むらさき【紫】
読み方:むらさき
1 ムラサキ科の多年草。山地に生え、高さ30〜60センチ。根は太く紫色。全体に毛が密生し、葉は披針形で互生する。6、7月ごろ、白い小花をつける。根は古くから染料に、また漢方で皮膚病や火傷に用いられてきた。みなしぐさ。ねむらさき。えどむらさき。むらさきそう。《季 夏》
2 「紫色」の略。
[下接語] 青紫・赤紫・浅紫・今紫・薄紫・内紫・江戸紫・大紫・京紫・滅(けし)紫・古代紫・小紫・濃(こ)紫・蔓(つる)紫・深紫・藤(ふじ)紫・藪(やぶ)紫・若紫
むらさき【紫】
むらさき 【紫】
むらさき
むらさき
むらさき
むらさき (紫)


●わが国の各地と朝鮮半島、中国の東部に分布しています。日当たりのよい草原にまれに見ることができます。高さは50センチほどになり、白い粗毛があります。5月から7月ごろ、苞葉のもとに小さい白色の花を咲かせます。根は紫根(しこん)と呼ばれ、昔から染料に使われてきました。いまでも染め物は、江戸紫として残っています。
●ムラサキ科ムラサキ属の多年草で、学名は Lithospermum officinalessp. erythrorhizon。英名は Murasaki。
ボラゴ: | ボリジ |
ムラサキ: | リソスペルムム・インキスム 深山蛍葛 紫 蛍葛 |
ルリソウ: | 山瑠璃草 |
ワスレナグサ: | ミオソティス・アルペストリス |
むらさき
紫
紫
- 醤油ヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・京都府〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・大阪府〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・三重県〕
- 溜ヲ云フ但醤油ノコト。〔第三類 飲食物之部・岐阜県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・長野県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・宮城県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・福島県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・岩手県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・石川県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・富山県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・鳥取県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・島根県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・広島県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・山口県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・和歌山県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・徳島県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・香川県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・宮崎県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・福岡県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・高知県〕
- 醤油ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・大分県〕
- 醤油。〔第六類 器具食物〕
- 1 醤油の異名、2 醤油の異名(※ママ)、何れも女詞。色の相似たるよりいふ。
- 醤油のことをいふ。又おむらともいふ。〔花柳語〕
- 紫。醤油の事。
- 醤油。
- 醤油のことをいふ。
- 醤油を云ふ。
- 〔花〕醤油のこと、色から出た語。
- 「むら」(※「むら」)に同じ。
分類 ルンペン/大阪、三重県、京都府、和歌山県、大分県、大阪府、女詞、宮城県、宮崎県、富山県、山口県、岐阜県、岩手県、島根県、広島県、徳島県、石川県、福岡県、福島県、花柳界、花柳語、長野県、香川県、高知県、鳥取県
紫
むらさき。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/22 09:53 UTC 版)
『むらさき。』 | ||||
---|---|---|---|---|
ともさかりえ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル | 東芝EMI | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ともさかりえ アルバム 年表 | ||||
|
むらさき。は、ともさかりえの2枚目のスタジオ・アルバム。1999年2月24日発売。
概要
ともさかりえ名義としては2枚目となるオリジナルアルバム。作家陣に古内東子、種ともこ、そしてシーナ・リンゴ名義で参加の椎名林檎らを迎えて制作された。
シングル「恋してる」(古内東子提供・1998年3月30日 - 1998年10月2日、テレビ朝日系『やじうまワイド』テーマ曲)、「愛しい時」、「カプチーノ」(椎名林檎提供)の表題曲とそのカップリング曲を含む全11曲を収録している。
収録曲
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「Good for us!」 | YOU | M Rie(宮島理恵) | 金子隆博 | |
2. | 「恋してる」 | 古内東子 | 古内東子 | 亀田誠治 | |
3. | 「Good Times Bad Times」 | 種ともこ | 種ともこ | 美久月千晴 | |
4. | 「たそがれ」 | 具島直子 | Pink Opaque | 桐ヶ谷bobby | |
5. | 「カプチーノ」 | シーナ・リンゴ | シーナ・リンゴ | 亀田誠治 | |
6. | 「ふたりのせいじゃない」 | 鈴木祥子 | 鈴木祥子 | 佐橋佳幸 | |
7. | 「愛しい時」 | YOU | 上田知華 | 高野寛 | |
8. | 「木蓮のクリーム」 | シーナ・リンゴ | シーナ・リンゴ | 亀田誠治 | |
9. | 「はじめてのサヨナラ」 | 古内東子 | 古内東子 | 亀田誠治 | |
10. | 「パールグレイ・スノーダンス」 | 上田まり、香川ルナ | 上田まり | 亀田誠治 | |
11. | 「シャンプー」 | シーナ・リンゴ | シーナ・リンゴ | 亀田誠治 |
ムラサキ
ムラサキ | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ムラサキ
| |||||||||||||||||||||
保全状況評価 | |||||||||||||||||||||
絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト)![]() | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||
Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zucc (1846) | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ムラサキ |
ムラサキ(紫、Lithospermum erythrorhizon)は、ムラサキ科の植物の一種。多年草で、初夏から夏にかけて白い花を咲かせる。栽培用には、同属異種のセイヨウムラサキ(L. officinale L.)が利用されることが多い。
特徴
和名ムラサキの語源は、本種が群れて咲くことから「群ら咲き」であるとする説が一般的であるが[1]、図鑑等には紫色の根が由来と説明するものもある[2]。
日本の北海道・本州・四国・九州に分布し、比較的冷たい山地の草原に自生する[3][2]。野生では自生地の環境悪化によって、自生のものは非常に少なく、絶滅危惧種になっている[2]。しばしば、栽培もされている[3]。半日陰の排水のよい土地を好む[3]。
多年生の草本。根は太く、乾燥すると暗紫色になる[3]。茎は直立し、草丈は30 - 80センチメートル (cm) ほどになり[2]、上部は枝分かれする[3]。葉とともに、斜め上向きに粗毛が多い[3]。葉は互生し、葉柄は無く、葉身は披針形で先端と基部は細くなっており葉縁は全縁で、やや平行するように少数の葉脈がある[3]。
花期は初夏から夏にかけて(6 - 8月)[2]、茎先の葉腋についた葉状の苞葉の間に、5弁の小さな白い花が咲く[3][2]。果実は灰白色で、4分果からなる[3][4]。
近縁のセイヨウムラサキは繁殖力が強く、茎は枝分かれして花が小さいことで、ムラサキとは異なる[3]。
利用
播種で増殖するが、栽培は難しい[3]。近縁のセイヨウムラサキは栽培は容易であるが、利用価値は高くない[3]。
生薬
乾燥した根は暗紫色で、紫根(しこん)と称される生薬である[3]。この生薬は日本薬局方に収録されており、抗炎症作用、創傷治癒の促進作用、殺菌作用などがあり、紫雲膏などの漢方方剤に外用薬として配合される。主要成分はナフトキノン誘導体のシコニン (shikonin) 、アセチルシコニン、イソブチルシコニンなどであり、最近では、日本でも抗炎症薬として、口内炎・舌炎の治療に使用される。民間療法では、解熱、解毒、利尿、肉芽の発生を促すため皮膚病、やけど、痔に、1日量3 - 5グラムを水400 ccで半量になるまで煎じ、3回に分けて服用する用法が知られている[3]。
染料
古くから青みがかった紫色「江戸紫」の染料として用いられてきた。紫色とは、もともとムラサキの根を原料として染め上げた色である[7]。色を染めるには、乾燥した紫根を粉にし、微温湯で抽出して灰汁で媒染して染色する。江戸時代には染められた絹を鉢巻にして、病気平癒の為に頭に巻く風習が生まれた(病鉢巻)。
口紅
染料の成分および薬用成分はナフトキノン誘導体のシコニン (Shikonin) で、最近ではバイオテクノロジーにより大量生産されて口紅などに用いられている。
絶滅危惧種
万葉集にもその名が出るほど歴史は古く、奈良時代から江戸時代末期まで栽培が行われてきた。旧東京市歌でも、一番の冒頭で「紫匂ひし 武蔵の野辺に」と歌われるなど、身近な植物であったが、明治時代以降は合成染料の登場により商業的価値を失い、ムラサキ自体も絶滅危惧種レッドデータブックIBにランクされるまでになってしまった。そのため、現在も熱心な愛好家たちが栽培を試みているが、種の発芽率が低い上、ウイルスなどに弱いため、株を増やすのは困難である。このため、現在では中国から近縁種(下記)が輸入され、ムラサキとして流通しているが、ムラサキとの交雑により純正種を脅かすことになっている。
注意
最近健康食品として、美白に効果があるなどとして広く販売されているが、肝癌などを誘発するピロリジジンアルカロイドを含有するため、注意が必要である。近縁種についても同様の危険がある。(詳しくはピロリジジンアルカロイドを参照)
近縁種
- ホタルカズラ (Lithospermum zollingeri)
- セイヨウムラサキ (Lithospermum officinale)
- イヌムラサキ (Lithospermum arvense)
脚注
- ^ 阪倉篤義 『日本語の語源』, 講談社現代新書, 1978年
- ^ a b c d e f 大嶋敏昭監修 2002, p. 404.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 馬場篤 1996, p. 108.
- ^ 大嶋敏昭監修 2002, p. 108.
- ^ “市の花・木 | 東近江市ホームページ”. www.city.higashiomi.shiga.jp. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “絶滅危惧の植物(紫草(ムラサキ))を絶やさない:近畿農政局”. www.maff.go.jp. 2023年11月17日閲覧。
- ^ 稲垣栄洋 2010, p. 51.
参考文献
- 稲垣栄洋『残しておきたいふるさとの野草』三上修(絵)、地人書館、2010年4月10日。ISBN 978-4-8052-0822-9。
- 大嶋敏昭監修『花色でひける山野草・高山植物』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、2002年5月20日、404頁。ISBN 4-415-01906-4。
- 馬場篤『薬草500種-栽培から効用まで』大貫茂(写真)、誠文堂新光社、1996年9月27日、108頁。ISBN 4-416-49618-4。
外部リンク
むらさき(演:田川大樹(舞台))
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 22:38 UTC 版)
「くにおくんシリーズ」の記事における「むらさき(演:田川大樹(舞台))」の解説
フルネームは紫 小次朗(むらさき こじろう)。宝陵高校3年。誕生日は12月3日。血液型はB型。神破飛焔流(しんはひえんりゅう)という流派の剣の達人で、紫色の髪と「美しき剣術家」の異名を持つ。その容姿からモテるのだが、女好きの軟派でもあり、硬派な豪田とはそりが合わない。豪田の妹・砂織に一目惚れしてしまったため、豪田が持ち掛けてきた野球大会への参加を快諾した上に、キャプテンまで引き受けている。専用の必殺投球「ブレードシュート」、同じく必殺打法「飛翔斬り」を駆使する。
※この「むらさき(演:田川大樹(舞台))」の解説は、「くにおくんシリーズ」の解説の一部です。
「むらさき(演:田川大樹(舞台))」を含む「くにおくんシリーズ」の記事については、「くにおくんシリーズ」の概要を参照ください。
むらさき
出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 11:48 UTC 版)
名詞
むらさき【紫】
- その根から染料をとる草本の植物の一種。古来より日本において、染料の原料として栽培されてきた。(秋の季語)
- 色の一つ。赤と青の中間色。語義1の植物より採取し、古くは貴重だったため、高貴な色とされている。
- すし屋などにおける符牒で醤油のこと。
- 女房詞では鰯を意味する。鰯の肉が紫色であることに由来。
翻訳
- 英語: lithospermum purpurocaeruleum
- ブルトン語: limestra
- ボスニア語: ljubičasta f, lila f
- ウェールズ語: porffor, piws
- デンマーク語: lilla, violet
- ドイツ語: purpur
- 古典ギリシア語: πορφύρα (porphura)
- ギリシア語: μωβ (mov), ιώδες (iódhes), ιόχρουν (iókhrun), βιολετί (vyoletí), μαβί (maví), μενεξεδί (menexedhí), πορφυρό (porfiró)
- 英語: purple cf. violet
- エスペラント: purpuro, violkolora
- スペイン語: morado 男性, púrpura 男性
- フィンランド語: sinipunainen, purppura
- フランス語: violet
- 西フリジア語: pears
紫
茈
「むらさき」の例文・使い方・用例・文例
- むらさき)のページへのリンク