桐生や依頼人のミルたんのような元一般人も加入できる。 『堕天の狗神 -SLASHDØG-』でも登場。分裂後に次元の狭間に結界を作っていた「オズの魔法使い」を名乗る元同朋の活動に対抗するため、同様の立場に置かれていた「神の子を見張る者」や五大宗家と協力体制を敷いていた。 黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン) ルシファー眷属に転生したマグレガー・メイザースやウェストコット(エレイン・ウェストコットの先祖)ら、3人の魔法使いが創設した魔術結社。近代魔術を扱う組織として知られている。魔法使いの組織の中でも有名なものの1つだが、組織としては新参。ルフェイ・ペンドラゴンが所属していた。 薔薇十字団(ローゼン・クロイツァー) 最上級悪魔リュディガー・ローゼンクロイツの先祖が創設した魔術結社。魔法使いの組織の中でも有名なものの1つ。 魔女の夜(ヘクセン・ナハト) 「禍の団」に協力するはぐれ魔法使いの集団。ヴァルブルガはその幹部である。
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