ビオター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 00:12 UTC 版)
ビオター(Biotar )はドイツ民主共和国(東ドイツ)のカール・ツァイスがダブルガウス型レンズに使用したブランドの一つ。
最初の製品はモリッツ・フォン・ローア(Moritz von Rohr )によって設計されたペッツバール型F1.8であったが、1927年ウィリー・ウォルター・メルテがF1.4を設計して有名になった。ただしこの時点ではゾナーに優るものとは評価されず、内面反射を低減するコーティング技術の発達により群数の制約がなくなったことと、高級カメラの主流が一眼レフカメラへ移行し対称型のバックフォーカスの長さが評価されたことによりプラナーが主流になるまで、対称型はレンズの主流とはならなかった[1]。ドイツ連邦共和国(西ドイツ)のカール・ツァイスではプラナーブランドを使用し続けた。ドイツ民主共和国(東ドイツ)のカール・ツァイスでは、のちにダブルガウス型のレンズのブランドとしてパンコラーを使用した。
製品一覧
コンタックス(Contax )用
エクサクタマウント
M42マウント
ライカLマウント
関連項目
関わった設計者
出典
- ^ 『クラシックカメラ専科No.3、戦後国産カメラの歩み』p.152。
参考文献
- 『クラシックカメラ専科No.3、戦後国産カメラの歩み』朝日ソノラマ
- 小林孝久『カール・ツァイス創業・分断・統合の歴史』朝日新聞社 ISBN 4-02-258480-7
ビオター
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「カール・ツァイスのレンズ製品一覧」の記事における「ビオター」の解説
ドイツ民主共和国(東ドイツ)で設計されたダブルガウス型レンズに使われたブランド。最初の製品はウィリー・ウォルター・メルテにより設計された。 詳細は「ビオター」を参照
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