ライカカメラAG
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「ライカマウントレンズの一覧」の記事における「ライカカメラAG」の解説
ライカカメラAG/エルンスト・ライツが製造した、または純正扱いで販売したレンズ。ライカが製造したレンズのブランドは「エルカン」(Elcan )、「エルマー」(Elmar )、「エルマリート」(Elmarit )、「ヘクトール」(Hektor )、「ノクチルックス」(Noctilux )、ズマール(Summar )、「ズマレックス」(Summarex )、「ズマリット」(Summarit )、「ズマロン」(Summaron )、「ズミクロン」(Summicron )、ズミルックス(Summilux )、ズミタール(Summitar )、「テリート」(Telyt )、「タンバール」(Thambar )がある。 ホロゴン15mmF8(1972年フォトキナで発表、1973年発売) - Mマウント。3群3枚。最短撮影距離0.2m。絞りはF8固定。周辺光量低下が著しく補正用センターフィルターが付属し、装着時F16相当。西ドイツカール・ツァイス製。付属ファインダーは水準器が組み込まれ約0.35倍の逆ガリレオ型。光学系はコンタレックスシステムの一環であるホロゴンウルトラワイドの流用だが、ピント合わせが可能になっている。1976年まで販売された。あまりに広角であるため自分の手足が写り込むことがあり、両手をぐっと後ろに絞り込んで写すなどカメラの構え方から気をつける必要がある。 スーパーエルマーM18mmF3.8アスフェリカル - Mマウント。 ズミルックスM21mmF1.4アスフェリカル - Mマウント。 エルマリートM21mmF2.8アスフェリカル(1999年11月発売) - Mマウント。非球面レンズ1枚、高屈折率レンズ3枚、低分散レンズ2枚を含む7群9枚。最短撮影距離0.7m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11135が先行発売だがまもなくシルバー仕上げ11897も発売された。 エルマリートM21mmF2.8(1980年発売、ただし1983年まで市場には出回らなかった) - Mマウント。6群8枚。最短撮影距離0.7m、目測で0.4m。アタッチメントはφ60mmねじ込み。ライカM5やライカCLでTTL測光が可能になった。ライカの商品コードブラック仕上げ11134。 スーパーエルマーM21mmF3.4アスフェリカル - Mマウント。 スーパーアンギュロンM21mmF3.4(1963年発売) - シュナイダー・クロイツナッハ製。Mマウント専用。アタッチメントはφ48mmねじ込み。絞りは4枚しかなくゴーストが汚くなる。ヘリコイドが直進式となり操作性は向上した。 スーパーアンギュロン21mmF4(1958年発売) - スクリューマウント/Mマウント兼用。4群9枚。アタッチメントはφ48mmねじ込み。最短撮影距離0.7m、目測で0.4m。シュナイダー・クロイツナッハ製。。1963年まで生産された。 スーパーアンギュロン21mmF4(1958年発売) - スクリューマウント。4群9枚。最短撮影距離0.7m、目測で0.4m。シュナイダー・クロイツナッハ製。1963年までに1464本製造された。 ズミルックスM24mmF1.4アスフェリカル - Mマウント。 エルマリートM24mmF2.8アスフェリカル - Mマウント。5群7枚。最短撮影距離0.7m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。ライカの商品コード11878のブラック仕上げ先行発売され、1999年11898のシルバー仕上げが追加発売された。 エルマーM24mmF3.8アスフェリカル(2008年発売) - Mマウント。 ズミクロンM28mmF2アスフェリカル - Mマウント。 エルマリートM28mmF2.8アスフェリカル - Mマウント。 エルマリートM28mmF2.8(1979年発売) - Mマウント。逆望遠の7群8枚。最短撮影距離距離0.7m。アタッチメントはφ46mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11804。 エルマリートM28mmF2.8初期(1965年発売) - Mマウント。初期の製品は逆望遠でなく露出計と干渉するためライカM5やライツミノルタCLには使用できない。当時工場で改造するとライカM5には使用できるようにはなったが、その場合でもTTL測光はできない。アタッチメントはφ48mmねじ込み。 M-ロッコール28mmF2.8 - Mマウント。ミノルタCLE用。平行カム。5群7枚。最短撮影距離0.8m。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。絞りは10枚羽根。非常にコントラストが高く傑作として今も人気が高い。 ズマロン28mmF5.6(1955年発売) - スクリューマウント。4群6枚。アタッチメントはφ36mmカブセ。 ヘクトール2.8cmF6.3(1935年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ36mmカブセ。 ステマー33mmF3.5(1954年または1955年発売) - Mマウント。ステレオ写真用レンズ。アタッチメントはφ12.5mmねじ込み。カナダライツで1957年まで生産された。ステレオ効果は3m以内でよく現われる。それより被写体が遠い場合はプリズムアタッチメントを併用する。 ズミルックスM35mmF1.4アスフェリカル(1994年発売) - Mマウント。非球面レンズを1枚にし、工法も研削からプレスに変更されている。5群9枚。最短撮影距離0.7m。アタッチメントはφ46mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11874、シルバー仕上げ11883、チタン仕上げ11859。 ズミルックスM35mmF1.4アスフェリカル(1990年発売) - Mマウント。3枚目と8枚目に研削非球面レンズ2枚を含む5群9枚。最短撮影距離0.7m。研削非球面は手作りだったため生産性が低かったが球面収差、歪曲収差とも少なく、非点収差を極端に抑えることができた。非球面レンズがライカのレンズに採用されたのはノクチルックス50mmF1.2に続いて2例目。1枚目の前面、9枚目の後面とも凹面である。ライカの商品コードブラック仕上げ11873。 ズミルックスM35mmF1.4 - Mマウント。5群7枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはシリーズVII。ライカの商品コードブラック仕上げ11870、チタン仕上げ11860。 ズミルックスM35mmF1.4(1961年発売) - Mマウント。ライカM3用の「眼鏡」が外された製品。 ズミルックスM35mmF1.4眼鏡つき(1961年発売) - ライカM3用にファインダーを広角化する「眼鏡」が付いている。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ41mmねじ込み。 ズミクロン35mmF2アスフェリカル(1999年限定販売) - スクリューマウント。最短撮影距離1m。 ズミクロンM35mmF2アスフェリカル(1999年発売) - Mマウント。非球面レンズを含む5群7枚。最短撮影距離0.7m。アタッチメントはφ39mmねじ込み。ライカの商品コード11882。 ズミクロンM35mmF2 - Mマウント。5群7枚。最短撮影距離0.7m。アタッチメントはφ39mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11310、シルバー仕上げ11311。 ズミクロンM35mmF2 - Mマウント。ライカM3用の「眼鏡」が外された製品。カナダライツでも生産された。数少ないブラックペイント仕上げがあり、珍重されている。 ズミクロンM35mmF2眼鏡つき(1958年発売) - Mマウント。ライカM3用にファインダーを広角化する「眼鏡」が付いている。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 ズミクロン35mmF2(1958年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 ズマリットM35mmF2.5 - Mマウント。 ズマロンM35mmF2.8 - Mマウント。ライカM3用の「眼鏡」が外された製品。 ズマロンM35mmF2.8眼鏡つき(1958年発売) - Mマウント。ライカM3用にファインダーを広角化する「眼鏡」が付いている。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 ズマロン35mmF2.8(1958年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 ズマロンM35mmF3.5眼鏡つき(1954年発売) - Mマウント。ライカM3用にファインダーを広角化する「眼鏡」が付いている。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 ズマロン35mmF3.5(1949年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ36mmカブセ。光学系はプラナー型。日沖宗弘は「小型で地味だが実力は一級」と絶賛している。 エルマー3.5cmF3.5(1930年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ19mmねじ込み、またはφ36mmカブセ。 エルマー3.5cmF4 - 戦後製作され、ライカ本社の資料室に1本があるのみ。「スナップショット・エルマー」の改良型。 エルマー3.5cmF4.5(1935年製作) - 一時カタログに掲載されたが発売はされずライカ本社資料室に1本が現存するのみ。スナップショット用に企画されたもので「スナップショット・エルマー」と称される。ピントリングは無限遠、10、3、1.75mの4ステップで距離計非連動。アタッチメントはφ29mmねじ込み。 M-ロッコール40mmF2 - ミノルタCLE用。Mマウント。平行カム。 M-ロッコールQF40mmF2/M-ロッコール40mmF2/ズミクロンC40mmF2(1973年11月発売) - ライツミノルタCL/ライカCL用。Mマウント。ダブルガウス型4群6枚。傾斜カムのためライカMシリーズに使用した際に距離計連動精度に疑問を持つ意見もある。QFのQはラテン語の4(Quattro )、Fは英語の6(Six )で4群6枚を表しており、この刻印がある分の前玉3枚はエルンスト・ライツ製である。QFがなくなってからは6枚ともミノルタ製。ドイツ設計。 エルマリートC40mmF2.8(1973年試作) - ライカCL用。Mマウント。傾斜カム。商品コードは与えられたが正式には市販されなかった。シリアルナンバーNo.2512601からNo.2513000までの400個で、当時としても標準レンズがF2.8では明るさが不足とのことで切り替えられ、エルンスト・ライツの従業員に社内販売されたという。 ノクティルックスM50mmF0.95アスフェリカル(2008年発売) - Mマウント。5群8枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ60mmねじ込み。ライカの商品コード11602。 ノクティルックスM50mmF1(1975年または1976年発売) - Mマウント。ノクチルックス50mmF1.2の後継。ウォルター・マンドラー設計により球面レンズのみでF1を実現した。6群7枚。最短撮影距離1m。アタッチメント当初φ58mmねじ込み、1978年よりφ60mmねじ込み。フードは当初バヨネット、1982年よりクリップオン式、1993年組み込み式に変更された。ライカの商品コード当初ブラック仕上げ11821、フード組み込み式になってからはブラック仕上げ11822。 ノクティルックスM50mmF1.2(1966年発売) - Mマウント。ライツ製品としては初めて非球面レンズを使用している。4群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ58mmねじ込みまたはシリーズVIII。1975年まで生産された。ライカの商品コードブラック仕上げ11820。 ズミルックスM50mmF1.4アスフェリカル - Mマウント。 ズミルックス50mmF1.4(1960年発売) - スクリューマウント。5群7枚。アタッチメントはφ43mmねじ込み。 ズミルックスM50mmF1.4(1959年発売) - Mマウント。5群7枚。アタッチメントはφ43mmねじ込み。設計者はオットー・チンメルマン。ズマリット5cmF1.5の改良型で周辺解像力が向上、フレアが減少した。当初はクローム仕上げと、少数の黒塗りがあったが、1968年以降全数黒色アルマイト仕上げになった。ライカの商品コードブラック仕上げ11114。 ズマリットM50mmF1.4(試作のみ) - Mマウント。少数試作されたが発売されなかった。ズミルックスM50mmF1.4と全く同じ外観である。 ズマリットM50mmF1.5後期型 - Mマウント。アタッチメントはφ41mmねじ込みで、前期型にあったバヨネットは廃止された。ほとんどドイツ生産であるが少数ライツカナダでも生産された。 ズマリットM50mmF1.5前期型(1954年発売) - Mマウント。アタッチメントはφ41mmねじ込みだがフードと共用のバヨネットでもフィルターを使用できる。 ズマリット5cmF1.5(1949年発売) - スクリューマウント。5群7枚。アタッチメントはφ41mmねじ込み。シュナイダー・クロイツナッハのクセノンとほとんど同型であり、外観が梨地クロームになったこと、絞りが丸形になったこと程度の差異しかない。開放では中心部以外のボケが流れるようになり、特に夜景の場合に尾を引いたようで目障りとなる。また逆光の場合かなり強いフレアが現れるので作画に注意が必要となるが、ポートレートなどには逆に有益である。F5.6より絞れば一般レンズと変わらず素晴らしいシャープな描写になる。 ゾナー50mmF1.5 - カール・ツァイス製と思われる。ライカ・ゾナーとも呼ばれる。ゾナー58mmF1.5と共に非常に謎の多いレンズである。旧東ドイツのイエノプティク社は戦前期にカール・ツァイスが製造していたと主張していたが、現時点では戦時中に製造されていたと言う事しか判っていない。しかも戦時中に作られたと判明しているレンズの中で、銘がライカ・ゾナーとなっている物は一本しか見つかっていない。ライカ・ゾナー58mmF1.5同様に議論を呼んでいるレンズである。 クセノン50mmF1.5(1936年発売) - アタッチメントはφ41mmねじ込み。 ズミクロンM50mmF2(1954年発売) - Mマウント。ライカを代表する標準レンズ。4群6枚。最短撮影距離0.7m。アタッチメントはφ39mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11819。 DRズミクロン50mmF2(1956年発売) - Mマウント。DRとはデュアルレンジの頭文字で一般撮影と接写の両方を撮影できるとの意。ライカではNF(Near Field )ズミクロンと表記される。近接用アタッチメント、いわゆる「眼鏡」が付属する。ピントリングを近接用アタッチメントなしでの最短である0.9mにするとアタッチメントが取り付け可能になり、0.48mまでピント合わせが可能になる。レンズのカムが測光部に干渉するためライカM6には使用できない。1968年まで生産された。 エルカン50mmF2 - Mマウント。カナダ軍用で本来ライカM4の軍用モデルKE7Aの付属品。4枚構成で描写力はズミクロン50mmF2に劣るという。 ズミクロン5cmF2(1953年発売) - スクリューマウント。沈胴。設計者はウォルター・マンドラー。ライカを代表する標準レンズで、開放から安心して使え、コントラストも高い。アタッチメントはφ39mmねじ込み。当初チャンス・ピルキントン・ブラザーズから納入されたガラスが放射能を帯びていたためガラスが茶色に変色し透過率が下がるとともにカラーバランスが崩れるという問題が起き、急遽ルートヴィッヒ・ライツがウェツラーから10km程離れた場所に研究所を建設し自社製ガラスLaK9を開発して解決した。 *マーク入りズミター5cmF2(1950年発売) - スクリューマウント。沈胴。後のズミクロンであるが、少数が*マーク入りのズミターとして販売された。 ズミター50mmF2(1939年発売) - スクリューマウント。4群7枚。アタッチメントはφ36.5mmねじ込み。沈胴式。ズマール5cmF2の改良型。設計者はマックス・ベレーク。カラーフィルム対応のためコーティングが施されていた。現代の基準からすると残存球面収差が多い。 ズマール5cmF2(1932年発売または1933年発売) - スクリューマウント。4群6枚。アタッチメントはφ36mmカブセ。鏡胴が沈胴式、絞りが直線的な6枚絞りになった。 ズマール5cmF2 - スクリューマウント。初期製品で、沈胴しないため「リジッド・ズマール」「ひょっとこズマール」と俗称される。絞りの枚数が多く形状が丸い。設計者はマックス・ベレーク。前玉に使われている硝材が柔らかいため状態の悪い個体が多くソフト描写で有名になっているが、状態の良い個体で撮影するとズミクロンと変わらないシャープさである。 ヘクトール5cmF2.5(1930年または1931年発売) - スクリューマウント。3群6枚。アタッチメントはφ36mmカブセ。沈胴式。エルマー5cmF3.5によく似た外観だが若干鏡胴が太く前玉が大きい。 ズマリットM50mmF2.5 - Mマウント。 ヴェロスチグマット(Velostigmat )50mmF2.8 - ウォレンサック製、鏡胴の製作と組み立てはニューヨークライツが行った。1947年以降は50mmF3.5になった。 エルマーM50mmF2.8(1958年発売) - Mマウント。沈胴式。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 エルマー50mmF2.8(1961年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ19mmねじ込み、またはφ39mmねじ込み。エルマー50mmF3.5を大口径化したもの。 エルマーM50mmF3.5(1954年発売) - Mマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 エルマー5cmF3.5(1930年発売) - スクリューマウントライカを代表する標準レンズ。3群4枚。アタッチメントはφ19mmねじ込み、またはφ36mmカブセ。沈胴式で非常にコンパクトになる。当初はゲルツの硝子を使用した製品を「旧エルマー」。ショット製ガラスに切り替わってからは「新エルマー」、被写界深度目盛りが赤に塗られている製品を「赤エルマー」と俗称する。 ヴェロスチグマット(Velostigmat )50mmF3.5 - ウォレンサック製、鏡胴の製作と組み立てはニューヨークライツが行った。 ゾナー58mmF1.5 - カール・ツァイス製と思われる。ライカ・ゾナーとも呼ばれる。現存数が20本に満たない。非常に謎の多いレンズで、製造年やどこで作られたのかについて議論を呼んでいる。製造番号から見ると1930年代に作られたとみるべきなのだが確証がない。コーティングが施されている物があるので、1936年か1937年以降に製造されたと考えられるが、当時カール・ツァイスはコンタックスを発売し、市場でライカと激しい競合関係にあったので、競合相手向けのレンズを作れたのか疑問が残る。 エルカン(Elcan )66mmF2.0 - Mマウント。冷戦時代にソビエト連邦圏に駐留するNATO軍のために制作されたとされる。距離計連動。 ヘクトール7.3cmF1.9(1931年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 ズミルックスM75mmF1.4(1980年発売) - Mマウント。1983年にフードが引き出し式組み込みに改良された。5群7枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ60mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11815。 アポ・ズミクロン75mmF2アスフェリカル - Mマウント。 ズマリットM75mmF2.5 - Mマウント。4群6枚。最短撮影距離0.9m。アタッチメントはφ46mmねじ込み。 ズマレックス85mmF1.5(1943年または1949年発売) - アタッチメントはφ58mmねじ込み。 エルカン(Elcan )90mmF1.0 - Mマウント。レンズが大きく、距離計が遮られる為、距離計は連動しない アポ・ズミクロン90mmF2アスフェリカル - Mマウント。 ズミクロンM90mmF2(1957年発売) - Mマウント。当初アタッチメントはφ48mmねじ込み。1980年に光学系が変更され小型軽量化された。4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11136。 ズミクロン90mmF2(1957年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ48mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11136。 タンバール9cmF2.2(1934年発売または1935年発売)) - 軟焦点レンズ。3群4枚。アタッチメントはφ50mmカブセ。球面収差の少ないセンター部分を覆い隠しソフト効果を強める専用フィルターが付属し、装着すると光量が変わるため絞り目盛りがフィルターなしの黒目盛とフィルター装着時の赤目盛の2系統がある。専用フィルターを使用するとソフト効果がより華麗になるが後ボケは明らかにリングボケ、二線ボケになるので、バックは光がフラットな場所か無地が無難となる。F6.3より絞り込むと専用フィルターが光を遮ってしまう。 ズマリットM90mmF2.5 - Mマウント。 エルマリート90mmF2.8(1959年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。設計者はオットー・チンメルマン。 エルマリートM90mmF2.8(1959年発売) - Mマウント。4群4枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ46mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11807、シルバー仕上げ11808。 テレエルマリートM90mmF2.8(1963年発売) - Mマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。ライカの商品コードブラック仕上げ11800。 エルマーM90mmF4(1954年発売) - Mマウント。沈胴式で速写ケースに収まるようになっている。アタッチメントはφ39mmねじ込み。1968年までに約25,000本が生産された。 エルマー9cmF4(1931年発売) - アタッチメントはφ36mmカブセ。レンズNo.1573001以降はφ39mmねじ込み。 ロッコール90mmF4 - ミノルタCLE用。Mマウント。平行カム。 M-ロッコール90mmF4/エルマーC90mmF4(1973年10月発売) - ライツミノルタCL/ライカCL用。Mマウント。変形トリプレット型4群4枚。全てエルンスト・ライツで生産され、ミノルタでは名称リングを装着しただけである。傾斜カムのためライカMシリーズに使用した際に距離計連動精度に疑問を持つ意見もある。 マクロ・エルマーM90mmF4 - Mマウント。 ヴェロスチグマット(Velostigmat )90mmF4.5 - ウォレンサック製、鏡胴の製作と組み立てはニューヨークライツが行なった。 エルマー10.5cmF6.3(1932年発売) - 小型軽量であるため「マウンテンエルマー」の愛称がついた。 ヴェロスチグマット(Velostigmat )127mmF4.51945年発売 - ウォレンサック製、鏡胴の製作と組み立てはニューヨークライツが行った。1944年発売のコーティングの施されていないライカ・アナスティグマットの後継レンズ。 エルマリートM135mmF2.8 - ライカM2以降のファインダーで測距精度を上げるためいわゆる眼鏡付きでファインダー倍率を1.5×に上げるようになっている。Mマウント。4群5枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ55mmねじ込み設計者はオットー・チンメルマン。ライカの商品コードブラック仕上げ11829。 アポ・テリートM135mmF3.4 - Mマウント。 テレエルマーM135mmF4(1965年発売) - Mマウント。3群5枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ39mmねじ込み。設計者はオットー・チンメルマン。ライカの商品コードブラック仕上げ11851。エルマーM135mmF4の後継。 エルマーM135mmF4(1960年発売) - Mマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。ヘクトールM135mmF4.5の後継。 エルマー135mmF4(1960年発売) - スクリューマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。ヘクトール135mmF4.5の後継。 ヘクトールM135mmF4.5(1954年発売) - Mマウント。アタッチメントはφ39mmねじ込み。 ヘクトール135mmF4.5(1933年発売) - アタッチメントはφ36mmカブセ。日沖宗弘は「コスト・パフォーマンスの高いレンズの筆頭」としている。 エルマー13.5cmF4.5(1930年または1931年発売) - アタッチメントはφ36mmカブセまたはφ34㎜ねじ込み。 エルマリート180mmF2.8 - Mマウント。1984年のロサンゼルスオリンピックに際し報道用に少数供給されたもので、鏡胴に「PRESS '84」と刻印されている。 テリート200mmF4 - Mマウント。距離計連動。特注で数本作られたのみと推測されている。 トリエルマー16/18/21mmF4アスフェリカル - Mマウント。非球面レンズ2枚を含む7群10枚。 トリエルマー28/35/50mmF4アスフェリカル - Mマウント。非球面レンズを含む6群8枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。 以下はテリートボックス/ビゾフレックス併用レンズ。テリートボックス、ビゾフレックスI型では135mm以上のレンズしか無限遠で使えないが、ビゾフレックスII型では65mmから全てのレンズが使用できる。新型ビゾはシャッターダイヤルと干渉するためライカCL/ライツミノルタCLには使用できない。 エルマー65mmF3.5(1960年発売) - アタッチメントはφ41mmねじ込み。日沖宗弘は「スペックは地味だがシャープネス・トーン・コントラスト・色再現など全てにすぐれた万能レンズ」「死ぬほど美味な鏡玉」と絶賛している。1984年まで生産された。 ヘクトール125mmF2.5 - (1954年発売) - アタッチメントはφ58mmねじ込み。日沖宗弘は「開放ではややソフト、F3.5あたりから軟らかさを含んだ気品ある、たいへんシャープな描写をする名玉」「死ぬほど美味な鏡玉」と高く評価している。 テレエルマリート180mmF2.8(1965年発売) - アメリカ市場のみで極少数が販売され、250本説や400本説がある。最短撮影距離1.8m。 テリート200mmF4 - (1959年発売) - アタッチメントはφ58mmねじ込み。1984年までにドイツとカナダで約8,500本が生産された。 テリート200mmF4.5 - (1935年発売) - アタッチメントはφ48mmねじ込み。 テリート280mmF4.8 - (1961年発売) - アタッチメントはφ58mmねじ込み。日沖宗弘は「シャープネス・色再現ともに文句なし。国産のちゃちな超望遠レンズとは違ってデリケートなトーンや立体感もよく出してくれる」「死ぬほど美味な鏡玉」と高く評価している。 テリート400mmF5 - (1937年発売) - アタッチメントはφ85mmねじ込み。当時は画期的に明るいレンズであった。 テリート400mmF5.6 - (1966年発売) - アタッチメントはシリーズVII。1971年まで生産された。 テリート400mmF6.8 - (1971年発売) - アタッチメントはシリーズVII。レンズヘッド以外はテリート560mmF6.8と共通。 テリート560mmF5.6 - (1966年発売) - アタッチメントはシリーズVII。 テリート560mmF6.8 - (1971年発売) - アタッチメントはシリーズVII。レンズヘッド以外はテリート400mmF6.8と共通。 テリート800mmF6.3 - (1978年発売) - アタッチメントはシリーズVII。
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ライカカメラAG
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「Lマウントレンズの一覧」の記事における「ライカカメラAG」の解説
ライカカメラAGが製造、販売したLマウントアライアンス純正レンズ。 命名規則記号意味SL35mmフルサイズセンサーに合わせて設計 TLAPS-Cサイズ相当の撮像素子に合わせて設計 ノクティルックス(Noctilux)F1.2以下 ズミルックス(Summilux)F1.4〜1.7 ズマリット(Summarit)F1.5~2.4 ズミクロン(Summicron)F2.0 エルマリート(Elmarit)F2.8 エルマー(Elmar)F3.4以上 スーパー(Super)超広角レンズ バリオ(Vario)ズームレンズ アポクロマート(APO)色収差を高度に補正したレンズ アスフェリカル(ASPH.)非球面(Aspherical)レンズ
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