内紫とは? わかりやすく解説

うち‐むらさき【内紫】

読み方:うちむらさき

マルスダレガイ科二枚貝。殻はハマグリ似て表面に輪脈が多く黄白色で、内面暗紫色外套膜の跡が天の橋立に似るとされ、橋立貝(はしだてがい)ともいう。食用むらさきがいおおあさり

ザボン一品種。果肉紅紫色で、甘い。《 秋》


内紫

読み方:ウチムラサキ(uchimurasaki)

マルスダレガイ科二枚貝

学名 Saxidomus purpuratus


内紫

読み方:ウチムラサキ(uchimurasaki)

朱欒品種


ウチムラサキ

(内紫 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/03 22:25 UTC 版)

ウチムラサキ
保全状況評価
NOT EVALUATED (IUCN Red List)
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
: マルスダレガイ目 Veneroida
: マルスダレガイ科 Veneridae
: Saxidomus
: ウチムラサキ S. purpurata
学名
Saxidomus purpurata
Sowerby II. 1852
シノニム
異名を参照
和名
ウチムラサキ

ウチムラサキ(内紫、学名:Saxidomus purpurata)は、マルスダレガイ科二枚貝である[1]。学名は、1852年にジョージ・ブレッティンガム・サワビー2世英語版によって命名された。

特徴

ウチムラサキの殻の内側

殻は楕円形で厚く、殻長は9cm程度になる。殻表は黄褐色で粗い成長輪脈があり、内部は和名の通り紫色を呈する[2]

分布

北海道南部から九州東部にかけての太平洋沿岸と、ピョートル大帝湾ポシェト湾以南の日本海および黄海の水深2mから20mにかけての砂礫底で夏季の水温が17度から19度の海域に棲息する[2][3]

利用

ウチムラサキの焼き物

普通種の食用貝として利用されており、潜水漁などで漁獲される。近年漁獲量が減少しているため、人口採苗などで生息数の回復が行われている[4][5]

異名

  • Saxidomus purpuratus (Sowerby II, 1852)
  • Tapes purpurata (Sowerby II, 1852)
  • 大アサリ(オオアサリ) - 伊勢湾三河湾沿岸地域の特産品として知られる[6]が、アサリとは属が異なる。
  • 橋立貝(ハシダテガイ) - 殻の内側の形状を天橋立に見立てた異名[7]丹後地方若狭地方などで用いられる[7]

脚注

  1. ^ Rosenberg, G. (2012). “Saxidomus purpurata (Sowerby II, 1852)”. World Register of Marine Species. 2018年1月20日閲覧。
  2. ^ a b ЕВСЕЕВ Ж.А, ЯКОВЛЕВ Ю.М. “Saxidomus purpuratus”. ДВГИ ДВО РАН. 2018年1月19日閲覧。
  3. ^ 原田和弘. “日本沿岸におけるウチムラサキガイの分布”. 兵庫県立農林水産技術総合センター 水産技術センター. 2018年1月19日閲覧。
  4. ^ 「ウチムラサキ着底稚貝飼育方法」”. 兵庫県立農林水産技術総合センター. 2018年1月19日閲覧。
  5. ^ ウチムラサキ増殖技術の開発”. 兵庫県立農林水産技術総合センター. 2018年1月19日閲覧。
  6. ^ 大アサリ”. コトバンク. 2018年1月27日閲覧。
  7. ^ a b ウチムラサキ貝/オオアサリ/大あさり:生態や特徴と産地や旬”. 旬の食材百科. フーズリンク. 2018年10月18日閲覧。

外部リンク


「内紫」の例文・使い方・用例・文例

  • 内紫という貝
  • 内紫という植物
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