ロッコール島
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 04:05 UTC 版)
ロッコール島 | |
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所在地 | ![]() |
所在海域 | 大西洋 |
座標 | 北緯57度35分48.12秒 西経13度41分18.96秒 / 北緯57.5967000度 西経13.6886000度 |
面積 | 0.0007843 km² |
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北緯57度35分48.12秒 西経13度41分18.96秒 / 北緯57.5967000度 西経13.6886000度
ロッコール島(ロッコールとう、Rockall)は、北大西洋に浮かぶイギリス領の岩である。海食柱の1つ。ロックオール島と表記されることもある。
位置
北緯57度35分48.12秒 西経13度41分18.96秒 / 北緯57.5967000度 西経13.6886000度座標: 北緯57度35分48.12秒 西経13度41分18.96秒 / 北緯57.5967000度 西経13.6886000度。 スコットランドのノース・ウイスト島西端部、マニッシュポイント (Manish Point) の西方沖合約368kmに位置する。
概要
海面から突出した塔状の岩(高さ約23m、直径27m)。無主地であったため1955年からイギリスが領有権を主張し始め、1972年にイギリスの領土として正式に編入された[1]。排他的経済水域 (EEZ) を設定した場合、豊富な海洋資源を得ることができるため、イギリスは編入後にロッコールを基点とするEEZの設定を検討したが、アイルランド、デンマーク(フェロー諸島の一部として)、アイスランドはこれに反対していた。
1982年に採択、1994年に発効した「海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)」には、121条3項に「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない」と規定されており、イギリスは、ロッコール島は「条約第121条3項に基づき漁業水域の限界のための有効な基点ではない」と判断して政策転換を図り、ロッコール島の排他的経済水域と大陸棚に関する主張を放棄した[2]。
岩(rock)には、それを基点とするEEZを設けることができないが、領土としては認められ、領海も設定できる。イギリスのロッコールに対する領有権主張に対しては、どの国家も異議を申し立てをしていない。
ウェーブランド事件
1997年に環境保護団体「グリーンピース」が、油田開発に対する抗議活動の一環としてロッコール島に小屋を建て、占領した。彼らはロッコール島をグローバル・ステート・オブ・ウェーブランドと名づけて独立国家の樹立を宣言したが、イギリス政府に無視された。
脚注
- ^ Ian Mitchell (2012). Isles of the North. Birlinn. p. 232. ISBN 9780857900999
- ^ 沖ノ鳥島をめぐる諸問題と西太平洋の海洋安全保障 134ページ参照 外交防衛委員会調査室 参議院
関連項目
外部リンク
ロッコール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 05:04 UTC 版)
ミノルタは早い時期からガラス溶解、研磨、コーティングまですべて自社の工場で行い「ロッコール」ブランドをつけていた。1941年入社の斎藤利衛に率いられた設計陣により設計されよく写る優秀なレンズが多く、レンズ製品のブランドロッコールはミノルタ製カメラの名を高らしめる原動力となった。ロッコールの名称は創業地である西宮市から近い神戸市六甲山にちなんで命名された。世界で初めてマルチコート(2層・アクロマチックコーティングと呼ばれる)が施されたのもロッコールレンズであり、このコーティングをされたレンズ特有の緑色の反射光から「緑のロッコール」と呼ばれ、有名になった。しかし1981年、ロッコールの名称は消えて単に「ミノルタレンズ」と表記されるようになった。これに関しては「レンズに独自の名称をつけないという当時の風潮に従った」という説と、「ニューMDレンズ開発の際、一部の光学レンズの供給を他社に頼ったため」との説がある。 ロッコールレンズには「ROKKOR-QF」というように、最後にアルファベット2文字の記号が付いているものがある。これはレンズの群数・枚数を表している。記号と数字の対応は以下の通りである。 群数記号 T=3、Q=4、P=5、H=6、S=7、O=8、N=9 枚数記号 C=3、D=4、E=5、F=6、G=7、H=8、I=9、J=10、K=11、L=12 したがって「ROKKOR-QF」は4群6枚となる。 また輸出向けレンズに限り「ROKKOR-X」、「CELTIC」の名前が付いているものが存在する。
※この「ロッコール」の解説は、「ミノルタ」の解説の一部です。
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