眼とは? わかりやすく解説

め【目/眼】

読み方:め

【一】[名]

物を見る働きをする器官光線・色などを感受して脳に送る感覚器官で、脊椎動物では眼球およびその付属器涙腺などと視神経からなる。「澄んだ美しい—」「—をあける」

物を見るときの目つきまなざし。「するどい—で見る」

物を見る能力視力。「—が悪い」

見ること。見えること。「お—にかける」

注意して見ること。注目。「世間の—がこわい」

見分ける力。洞察力。「私の—に間違いはない」

見たときの印象外観。「見た—がよくない

その者が出会ったありさま体験。「つらい—にあう」「いい—を見る」

位置形状など1似たもの

主要な点。物の中心。「台風の—」

眼球の形をしたもの。「うおの—」

縦・横の線などが交わってできるすきま。「網の—」「碁盤の—」

10 線状に1列に並んだものの間にできたすきまや凹凸。「(くし)の—」

11 のこぎりの歯や、やすり・すりばちなどの表面に付けた筋。「—立て

12 賽(さい)の面につけられ一から六までの点。また、振るなどして表れたその数。「賽の—」「いい—が出る」

1312から転じて》よい結果になる可能性。「優勝の—はもう消えた

14 囲碁で、連結が完全な石で囲んである空点。「—が二つで活(いき)」

15 物差し・はかりなどに数量を示すために付けたしるし。「はかりの—」

16 はかり・升などではかった量。重さ。「—が足りない

17 木材切り口現れる年輪の線。木目(もくめ)。「—の粗い板」「正(まさ)—」

18 文様または紋所の名。方形またはひし形中心に点を一つ打った形のもの。「五つ—」

【二】接尾

数を表す語に付いて、その順序にあたる意を表す。「二番—」「一〇年—」

動詞連用形付いて、その状態にあること、また、その状態にあるところを表す。「弱り—」「落ち—」「結び—」「別れ—」「こげ—」

形容詞語幹付いてそのような性質傾向をもっている意を表す。「長—」「細—」

数を表す語に付いて、匁(もんめ)の意を表す。「百—」「一貫—」

目/眼の画像

がん【眼】

読み方:がん

[音]ガン(漢) ゲン(呉) [訓]まなこ め

学習漢字5年

[一]ガン

目。「眼窩(がんか)・眼球眼睛(がんせい)/近眼検眼酔眼双眼着眼・点眼・肉眼・白眼・複眼碧眼(へきがん)」

物事洞察する能力。「眼識眼力活眼具眼慧眼(けいがん)・心眼鑑識眼千里眼

大事なところ。かなめ。「眼目主眼

穴。「銃眼方眼紙

[二]ゲン〉目。見抜く目。「慧眼(えげん)・開眼五眼慈眼仏眼

[三]〈まなこ〉「血眼金壺眼(かなつぼまなこ)」

難読眼差(まなざ)し・眼鏡(めがね)・眼奈太(めなだ)


がん【眼】

読み方:がん

目。まなこ。

物事見て判断する能力。「—が利く」「私の—に狂いはない」

硯(すずり)石の表面現れた紋。


げん【眼】

読み方:げん

⇒がん


ま‐な‐こ【眼】

読み方:まなこ

《「目(ま)の子」の意》

目。目玉。「どんぐり—」「寝ぼけ—」

物事本質などを見通す力。

小説勧懲の徳なきにあらで、読者読書の—なきのみ」〈逍遥小説神髄

黒目(くろめ)。

「その虺虺(ひかりひろ)めき、—赫赫(かかや)く」〈雄略紀〉

見え範囲視界

「月のすむ空はほかにもかはらぬを—に余る広沢の影」〈六百番歌合・秋〉


英訳・(英)同義/類義語:eye

動物光受容器官の総称外界に関する情報入手手段視覚依存して動物では、光の強弱感じるだけではなく霊長類のように色覚立体視を行うものや、猛禽類などのような優れた視力をもつものなど、多様な進化遂げている。

め 【目・眼】

見られる不幸になるとする邪視俗信世界各地にあるが、聖者の目は良いとされる

眼(め)

囲った部分。これがないと最終的に死んでしまう。


作者草野唯雄

収載図書わたしが死刑執行人
出版社徳間書店
刊行年月1986.6
シリーズ名徳間文庫


作者井上靖

収載図書井上靖全集 第6巻 短篇 6
出版社新潮社
刊行年月1995.10


作者小檜山博

収載図書一瞬人生―心をうつ三十二篇
出版社河出書房新社
刊行年月1996.1

収載図書小檜山博全集 第4巻(小説4)
出版社艪舎
刊行年月2006.10


作者倉阪鬼一郎

収載図書妖かし語り
出版社出版芸術社
刊行年月1998.7


作者キット・ピアスン

収載図書鏡―ゴースト・ストーリーズ
出版社偕成社
刊行年月1999.9


作者北村薫

収載図書ミステリー傑作選特別編 5 自選ショート・ミステリー
出版社講談社
刊行年月2001.6
シリーズ名講談社文庫

収載図書1950年バックトス
出版社新潮社
刊行年月2007.8


作者早瀬

収載図書北日本文学賞入賞作品集 2
出版社北日本新聞社
刊行年月2002.8



作者池井戸潤

収載図書金融探偵
出版社徳間書店
刊行年月2004.6

収載図書金融探偵
出版社徳間書店
刊行年月2007.7
シリーズ名徳間文庫


作者竹河聖

収載図書蒐集家異形コレクション
出版社光文社
刊行年月2004.8
シリーズ名光文社文庫


作者橋本五郎

収載図書橋本五郎探偵小説選 1
出版社論創社
刊行年月2005.1
シリーズ名論創ミステリ叢書


作者徳永直

収載図書日本プロレタリア文学24 徳永直集 1
出版社新日本出版社
刊行年月1987.1

収載図書徳永直文学選集
出版社熊本出版文化会館
刊行年月2008.5


作者黒井千次

収載図書一日 夢の柵
出版社講談社
刊行年月2006.1


作者上坂高生

収載図書ベレー帽行方
出版社武蔵野書房
刊行年月2008.8


作者池波正太郎

収載図書緑のオリンピア
出版社講談社
刊行年月1987.4
シリーズ名講談社文庫

収載図書緑のオリンピア 新装版
出版社講談社
刊行年月2000.7
シリーズ名講談社文庫

収載図書完本 池波正太郎大成28青空の街・原っぱ現代小説短編
出版社講談社
刊行年月2000.10


作者チャールズ・グラント

収載図書戦慄ハロウィーン
出版社徳間書店
刊行年月1987.10
シリーズ名徳間文庫



作者パドマワティー・シンハ

収載図書二十世紀 ある小路にて―ネパール女性作家
出版社段々社
刊行年月1988.7
シリーズ名現代アジアの女作家秀作シリーズ


作者吉村昭

収載図書
出版社中央公論社
刊行年月1989.1
シリーズ名中公文庫

収載図書遠い幻影
出版社文芸春秋
刊行年月2000.12
シリーズ名文春文庫


作者小池真理子

収載図書双面天使
出版社集英社
刊行年月1989.7
シリーズ名集英社文庫

収載図書小池真理子ミスティ小池真理子短篇ミステリ傑作集 1
出版社早川書房
刊行年月2002.12
シリーズ名ハヤカワ文庫JA


作者森内俊雄

収載図書天の声
出版社福武書店
刊行年月1990.11


読み方:がん

  1. 眼ノコトヲ云フ。〔第六類 人身部・長野県〕
  2. 眼ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・福島県
  3. 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・岩手県
  4. 目ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・茨城県
  5. 眼。〔第二類 人物風俗
  6. 目。
  7. 眼を云ふ。
  8. 眼を云ふ。がん(眼)。
  9. 眼。魚津前橋 博徒不良虞犯仲間
  10. 眼光、眼付。前橋
  11. 眼きき、睨み眼光。〔一般犯罪
  12. 目つき眼光。〔掏摸
  13. 眼。がんをつけるが睨む。〔香具師不良
  14. 眼。「眼」の音。〔す〕

分類 す/犯罪ルンペン大阪博徒不良虞犯仲間岩手県掏摸犯罪犯罪者露天商人、福島県茨城県長野県香具師不良


読み方:まなこ

  1. 窓ノコトヲ云フ。〔第七類 家屋其他建造物之部・岩手県
  2. 窓。〔第五類 一般建物
  3. 窓。「窓」と云つて眼を逆に云ふ場合有り
  4. 窓。逆に「まど」といって眼のことをいう。

分類 岩手県

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( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 07:31 UTC 版)

、め)は、受容する感覚器である。光の情報は眼で受容され、中枢神経系の働きによって視覚が生じる。


注釈

  1. ^ 個体差: ±2SD
  2. ^ 頭足類では脊椎動物の眼のように瞳孔、角膜、瞼まで備える。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 解剖学第2版、p.148、第9章 感覚器系 1.視覚器
  2. ^ 解剖学第2版、p.135-146、第8章 神経系 4.末端神経系
  3. ^ a b c d e f 佐藤・佐伯(2009)、p.245-247、第12章 感覚、2.視覚visual sensation、1)眼球の構造と働き
  4. ^ "The size of a human adult eye is approximately 24.2 mm (transverse)" Bekerman, et al. (2014) Variations in Eyeball Diameters of the Healthy Adults.
  5. ^ "Transverse (s-s) 24.156 ± 1.9 Max 26.8 Min 21.5" Bekerman, et al. (2014) Variations in Eyeball Diameters of the Healthy Adults.
  6. ^ "The average corneal diameter was 11.71 ± 0.42 mm." Rufer et al. (2005). White-to-White Corneal Diameter.
  7. ^ "males was 11.77 ± 0.37 mm, whereas in females it was 11.64 ± 0.47 mm. ... the mean values of males and females were not significantly different" Rufer et al. (2005). White-to-White Corneal Diameter.
  8. ^ 医学大辞典(医学書院ISBN 4-260-13651-8)
  9. ^ 目の愛護デー(日本眼科医会)
  10. ^ a b c d e f g h 岩堀修明著、『感覚器の進化』、講談社、2011年1月20日第1刷発行、ISBN 9784062577
  11. ^ Scallops’ amazing eyes use millions of tiny, square crystals to see” (英語). Science News (2017年11月30日). 2022年3月31日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t ニュートン (2012-6) p.94-99 知られざる眼のヒストリー
  13. ^ 佐藤・佐伯(2009)、p.249-251、第12章 感覚、2.視覚visual sensation、3)視覚の性質と調整



眼(め)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/28 09:07 UTC 版)

ガイユの書」の記事における「眼(め)」の解説

天人(セレエ)の一族残したもので、四方聖地安置され世界支えているという。しかし、現在はその番人ともども神殿から姿を消している。そのため、神殿における決め事破られいるらしい

※この「眼(め)」の解説は、「ガイユの書」の解説の一部です。
「眼(め)」を含む「ガイユの書」の記事については、「ガイユの書」の概要を参照ください。


眼(目、め、英: eye、羅: oculus)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:02 UTC 版)

魚類用語」の記事における「眼(目、め、英: eye、羅: oculus)」の解説

魚類の眼には涙腺がなくレンズ球形で、角膜かくまく、英: cornea)に接近して位置する

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眼(網膜症)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 05:02 UTC 版)

酸素中毒」の記事における「眼(網膜症)」の解説

長時間酸素加圧下の環境での呼吸時に発生する眼の変化特徴である。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 23:40 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (ガン)
  2. (ゲン) (仏教視覚機能視覚器官五根六根十二処のひとつ。眼根げんこん眼処げんしょに同じ(ウィキペディア三科」、「五位」も参照)。
  3. () 眼球したもの
  4. () 物差しや秤などに付けた数量を読むためのしるし。目盛り

接尾辞

  1. () 動詞連用形付いて状態にあることや、箇所であることを表す

熟語


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