通常悪魔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:13 UTC 版)
血に誘われる魔虫 エンプーサ 亡者やアリ、カマキリを巨大戯画化したような姿の青白い悪魔。クリフォトの血を移送する役目を持っている種で、周辺の血溜まりに駆け寄り血を吸うことで昆虫の腹部にあたる部分が肥大化する性質がある。屍にたかる羽虫 グリーンエンプーサ 周囲の悪魔を治癒する血液を蓄えたエンプーサ。一対の翼を生やしており、顔の形状はアブやハエを思わせる。治癒を行う前に倒すとグリーンオーブを必ず得られる。 血塊を蓄えた魔虫 レッドエンプーサ 血の大量摂取によって突然変異し、大量のレッドオーブを蓄えた希少なエンプーサ。今作におけるボーナスキャラ。攻撃はほとんど行わずプレイヤーから逃げ回る。耐久力が高く怯みにくいが、一定時間までに怯ませられないと地面に潜っていなくなってしまう。 魔虫の女王 エンプーサクイーン さらに巨大化したエンプーサ。通常個体に比べてよりカマキリに似た風貌をしており、敵味方問わずに攻撃を行う。血溜まりから血を吸うことで体が赤く染まり、攻撃力が上昇する。 狩鎌の尖兵 ヘルカイナ 大鎌を持った死神のような風貌の悪魔。『3』において砂や悪魔の体液を依り代に現界していた雑魚悪魔達“7ヘルズ”の同族である。個体によってボロ布を纏っていたり、フードを被っているなど複数のバリエーションがあるが、能力に差異はない。今作における代表的な雑魚キャラクターであるが、エンプーサと比較してやや耐久力があり、吹っ飛びにくいという違いがある。 今作においてヘルとは魔界の住人を指す総称であることが明かされており、『1』に登場したマリオネットはヘルがマレット島の人形を依り代として現界した物であることも判明した。戦斧の狂兵 ヘルアンテノラ 両手に大鉈を携えた大柄なヘル。顔をボロ布で覆っている。痛覚が非常に敏感であり、攻撃を受けて吹き飛ばされると、即座にスーパーアーマー状態で突撃してくる性質を持つ。 二連鎌の魔兵長 ヘルジュデッカ 声 - モリー・スカルピーノ 今作に登場するヘルの中でも最上位格の存在。身体は複数のヘルが合体し紫色の蛇で繋ぎ合わされている:82頁状態となっている。本人に両腕は無く、この蛇を束ねた物を伸縮自在に操って腕代わりにしており、先端にはそれぞれ2つの大鎌を持っている。プレイヤーの遠距離攻撃を無効化することができるが近接攻撃には比較的弱い。部下のヘルを召喚しつつ、瞬間移動を駆使して間合いを保ちながら攻撃してくる。 奇襲の翼 ピロバット 魔界に生息する蝙蝠の一種。単独ではさほど脅威ではないが、集団で現れることが多く、状況次第では脅威となる。腹部まで開く口から炎の弾や火炎放射を放って攻撃してくる。 一部モーションが『1』に登場したプラズマから流用されている。狂炎の羽 ヘルバット 全身が燃え盛った大型のピロバット。背部に袋状の燃焼器官を持ち、ピロバットより強力な火炎弾と火炎放射を放つ。燃焼器官を攻撃して破裂させれば全身の炎が消え大きく弱体化する。燃焼器官を破壊せずに倒すと、袋を大きく膨らませて自爆する。なお、この爆発には敵を巻き込むこともでき、立ち回り次第では有効活用することが可能。 死を告げる鋏 デスシザーズ 声 - リーサ・リー 巨大な鋏を携えた幽霊のような悪魔で、壁や物体をすり抜ける能力を持つ。『1』にも登場した悪魔で、当時は牛の頭蓋骨を依り代に現界していた中ボス的な存在であった。今作では『1』での下位種であったシン・シザースに似た外見となっており、「初登場時に絵画の中から出現」「初戦闘の場所が図書館」など、『1』を意識した演出が見られる。なお今作の舞台の魔界と人間界の境界が曖昧となった影響で依り代を使わずに登場しているが、頭部が弱点である点は変わっておらず、手順を踏めば『1』同様即死させることが可能。普段は能面のような表情をしているが、弱体化時や新たな鋏の生成時などにムンクの叫びのような表情に変化する。 凶襲の爪 ライアット 青白いトカゲのような風貌をした悪魔。主に集団で現れ、手首のスリットから展開する鈎爪で襲いかかる。また、身体を丸めて回転しながら突撃してくる場合もある。 『初代』『2』に登場した悪魔ブレイド、及びその近縁種フロスト等と似た独特の骨格を有しているが、関係は不明。轢断の背びれ ケイオス ライアットの亜種であり、こちらは鋭利な刃状の背鰭が2列、八の字状に生え揃っているのが特徴。この背鰭により、身体を丸めた姿が巨大な丸鋸のような形状となり、高速回転しながら相手を切り刻む。時折口から毒液を吐いて攻撃することもある。背鰭に攻撃を与えて破壊することで回転攻撃を封じることができる。 神速の捕食者(プレデター) ヒューリー ライアット系列の中でも高い戦闘力を持つ種。ライオットに似るがこちらは一回り大きく血に濡れたような体色をしている他、上の2種とは違い常に二本足で行動する。一度攻撃動作に移行すると、魔術と超高速移動を織り交ぜた残像で相手を幻惑し、時折両腕の刃で攻撃を行う一撃離脱戦法を執る。そのためプレイヤーも相手の動きを読みタイミングを見計らった上で攻撃や回避を行う必要がある。ネロのバスターは通常時は回避されてしまい、ダウン中のみ通用するようになっている。 攻撃能力に秀でている反面防御力や体力は低く設定されており、最高難易度でDT(所謂“怒り状態”)を引いている場合でもプレイヤーの攻撃に怯みやすくなっている。 破断の魔剣士 プロトアンジェロ 声 - マット・マウントジョイ / 近藤浩徳 マキャヴェリが製作した黒騎士の完成形であるネロ・アンジェロを雛形に「素体を必要としない黒騎士」として製作された試作機であり、ネロ・アンジェロの兄弟機、後継機とも呼べる純粋な鎧の悪魔である:90頁。ネロ・アンジェロ同様巨大な剣を振るう他、複数のスクードアンジェロを従えて登場することが多い。 一定ダメージを与えると全身のツノが赤く発光し、攻撃力と防御力が上昇する。剣攻撃のモーションは『1』のダンテの物と同一だが、独自の攻撃としてスーパーアーマー状態で突撃しつつ大剣で大きく一閃する技を持つ。堅牢なる魔剣士 スクードアンジェロ 声 - ハリソン・ベーコン サーベルと盾を携えた鎧騎士型の悪魔。盾による高い防御性能を持つ他、複数で登場することが多い。プロトアンジェロに従えられて現れることもあり、プロトの指揮により特別な連携攻撃を放つことがある。 プロトアンジェロを雛形に製作された、素体を使用しない黒騎士の廉価版とも言える存在:89頁スクード (scudo) はイタリア語で“盾”を意味する。 『4』では「アルトアンジェロ」「ビアンコアンジェロ」という鎧の悪魔が登場しており、これらはアグナスの技術による人造悪魔だが、開発の際にはネロ・アンジェロの鎧の欠片が用いられており、ある意味プロト・スクードの同族とも言える。ビアンコアンジェロに素体は使用されていないが、開発者のアグナスは無数の悪魔や人間の魂を使用することで解決した。アルトアンジェロは悪魔化した人間がビアンコアンジェロの鎧を纏った存在であり、こちらは本来の黒騎士に近い運用となっている。 神出鬼没の詠唱者 バフォメット 声 - トッド・ハバーコーン 名の通り山羊を思わせる頭部を持った、冷気の魔術を操る悪魔。常に空中浮遊している。周囲に冷気を張っている間はプレイヤーの銃撃を無効化してしまう。とめどない呪詛の雨 ルサキア 稲妻の魔術を操る悪魔。バフォメットの同族だが、呪文詠唱のために四肢と引き換えに全身に無数の口を備える進化を選んだ。魔術の中には大ダメージを発生させるものもあるため、その際は攻撃を当て詠唱を中断させなければならない。瞬間移動で逃げ回りながら戦うが、強力な魔術を行使した後は、体力を消耗してしばらく動けなくなる。 暴走巨頭 ベヒモス 巨大な二足歩行のワニのような悪魔。食欲が強すぎて共食いを行うため、通常は他の悪魔によって装着された鎖で口が厳重に拘束されている。ダメージを与えて拘束を破壊すると口内から2本の巨大な舌型の触手を出現させ、敵味方問わず暴れまわるようになる。 Vのチェックメイト時の演出中は周囲に他の敵がいる場合に限り、スティック入力で頭部を左右に振り回して攻撃させることができる。 踊る異形 ノーバディ 声 - トッド・ハバーコーン 『1』以来の登場となる悪魔。魔界でも最下層に位置する住人であり、それゆえ「ノーバディ(誰でもない)」と名付けられた。設定に反して手強い戦闘能力を持ち、四つん這いの姿勢に背中から生えた第三の腕と全身に存在する大小不揃いの目玉が特徴。常に不気味な笑い声を上げ、素早い動きでプレイヤーを翻弄する。身体から分離した目玉はプレイヤーを追尾する爆弾となる。過去作と同様仮面を被ることによって能力を向上させる他、不思議な踊りによってダンテたちのDTゲージを吸収し、さらに仲間を召喚する能力を持つ強敵だが、死ぬ際に酸をまき散らすことがなくなった。グリフォン曰く「キモい悪魔」。 初遭遇時には『1』で使用されていたノーバディ、フロスト戦のアレンジBGMが流れる。
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通常悪魔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:01 UTC 版)
スケアクロウ 魔界の甲虫の群れが麻袋に入り込んだ低級悪魔。腕か足の一方が鎌になっており、それを用いて攻撃する。最近になって多数出没しているようで、市街地にも集団で現れる。小説版によるとフォルトゥナの土地柄上天然でも発生するとの事だが、既に麻袋を纏った状態で森などから一度に2、3体が出現する程度だったという。 名称は英語で案山子を意味する。 メガスケアクロウ 大型のスケアクロウ。両手がそれぞれ複数の鎌で構成される他、背中にも大きな刃を備える。よく見ると顔の向きが逆さまであり、刃が付いている方は実は腹側である。全身を丸め、回転攻撃を仕掛けてくる。 フロスト かつてムンドゥスにより産み出された魔界の尖兵の一種で、氷を操る悪魔。初代『デビルメイクライ』から再登場した敵で、モーションや外見が一部改修されている。 右腕の氷塊や生み出す氷は現実の氷に似た透明な質感を表現させる予定であったが、当時のハードの限界から断念され白一色となった。『4SE』ではハードの進化に伴い、当初の予定通りに透明な氷が実現されている。 アサルト ムンドゥスが生み出した魔界の尖兵の一種であり『初代』『2』に登場したブレイドの生き残り。独自に繁殖し進化を遂げた強化個体で風を操れるようになった強襲型魔兵。左手に備える円盾や兜などの共通点を持ち、さらに腕を花弁状に変形させ暴風を発生・飛び道具を発射するなどの能力を持つ。必ず3体以上の群れで襲ってくる。 小説版でまだ変質する前のネロの右腕を負傷させた悪魔であり、この事件がきっかけで魔剣教団に英語で“アサルト(強襲)”と命名された。 ブリッツ ムンドゥスが生み出した魔界の尖兵の一種が独自に進化を遂げた個体で、雷を操る悪魔。視覚を持たない為、敵味方問わずに無差別に襲いかかる。全身に電撃を纏わせている間は近接攻撃を行うと感電して逆にダメージを受けてしまう。 開発スタッフによれば、ムンドゥスの尖兵の強さの序列はブレイド<フロスト<アサルト<ブリッツとなっている。 メフィスト ガス状のマントを纏った死神のような風貌の悪魔。指先の伸縮自在の爪で攻撃する。壁や地面などの地形をすり抜けて浮遊移動する。実は普段の姿は上下が反転しており、マントを剥がしきるとサソリのような虫の体と髑髏の頭部を持つ貧弱な正体を表し、地面に落下する。この状態になると防御力が低下し、一転してプレイヤーから逃げ回るのみになる。一定時間が経過すると再びマントを身に纏う。名前の由来はゲーテの戯曲「ファウスト」に登場する悪魔メフィストフェレス。 ファウスト メフィストの上位種の悪魔。黒いマントと纏い、白髪を蓄えた頭に帽子を被っている。メフィスト同様に地形をすり抜けて浮遊移動し、両手の指先の爪で攻撃する。また、自身の指と同様の伸縮性を備えた針を複数召喚し、相手の周囲に様々なフォーメーションを組んで配置、攻撃する。こちらもガスを剥がすと貧弱な正体を表し、白髭を蓄えた髑髏の頭部を持つ虫のような姿となって逃げ回る。名前の由来はゲーテの戯曲「ファウスト」の登場人物であるファウスト博士。 キメラシード ミティスの森に出現したエキドナが森にばら蒔いた種子から誕生した悪魔。二本足の樹木のような姿をしている。攻撃は突進のみで、耐久力も低いが、周囲に他の悪魔が存在するとそちらに飛びかかって寄生し、「キメラ」へと変化する。 フォルト 頭頂部に花弁状の口を持つ人間の生首のような悪魔。一定のエリアの地中に潜み、プレイヤーの足元から現れ、丸飲みにする。ダメージを受けることは無いが、飲み込まれると複数の敵が待ち受ける異空間に飛ばされる。異空間脱出後はエリアの入り口に戻される。 グラディウス アグナスが爬虫類と魔力を有した剣とを交配させて生み出した人造悪魔。一定時間上空を飛び回り、剣に変形して突進してくる。ネロであればバスターを行うことでグラディウスを掴み、投げ飛ばす事が可能。『4SE』では、バスターを使わずとも、近接攻撃を当てる事で大きく吹き飛ばせるようになった。 グラディウスに限らず、魔剣教団陣営の敵はプレイヤーだけでなく魔界から出現した悪魔とも敵対しており、戦闘中に攻撃対象をそちらに移す事もある。 カットラス アグナスが魚類と魔力を有した剣を交配させて生み出した人造悪魔。頭部に巨大な曲刀状の刃を持つ。地面を水中のように泳ぎ回り、地上に飛び出して切りつけてくる。攻撃を加えることで地上に引き上げることができ、その間は無防備な状態になる。 バジリスク アグナスが猟犬と魔力を有した銃を交配させて生み出した人造悪魔。燃え盛る頭部を銃弾として発射する。失われた頭部はすぐに再生させることが可能である。バスターを行うことで、頭部を相手に向けて発射する事ができる。 ビアンコアンジェロ 声 - 杉村憲司(4SE) かつて魔界に存在した「黒い天使」と呼ばれた悪魔の鎧の破片からアグナスが生み出した白い鎧騎士の悪魔。右手に長槍、左手に盾を装備している。盾を翼に変形、背中に装備することで飛行が可能。フォルトゥナ城地下の秘密研究所に鎧の大規模な生産工場が存在する。鎧は捕らえた無数の悪魔や人間の魂を用いて動かしており、鎧の中は空洞である。動作は非常に機械的で言葉を発することもない。名前はイタリア語で「白い天使」を意味する。 アルトアンジェロ 声 - 杉村憲司(4SE) 帰天し悪魔化した教団騎士が金色の鎧を身に纏ったビアンコアンジェロの上位版。右手にイクシードシステムを備えた剣を持つ。こちらは中身が空ではない為動作が人間的で、スーパーアーマーを持つ強敵。従えるビアンコアンジェロに指示を下して様々なフォーメーションを組ませ、連携攻撃を繰り出す。 イベントシーンでは剣の一振りでアサルト二体を両断する圧倒的な戦闘力を見せる他、サンクトゥスが遠隔操作で操る特別な個体が存在している。 のちに続編の『デビルメイクライ5』にて、武装が似通った「スクードアンジェロ」が登場するが、こちらは「黒い天使」と同じく魔界の名工・マキャベリの手によるもの。
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