純正レンズとは? わかりやすく解説

純正レンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 03:46 UTC 版)

コンタックスG」の記事における「純正レンズ」の解説

京セラ純正コンタックスGマウント対応レンズオートフォーカス焦点5種・オートフォーカスズーム1種マニュアルフォーカス焦点1種の計7種類発売された。レンジファインダーカメラらしく広角レンズ中心としたラインアップで、全てカール・ツァイスブランド・T*コーティング仕様となっている。焦点距離では16mmから90mmまでが用意されているが、ボディ内蔵ファインダーが対応可能な画角は28mm以上であるため、16mm/21mmレンズにはアクセサリーシュー取り付けて使う専用外付けファインダー付属する。これらのファインダーにはパララックス補正機能はない。コンタックスG1は35-70mmには対応しないほか、21mm/35mmレンズ使用にはメーカーによるアップデートが必要である。 対応ボディがわずか2機種しか発売されなかったことから中古市場での価格リーズナブルであるが、性能面では描写力優れた45mmプラナーカルト的人気を誇る16mmホロゴンはじめとしてラインアップされている製品全て高い評価受けている。レンズ構成比較的本来の仕様に近いものが多いため、「ブランドだけではない本物のツァイスレンズ」を体験したいユーザーにも人気がある。特に、ホロゴンおよびビオゴン見られるバックフォーカス極端に短い構成一眼レフカメラ向けには物理的に設計できず、またデジタルカメラではイメージセンサーへの入射角問題から性能発揮しづらいため、デジタル一眼レフ全盛現代において極めて希少な存在である。 各Gマウントレンズの仕様レンズ構成焦点距離画角絞り最大/最小合焦最短距離ネジ直径突出質量製造発売希望小売価格ホロゴンT*16mmF8 3群5 16mm 106F8固定 マニュアルフォーカス 0.3m なし 57mm 11.0mm 120g ドイツ 1994年 28万円 ビオゴンT*21mmF2.8 7群9 21mm 90度 F2.8/F22 オートフォーカス 0.5m 55mm 59mm 35.5mm 200g 日本 1996年 12万円 ビオゴンT*28mmF2.8 5群7 28mm 75度 F2.8/F22 オートフォーカス 0.5m 46mm 56mm 30.5mm 150g 日本 1994年 5万7000プラナーT*35mmF2 5群7 35mm 64度 F2/F16 オートフォーカス 0.5m 46mm 56mm 31.5mm 160g 日本 1996年 47000プラナーT*45mmF2 4群6 45mm 50度 F2/F16 オートフォーカス 0.5m 46mm 56mm 38.5mm 190g 日本 1994年 37000ゾナーT*90mmF2.8 4群5 90mm 27度 F2.8/F22 オートフォーカス 1.0m 46mm 56mm 63.0mm 240g 日本 1994年 47000バリオゾナーT*35-70mmF3.5-5.6 8群13 35-70mm 62度-35度 F3.5-5.6/F22 オートフォーカス 1.0m 46mm 60mm 54.0mm 290g 日本 1999年 125000円 全てのコンタックスGマウントレンズは京セラカメラ事業撤退に伴い2005年3月生産完了となった京セラによる補修サービス期限2015年3月となっている。2002年1月には日本国内の各小売店舗において「モニターキャンペーン」という名目レンズ安売りが行われ、この時点で既に実際レンズ生産終了していたと見られている。

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純正レンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 00:22 UTC 版)

コンタックス」の記事における「純正レンズ」の解説

戦前・戦後通じて非常に多く卓越した交換レンズ供給された。戦前イエナカール・ツアイス製、戦後東ドイツツァイスから供給されいくつか除き西ドイツオーバーコッヘン工場製である。戦前型戦後型マウント互換性はあるが、戦後型ボディーでは距離計基線長が72mmに短くなったため18cmの直接マウントレンズピント精度足らず使用できず、またシャッターユニット小型化のためレンズ尾部大きい旧ビオゴン3.5cmF2.8は干渉し装着できない。また戦前型ボディー戦後型ボディーでは距離計焦点調節ギア回転方向逆になり、右へ回すと無限遠移動するように変更され二重像の見かけ移動逆になった。アタッチメントはφ40.5mmねじ込み基本サイズである。日沖宗弘ビオゴン21mmF4.5について「開放から相当シャープで少し絞るとクリアーでたいへんシャープ描写をする。色再現もよい。」、戦後ビオゴン35mmF2.8について「よりナチュラルな、すっきりした描写力持ち画面内での奥行感・空気感ではプラナー凌ぐといってよい」「ボケ味柔らかく素直だからどんな状況でも安心して使える」、プラナー35mmF3.5について「開放からコントラストシャープネスともにハイレヴェルで、時によってはうっとうしいくらい彫りの深い写り方をする。特筆すべき木立茂み木の葉描写で、樹木がより元気に生き生きと写る。」、ゾナー85mmF2について「開放付近からかなり解像力があり、一段絞るとたいへんシャープになる、しかし研ぎすまされ感じはなく、穏やかさ失わないゾナーというよりはプラナーという感じ写りで、ボケがたいへん美しい。世界中85ミリレンズ中でも傑作一つかもしれない最近プラナーほど華やかすぎるところがなく、ひかえめであるのがさすが。」ゾナ−135mmF4について「開放付近ではややソフトだが、ポートレートには使えるソフトさだ。二段ほど絞ると鋭さ出てくる。描写には癖が少なくシャープコントラストが高いが素直である」と高く評価している。 コンタックスI時代ニッケル仕上げで「カール・ツァイス・イエナ」(Carl Zeiss Jena )銘。 テッサー2.8cmF8(1933年発売) - 距離計連動ビオター4cmF2(1933年発売) - 4群6。実焦点距離42.5mm。「4 1/4cm」標記製品もある。 ゾナー5cmF1.5(1932年発売) - 発売当時から長らく世界最高速でありつづけ、ライバルであったエルンスト・ライツ(現ライカ)が同スペックのズマリット50mmF1.5を出すのは10年上後になった。3群7アタッチメント初期はφ42mmカブセ、後φ40.5mmねじ込みゾナー5cmF2(1932年発売) - 固定鏡胴アタッチメント初期はφ42mmカブセ、後φ40.5mmねじ込みテッサー5cmF2.8(1932年発売) - 沈胴式。3群4テッサー5cmF3.5(1932年発売) - 沈胴式。3群4ゾナー8.5cmF2(1933年発売) - 3群6アタッチメントはφ49mmねじ込みトリオター8.5cmF4(1932年発売) - 3群3枚アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー13.5cmF4(1932年発売) - 戦前製は凄まじく重量がある。3群4アタッチメントはφ40.5mmねじ込みテレテッサーK18cmF6.3(1933年発売) - 直接マウント方式生産された。3群4テレテッサーK30cmF8(1934年発売) - 3群4。 フェルンオブジェクティブ50cmF8(1934年発売) - フレクトスコープを併用する。1群2枚コンタックスII時代以降クローム仕上げで「カール・ツァイス・イエナ」(Carl Zeiss Jena )銘、コートされたものは「カール・ツァイス・イエナT」(Carl Zeiss Jena T )銘。一部レンズは同スペックのまま光学系変更された。 テッサー2.8cmF8 - 戦前のみの生産距離計連動ビオゴン3.5cmF2.8(1937年発売) - ルートヴィッヒ・ベルテレ設計戦前発売されビオゴンビオゴン銘ではあるがレンズ構成いわゆるビオゴンではなくゾナー型4群6。後玉が大きくコンタックスIIa/コンタックスIIIaには使用できない明るく周辺まで画質優れているが、歪曲収差大き欠点がある。アタッチメントはφ40.5mmねじ込みヘラー3.5cmF3.5(1938年発売) - ジルヴェスター・フーバー設計元来ビオゴン3.5cmF2.8の普及版として企画されたという。試作のみとも500-1000本の生産とも言われる珍品。2群5アタッチメントはφ40.5mmねじ込みオルソメター3.5cmF4.5(1937年発売) - 4群6。 ステレオターC3.5cmF4(1940年発売) - ステレオ写真用レンズビオター4cmF2 - 実焦点距離42.5mm。「4 1/4cm」標記製品もある。 ゾナー5cmF1.5 - アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー5cmF2 - 沈胴式になったアタッチメントはφ40.5mmねじ込みテッサー5cmF2.8 - 沈胴式テッサー5cmF3.5 - 沈胴式ゾナー8.5cmF2 - その大きさ太さから当時」と俗称された。アタッチメントはφ49mmねじ込みトリオター8.5cmF4 - 3群3枚アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー13.5cmF4 - 戦前製は凄まじく重量がある。3群4アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー18cmF2.8(1936年発売) - コンタックスIIとともにベルリンオリンピック合わせドイツ民族とその産業あらゆる分野卓越していることを示そうとしてアドルフ・ヒトラーから開発するよう圧力があったと言われオリンピア・ゾナーと俗称される。ベルリンオリンピック記録映画美の祭典」を撮影したレニ・リーフェンシュタールは後に「ツァイス開発した新型レンズ強力な武器になった」と語っている。最初期型距離計連動式で300台を越えない想像されている。1938年倒立逆像の「フレクトスコープ」というミラーボックス併用となり、その後「フレクトスコープ」が正立逆像改良された。 テレテッサーK18cmF6.3 - 直接マウント方式ゾナー30cmF4(1940年発売) - フレクトスコープを併用する。3群5。 フェルンオブジェクティブ50cmF8 - フレクトスコープを併用する戦後すぐは西ドイツカール・ツァイスのレンズ製造能力充分でなく、東ドイツツァイスからレンズ供給され戦後しばらくは東西ドイツ間で交流があった証左とされる西側生産体制が整うに連れ順次切り替えたものの、135mmより長いレンズその後もずっとイエナ製だった。 トポゴン25mmF4(1950年発売) - トポゴン型4群4。このレンズ合わせ西ドイツツァイスビオゴン21mmF4.5を出すまでそのファインダーターレットに25mmを入れていた。コンタックスIには使用できない距離計連動ビオゴン3.5cmF2.8 - ビオゴン銘ではあるがレンズ構成いわゆるビオゴンではなくゾナー型。後玉が大きくコンタックスIIa/コンタックスIIIaには使用できない明るく周辺まで画質優れている一方歪曲収差大き欠点がある。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦ジュピター12(Jupiter-12 )が多数製造された。アタッチメントはφ40.5mmねじ込みビオメター35mmF2.8(1950年発売) - ハリー・ツェルナー設計。4群5コンタックスIIa/コンタックスIIIaにも使用できるアタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー5cmF1.5 - アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦ジュピター3(Jupiter-3 )が多数製造された。初期ニッコール5cmF1.5も同様のデッドコピーである。 ゾナー5cmF2 - 沈胴式アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦ジュピター8(Jupiter-8 )が多数製造された。 テッサー5cmF2.8 - 沈胴式テッサー5cmF3.5 - 沈胴式ビオター75mmF1.5(1951年発売) - 4群6ゾナー8.5cmF2 - 後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦ジュピター9(Jupiter-9 )が多数製造された。アタッチメントはφ49mmねじ込みトリオター8.5cmF4 - 3群3枚アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー13.5cmF4 - 後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦ジュピター11(Jupiter-11 )が多数製造された。3群4アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー18cmF2.8 ゾナー30cmF4 - フレクトスコープを併用する。 フェルンオブジェクティブ50cmF8 - フレクトスコープを併用する戦後西ドイツでは「ツァイス・オプトンT」(Zeiss Opton T )銘で、コート当然になったのか後には「ツァイス・オプトン」(Zeiss Opton )銘となったビオゴン21mmF4.5(1954年発売) - ルートヴィッヒ・ベルテレ設計。5群8最短撮影距離0.9m。アタッチメントはφ40.5mmねじ込みビオゴン35mmF2.8(1950年発売) - 戦後西ドイツ生産された。いわゆるビオゴン型4群7レンズ構成アタッチメントはφ40.5mmねじ込みコンタックスIIa/コンタックスIIIaにも使用できるプラナー35mmF3.5(1954年発売) - アタッチメントはφ40.5mmねじ込みコンタックスIIa/コンタックスIIIaにも使用できる当時ビオゴン35mmF2.8の普及版という設定であり、性能互角である。 ゾナー50mmF1.5(1950年発売) - アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー50mmF2(1950年発売) - 非沈胴式になったアタッチメントはφ40.5mmねじ込みテッサー50mmF3.5(1954年発売) - 非沈胴式になった。3群4ゾナー85mmF2(1950年発売) - 3群71950年発売)。アタッチメントはφ49mmねじ込みトリオター85mmF4(1950年発売) - 3群3枚アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー135mmF4 - アタッチメントはφ40.5mmねじ込み。 さらに後には「カール・ツァイス」(Carl Zeiss )銘で生産された。 ビオゴン21mmF4.5 - ルートヴィッヒ・ベルテレ設計。5群8最短撮影距離0.9m。アタッチメントはφ40.5mmねじ込みビオゴン35mmF2.8 - いわゆるビオゴン型のレンズ構成アタッチメントはφ40.5mmねじ込みプラナー35mmF3.5 - アタッチメントはφ40.5mmねじ込みコンタックスIIa/コンタックスIIIaにも使用できる当時ビオゴン35mmF2.8の普及版という設定であり、性能互角である。 ステレオターC35mmF3.5(1952年発売) - 戦後生産されステレオ写真用レンズゾナー50mmF1.5 - アタッチメントはφ40.5mmねじ込みゾナー50mmF2 - 非沈胴式アタッチメントはφ40.5mmねじ込みテッサー50mmF3.5 - 非沈胴式テッサー115mmF3.5 - パンフレックスを併用するゾナー180mmF2.8 - 1950年代初めレンズ設計変更されるとともに正立正像スプリットイメージを持つ「フレクトメーター」というミラーボックス併用となった。フレクトメーターマウントの製品適当なアダプターにより他のカメラにも転用できるようになっている

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